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2011年7月29日

所定の位置に@鎌倉た邸110729

カテゴリー: 鎌倉た邸

水道屋の森田さんと私とで
コウヤマキの風呂桶を運び込み、
所定の位置に納めました。

割りとすぐいくかと思ったら、
レベルの調整などで、
思いのほか難航。

最後ばっちりいった時の
喜びはひとしおでした。

その間あたりは、
柑橘系のような爽やかな
コウヤマキの香りが漂っていました。

試しにお湯なしで
湯船に入りましたが、
この香りで十分
気持ちがよく(笑)、

しばらくここに
座っていたい気分でした。

2011年7月27日

洗い出し中@鎌倉た邸110727

カテゴリー: 鎌倉た邸


左官職人の湯田さんの手により、
玄関土間の深草砂利洗い出しが施工中。

今回は敢えて
大きめの砂利が混ざっています。

建主さんと
表情で選びましたが、

なかなか採れない
貴重品とのことです。

2011年7月20日

七色の銅

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸では、
2つ分のエアコンの配管を
壁を伝って2階から地上へ
下ろさなければなりません。

道路から見て
裏手といえば裏手ですが、
方向によっては
見上げるとよく見えるので、

よくあるプラスティックの
既製品ではなく、
銅で包むことにしました。

取り付けてから約1ヵ月、

当初の妖しい輝きから、
鈍い色に落ち着くまでの移行期間、

その両面を持ち合わせた
七色の表情を放っていました。

伝統的に用いる素材は、
経年変化していくものが多いですが、
その中でも銅の楽しさは、
際立っていますね。

2011年7月19日

鉄扉の準備@鎌倉た邸110719

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸では、
玄関先に鉄製の門扉がつきます。

製作はいつものブルームさん。

今日は扉の設置に先立ち、
支柱を取り付けに来ました。

雨の中、おつかれさまです。

2011年7月17日

アルミを隠す@鎌倉た邸110717

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸では、
道路からよく見える部分の開口部は、
ほとんどが木建具なのですが、

そうではない部分は、
アルミサッシを使っています。

しかし家の中から見ると、
アルミの存在感に
違和感を感じるところがあるので、

それを打ち消すため、
内側にアルミサッシとほぼ同じ框寸法の
木格子が入った網戸を取り付けました。

またこれにより、
引き違いのサッシの両側を
半分ずつ開けても、
虫が入ってこないですみます。

2011年7月11日

栗に荏油

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸では、
床の一部にクリを板を
貼っています。

クリの木はアクが強いので、
水に濡れると黒ずんでしまいます。

素地の状態でも美しいのですが、
床板で使う場合は、
お茶などをこぼすこともあるでしょうし、
荏油を塗ることにしています。

塗ったら塗ったで、
しっとりとして
いい感じになります。

また建築や家具で
保護用に使う油は、
数種類あるのですが、

荏油は比較的乾くのが速く、
また香りもいいので、
よく使います。

さてこの作業は、
今日の午前中、
きらくなたてものや2名にて。

五分の一程度、
塗装屋ですな、私たち(笑)

現に月数回、
何かしら塗っているような
気がします。

2011年7月6日

ようやく居間に風@鎌倉た邸110706

カテゴリー: 鎌倉た邸

この家の居間の角には、
両方向にそれぞれ6尺全開する
窓を設けています。

これまでこの場所には、
雨が入らないように
ずーっとブルーシートが
被さっていたのですが、

昨日ようやく建具が入り、
ここから風が入るようになりました。

蒸し暑いこの時期だけに、
やはり全然違います。

この時期確かに暑いですが、
風はまだまだ涼しくて
気持ちいい!ですね。

ところで下の写真は、
その部分の窓の網戸。

大きな網戸のため、
一枚では網が張りきれないので、
中間に格子状の中桟を
設けました。

2011年7月4日

人がたくさん!@鎌倉た邸110704

カテゴリー: 鎌倉た邸

今日の昼過ぎ、

建具屋が3人いて、
水道屋がいて、
電気屋がいて、
ガス屋がいて、
金物屋が2人いて、

大工も来て、

きらくなたてものやも
2人いて、

合計何と10人が
現場を駆けずり回っていました。

風が通る雨戸を
吊り込む作業。

幅6尺あるので、
重い!のだそうです。

格子状の中桟がある網戸を
吊り込む作業。

幅6尺あるので、
網が一枚で貼れないため、
格子状の中桟を
設けました。

本日のメインイベントの一つ、
金物で作った垂壁を
4人がかりで支え、
取り付けました。

私もそのために呼ばれて
現場に行ったようなものでした(笑)

2011年7月1日

同じスギの建具でも@鎌倉た邸110701

カテゴリー: 鎌倉た邸

ついに7月!

最近暑いので、
7月だー、
という感じがします。

さて今日はほぼ一日、
鎌倉た邸の現場へ。

開口部は木建具が入るまで、
ブルーシートで
覆っていたりするのですが、

そこには土壁特有の
冷涼な空気がありました。

現場のほうは、
木建具の吊り込みが
最終段階。

新井さんの建具は、
空間の意図を察した
木選びが心憎いですね。

今回も、
同じスギの建具でも、
落ち着いた表情と
軽やかで明るい表情を
使い分けてきました。

これに関しては、
綿密に打ち合わせすることもあれば、
新井さんの感性に
任せることもありますが、

どちらにしても、
現場で出会う瞬間が
楽しみです。