建主も叩く@手広た邸上棟
昨日の上棟にて。
最後の棟木が納まる際、
建主さんと棟梁には、
上にあがってもらって、
叩いていただくことにしています。
もはやきらくなたてものやの
恒例行事の一つ。
この先ほぼ一生を暮らす
器作りの思い出は、
多いほうがいいですからね。
今回はお子さんも近くに寄って、
この光景を目に焼き付けました。
昨日の上棟にて。
最後の棟木が納まる際、
建主さんと棟梁には、
上にあがってもらって、
叩いていただくことにしています。
もはやきらくなたてものやの
恒例行事の一つ。
この先ほぼ一生を暮らす
器作りの思い出は、
多いほうがいいですからね。
今回はお子さんも近くに寄って、
この光景を目に焼き付けました。
我が家から徒歩2分、
今日地元のまちで
上棟を迎えました。
このまちでの仕事は、
我が家を含め、
三つ目になります。
十年前このまちで
大工の藤間さんをはじめ
たくさんの職人に教えられ、
試行錯誤しながら
初めて取り組んだ伝統工法、
当時はこうして
担い手の一人として
継続して取り組んでいきたいという
思いはあったものの、
夢もまた夢、
遠い先のことと
思っていましたが、
あれから十年たち、
今日またこのまちで
藤間さんの弟子の古口くんが
独立して初めての大仕事、
そんな意味でも
たいへん感慨深い上棟でした。
またこうして
近所で仕事できるということは、
建物のためにも、
また私たちにとっても
お互いよいことです。
歴史的なまちなみも、
ある時代の中で、
短期間にできたものは少なく、
数十年、数百年の蓄積として
じっくりと醸成されてきました。
このように、
点の仕事が
いつしか面となり、
木と土の家が連なる
まちなみになれば
うれしいですね。
明日予定していた上棟は
雨天が予想されるため、
昨日延期を決めたのですが、
先行足場のほうは、
そのまま架設。
明日はけっこう降るらしいので、
安全第一、
仕方ないですね。
上棟の愉しみは、
火曜日までお預けです。
大工が長い間かけて刻んだ木材が、
建前に向けて現場に運ばれてきました。
材料の積み下ろしは、
これまではクレーン付きのトラックを
使うことが多かったのですが、
今回は諸般の理由で、手。
ということで私も現場に駆け付け、
現場に下ろすのを手伝いました。
少し労力はかかりますが、
むしろこの方法のほうが
材料が傷つかないので、
よかったのではないかと思います。
確実なのは、
やはり「手」です。
下ろした後、
私一人現場に残って、
外部に露わとなる部分に
柿渋コートを塗りました。
これだと色落ち
しづらいですからね。
明日も材料搬入の予定、
週末上棟に向けて
着々と準備が進みますが、
しかしお天気が心配…
明日延期するかどうか、
決めたいと思います。
今日から大工3人が乗り込み、
土台敷きを始めました。
基礎工事が終わってから、
久しぶりに現場に
人が戻ってきました。
今週は慌ただしく、
明日まで土台敷き、
水木は材搬入、
金曜日は足場、
そして土曜日いよいよ、
上棟です!
上棟の日は
お天気が少し心配、
数時間ごとに、
週間天気予報と
にらめっこです。
今日はあいにくの梅雨空。
しかしながら、
手広た邸のカキシブ隊は、
決行しました。
なぜならば、
小屋の中で行っていた
刻みがほぼ全て終わったので、
小屋の中で柿渋を
塗ることができたからです。
なので大工2名も
柿渋塗りに参加、
更に今日は、
平日だというのに、
大工も含めて
最大11名集まったので、
塗る作業のノルマは、
柱100本余りありましたが、
三時のおやつの時間には、
全て塗り終わることが
できました!
みんなありがとう!ですが、
とくに日野の‘い’さん、
いつもどこの柿渋塗りでも、
大概来てくださって、
本当に助かります。
今度手間返しで、
上越の建物作りに
手伝いにいかせてください。
さて、手広た邸の柿渋塗りは、
これで完了です。
あとは屋根の役物を仕上げ、
土台を敷き、足場を架けて、
来週末、いよいよ上棟です。
雲一つなく
青空が広がるお天気。
そんな絶好の空の下で
手広た邸のカキシブ隊4日目。
参加者は、
建主さんご夫妻と
きらくなたてものや3名。
平日なので、
こじんまりとした人数でしたが、
今日は主に
大小ある2階の床梁を塗り、
がっつりと仕事しました。
最後は、
玄関上にある
構造も兼ねている格子も塗装。
大工もたいへんだったと思いますが、
柿渋が脇に垂れやすいし、
本数はたくさんあるし、
塗るのもたいへんでした(笑)
誰だ、こんな設計をしたのは、
と自分を責めたりもしましたが(笑)
きっと美しい格子の姿が
待っていてくれるので、
またどこかで
やるんじゃないかと思います。
さあ、次回は6月2日(木)。
手広た邸最後のカキシブ隊の予定です。
柱を100本塗る予定なので、
たくさんの方に来ていただくと
とてもうれしいです!
今日は、
陽射しはあたたかいけど、
風が爽やかで、
とても気持ちのよい
お天気でした。
そんなよいお天気の下、
手広た邸カキシブ隊第3回目。
柿渋塗りには
絶好のお天気で、
塗ったらすぐ乾き、
色付き始めました。
そんなわけで、
今日も順調に作業が進みました。
しかし今日は、
大きな2階床梁ばかり
ということもあり、
柿渋が予想以上のペースで
減ってしまい、
午後4時過ぎには、
手元の柿渋がなくなり(苦笑)、
仕方なくそこで作業は終了。
余力を残して
次回は20日作業予定です。
なお今日の参加者は、
建主さんご家族、
藤沢から‘た’さん、
かつてはきらくなたてものや、
今は大工修行中のたつやくん、
そしてきらくなたてものやの3名。
また今日は午後から、
元藤間建築工房の石山くんが
新たな家族を連れて、
遊びに来がてら、
手伝ってくれました。
数年ぶりでしたが、
彼は相変わらず楽しい雰囲気を
持ってきてくれます。
今日は休み、
といいながら、
箱根のあと
厚木の吉岡木材へ。
鎌倉手広た邸にて
小屋梁に引き続き、
居間にかかる太鼓梁を
選ぶためです。
太鼓梁は一本一本
表情が違いますからね、
ましてこれらは、
秦野で新月伐採した木を
原木から自分で買い取った木、
けっこう悩みます。
材木屋と大工と、
なんやかんや議論した末に
三本の木を選び、
一方子どもたちが
ブラブラと待っていたので、
今日はいつもよりさらりと
この場を後にしました。
たまにこうして
社会見学を強制される
子どもたちですが、
行く先行く先、
みんな覚えていてくれるので、
ま、たまにはいいじゃないですか。