瓦葺き再開@手広た邸110723-3
しばらく屋根は、
瓦を上げて積んである状態だったのですが、
今日は久しぶりに金子さんが来て、
屋根を葺いていました。
屋根屋の金子さんは、
今とても忙しいようで、
震災の影響も
少なからずあるようです。
最近では
瓦を瓦桟に釘や銅線などで
留めることが多いですが、
昔は載せているだけですから、
家が激しく揺すられると、
瓦が落ちてしまいます。
だから屋根屋さんは、
その補修に追われて
忙しくなるのです。
こうしたことから
大きな地震が来るたび、
瓦は敬遠される傾向にあるのですが、
しかし少なくとも
私が暮らす地域では、
雨や風、暑さ寒さから
家を守るためには、
素材も下地も
呼吸をする瓦が
最も適していると
考えています。
確かに屋根が軽ければ、
地震に対しては有利ですが、
気候風土に適した瓦を前提に
家の構造を考えるという発想も
ありなのではないかと思います。
とくに太陽が照りつける
暑いこの時期、
ぜひ瓦屋根の下で暮らす心地よさを
感じてもらいたいですね。