泥の引力
今日の午後、
建て主と現場へ行きました。
現場は、
昨日から泥塗り。
左官屋さんが
泥をこね、
泥を塗っています。
すると、
どこからともなく、
うちのムスメとムスコが現われてきて、
泥こねてます(笑)。
そして、
大きなしゃもじのようなもので
泥をすくい上げて、
塗り手の左官屋さんに、
泥を渡す役。
左官屋さんがやっていると
なんてことなさそうに見えますが、
これが実はたいへん!
泥が重くて、
腰を入れないと
すくい上がりません。
また、
次から次へと左官屋さんが
「泥ちょうだい」と来るので、
始終泥をすくい上げなかればならないのです。
しまいには、
手ですくって渡してましたが…
ま、そのほうが確実ですけどね。
一方建て主は、
コテとコテ板を手にして、
自分で塗ってみることに。
初めてコテを手にしたようで、
悪戦苦闘していましたが、
何とか役割を果たしました。
今回塗った壁は、
たまたま家具で隠れてしまうところだったので、
今度は自分の書斎の壁を、
泥塗りから仕上げまで、
手直しなしで、
全部自分でやってもらいましょう。
左官屋も、そうだそうだと、
にこやかに合意。
・・・
こうして泥塗りが始まると、
現場はにぎやか。
とくに子どもたちが、
現場になみなみならぬ
興味を持つようになりました。
泥の引力は強い。