カツラの板のうた
(撮影:畑拓)
左から
‘ただいま’の声
連なる頃
カツラの板に
皿も連なる
一昨日の昼前、
左官屋の湯田さんから連絡があり、
手広た邸にすぐ来れる?とのこと。
駆けつけると、
湯田さんたち3人の
いたずらっぽい、
うれしそうな顔。
するとアプローチの部分の両脇に
栗の木を焼いて作った竿掛と、
足元には、
大きな藤の蔓で作った竿置が、
できていました。
建物が完成しかけの頃、
建主さんから車止めの相談があり、
それを受けて湯田さんと、
どんなんがいいかねえ、
という話をしていたのですが、
先日湯田さんたちが
竹小舞用の竹を伐りに行った際、
里山の中で
材料を見繕ってくれたようです。
この人たち、
確か左官屋なんですけどね(笑)
壁だけではなく、
空間を美しく仕上げることが
大好きな人たちで、
左官屋の域を超えて、
もはや芸術家です。
もちろん、
湯田さんたちが塗る壁は、
たいへん美しいです。