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2010年4月30日

引き込み障子

カテゴリー: 鎌倉か邸


この家には、
障子が16本あります。

そのうち1階の障子は全て、
引き込み障子となっています。

障子は紙の特性を生かし
私たちに柔らかい光を与え、
部屋の熱を静かに包んで
心地よさをもたらしてくれる
とてもすばらしい建具ですが、

一方で普通に納めると
窓の半分の景色を
塞いでしまうことになります。

それを解決するため、
1階に関しては、
障子を窓の脇に
引き込むことが
できるようにしました。

また食堂に関しては、
引き込まれた先に、
光が入るしかけを
作っています。

光り多き洗面所

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洗面所は、
置くものの要素が多く、
暗い空間となりがちですが、
朝、風がそよぎ、
明るい場所で顔を洗うのは、
気持ちがいいものです。

ここの洗面所は、
近くの海から帰って来て、
直接ここへ入れるよう、
テラスドアが付いていて、
それ以外に、
腰と欄間部分に
小窓が二つ付いています。

和室の欄間

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四畳半の和室の欄間は
横長の下地窓。

下地窓が入ることで、
一気に空間が風雅になります。

せっかくの美しい竹小舞、
全てを泥で塗りつくすのは
もったいないですからね。

下地窓を作って、
やはりどこかに
残しておきたいと思います。

和室の襖

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基本的に襖は、
淡黄色の鳥の子紙を
貼ったのですが、
和室のみ
波模様の入っている
紙を貼りました。

階段踊り場の景色

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敷地の北側は、
小さな川の土手になっていて、
とくに今は、
新緑の美しい季節です。

そんな北側の景色を
楽しめるよう、
この家は北側に
窓の多い家です。

結果、
北側にもたくさん光が入り、
家全体が、
建主さんのように
明るい家となりました。

寝室の上

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寝室の上には、
小屋裏収納が付いています。

見学会のとき、
この場所が子どもたちの
一番人気のある場所に。

やはりこういう
基地的というか、
隠れ家的というか、
そういう場所は
子どもはワクワクするようです。

子ども室の廊下側

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2階部分の梁の下端には、
ほとんどに鴨居溝が
彫られています。

将来、家族構成や
生活様式が変化しても、
建具で自在に
対応することを
目論んでいます。

当面、
子ども室と廊下は、
障子で仕切り、
子ども室と寝室は、
襖で仕切ります。

また建主さんが選んだ
アンティーク照明も
かわいらしいですね。

2階のデッキ

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寝室の前のデッキ。
食堂の2階部分になります。

前方の里山の景色と
海風が心地よい場所です。

また五十嵐さんの
達磨窯で焼いた瓦を楽しめる、
「瓦ギャラリー」のような
場所でもあります。

居間から食堂を望む

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ここの建物は、
2階屋部分と平屋部分が
食堂を介して、
斜めに接続しています。

斜めに空間がつながることで、
奥行感を感じさせます。