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2015年2月17日

きらくな障子?

カテゴリー: 鎌倉みや邸

住み始めてからしばらく経ち、
周辺の環境に合わせて
二ヵ所続きの窓に障子を設置。

最初から全てを完成させずに
こういう方法論もあるかな、
と思います。

さて今回取り付けたのは、
上下に無双付きの障子。

障子を閉めながら、
通風することができます。

心地よい暮らしのために
必要な機能が滲み出た意匠。

きらくなたてものやが
是とする取り組みの一つです。

最近でも別の家で
同様の障子を取り付けましたが、

「きらくな網戸」に引き続き、
これもいつしか
「きらくな障子」と
呼ばれるのでしょうか(笑)。

2013年12月4日

これも一つの「あるもの生かす」仕事です

カテゴリー: 鎌倉みや邸

鎌倉みや邸にて。

庭師、遠山さんによる外構工事が
数日前に完了しました。

玄関に上がる
大きな石三つ以外は、
全て元々この敷地内にあった石。

建物解体の時に
石を処分すると高いので、
とくにアテがあった
というわけではなかったのですが、

遠山さんが見事に
この子たちを生かしてくれました。

これも一つの
「あるものを生かす」仕事ですね。

また遠山さんの
「石が大好き」という言葉が
伝わってくるお庭です。

しかしやはり庭が整うと、
家が引き立ちます。

家は周りの環境が
あってこそ、です。

時間がかかっても、
取り組んでいきたいですね。

リズムを感じるバルコニー

カテゴリー: 鎌倉みや邸

鎌倉みや邸にて。

この家のバルコニーは、
1階デッキ部分の奥行を小さくする一方、

2階バルコニーは、
少しでも奥行を取りたかったので、

4寸角の梁を
尺5寸ごとにワタリアゴで跳ね出す
構造としました。

おかげで、
小刻みに並んだ手摺の格子も相俟って、
リズムを感じるバルコニーとなりました。

2013年8月24日

洞穴のような階段

カテゴリー: 鎌倉みや邸

鎌倉みや邸にて。

先月塗った荒壁土が
すっかり乾きました。

この家は、
当面この表情が
仕上がりとなります。

階段部分は、
洞穴の中をらせん状に
上がるような感じがします。

2013年8月21日

外壁の板貼り進行中

カテゴリー: 鎌倉みや邸

鎌倉みや邸にて。

黒色の柿渋コートに染まったスギ板が
土壁のたてものを覆い始めました。

そろそろ「ご開帳」の時期が
見えてきました。

2013年7月12日

両面竹小舞

カテゴリー: 鎌倉みや邸

鎌倉みや邸にて。

今回鎌倉みや邸の仕上げは、
荒壁土仕上げとなる予定なのですが、

その仕上げは、
作業上幾つかの課題があります。

その一つは、
室内の間仕切り壁とする場合、

一般的には、
どちらか一面だけが
荒壁土仕上げになり、

もう一面は、
貫伏、斑直しという工程が
必要となって、

仕上げの印象が
だいぶ変わってしまいます。

これまでは、
どちらか一面は
板を貼るなどの対応を
してきたのですが、

今回はどうしても両面を
荒壁土仕上げとしたかったので、

そうだ!
両面に竹小舞をかいてしまえばいい、
という発想に辿り着き、

左官屋さんに確認したら、
それでいきましょう1
ということになり、

作業はだいぶ
たいへんになりましたが、
そのように竹小舞を
かいてみることにしました。

もこもこ

カテゴリー: 鎌倉みや邸

鎌倉みや邸にて。

竹小舞下地の壁に
土を両面から塗ると、

先に塗ったほうの面の土が、
もこもこと隆起して、

何だかかわいらしい
感じがします。