居間を東に望む
突き当たりは、
洗濯機置場。
洗濯機の前に
建具が付いていますが、
光と風が通る
しかけとしています。
突き当たりが明るいと、
空間に広がりを感じます。
今日は午後、
鎌倉か邸見学会。
朝から作業と準備、
とくにデッキの塗装は
間に合うかどうかドキドキでしたが、
何とか全て整って
見学会に臨むことができました。
参加者は、
飛び入り、お子さんたちを含めて
50名ほどになったでしょうか。
たくさんの方にお越しいただき、
ありがとうございました。
とくにこの家は、
職人はもちろんのこと、
泥コネから始まり、
柿渋塗り、竹小舞かき、
荒壁土塗り、焼杉作り…、と、
様々な人の手と想いが入っています。
それがどんな形で昇華したか、
多くの方にご覧いただいたことを
とてもうれしく思います。
今日をもって
ここの場所での
家づくりの物語は、
一段落しました。
明日以降は、
玄関のチャイムを鳴らし、
別のカタチで
ここを訪れるわけです。
見学会が終わり、
しばし建主さんたちと
団欒したあと、
この場所を離れるとき、
急に切なさと脱力感が
こみ上げてきました。
今日はゆっくり、
寝るとします。
井桁格子の玄関建具が吊り込まれ、
硝子も嵌め込まれましたので、
これで家と外と、
全て仕切ることが
できるようになりました。
・・・・・
・・・・・
所員ブログ1
すむをつむぐ
所員ブログ2
きらくなたてものやスタッフのブログ
ようやく春らしい陽気の日曜日、
朝一番に、建主さんと現場集合。
先日小川町から調達した紙を
障子紙に貼るためです。
貼り方を建主さんに指南し、
全部で障子16本、
建主さんの手で
貼っていただくことになります。
一本貼ってみましたが、
淡い黄色味を帯びた紙の表情が
土壁とよく合っています。
早く全貌が見たいです。
‘か’さん、
楽しみにしてますよ!(笑)
・・・・・
・・・・・
所員ブログ1
すむをつむぐ
所員ブログ2
きらくなたてものやスタッフのブログ
午前中、建具屋の新井さんと
打ち合わせの後、
小川町に行きました。
目的は、
鎌倉か邸の障子に貼る和紙。
昨年の夏、
柿渋塗りに参加していただいた方から、
小川町で作られた和紙を勧められ、
いよいよ障子を取り付ける段になったので、
小川町で漉かれる紙の
色合いや手触りを確認してきました。
ついでに工房を
拝見させていただいたのですが、
日曜日にもかかわらず、
ちょうど紙を漉いているところでした。
世に出回っている紙は、
ほとんどのものが作る過程で
何かしら化学物質を
使っているらしいのですが、
今回漉いているのは、
そういったものを
一切使用しないで
作っているとのことです。
漉いているところを
しばし眺めていたのですが、
女性の方が
音楽を奏でるように軽やかに
紙の原料が溶けた水の中で
3尺×2尺の板を揺すり、
何枚も何枚も
紙を漉いていましたけれども、
この仕事は、
素人上がりでは
腰にきてしまって、
絶対に軽やかにいかないことは
想像に難くありませんでした。
そして
見ていておもしろかったのは、
紙を漉く装置。
竹の柔軟性を利用して、
紙を漉く板の動きを
軽やかなものにしていました。
こうした手仕事の姿は、
音といい、人の動きといい、
美しいですね。
できあがったものも、
このように作る姿を知ることで、
より美しく深く感じます。
ご興味のある方は、
ぜひコチラへ!
・・・・・