ご開帳@鎌倉た邸110623
昨日になりますが、
ついに足場が外れました。
坂道の道路から、
色々な角度で
見ることができるので、
建物の周りをうろうろしながら、
しばし外観を楽しみました。
昨日になりますが、
ついに足場が外れました。
坂道の道路から、
色々な角度で
見ることができるので、
建物の周りをうろうろしながら、
しばし外観を楽しみました。
鎌倉た邸では、
明日足場を払う予定ですが、
中も徐々に徐々に、
養生が剥がされ始めています。
色白で柔らかい
女性的な椹の板が
姿を現し始めました。
横に密に
格子の入ったバルコニーが
完成しました。
建物側には大きな
ガラス窓があるので、
この格子で
プライバシーの確保です。
あとは
エアコンの配管が終われば、
いよいよ足場解体です。
浴室ではタイル職人が、
床廻りの仕上げ中。
カラン台は、
木やタイルの色と合うように、
赤色の御影石、
床には少し赤身がかった
タイルを貼る予定です。
写真では床の下地に
バサモルタルを
仕込んでいるところですね。
バサモルタルは、
砂じゃないかと思うほど、
文字通りバサバサしています。
この工事が終わったら、
寸法を測って
コウヤマキの風呂桶の
制作に入ります。
板金屋さんが、
銅の縦樋を取付。
相変わらず銅は、
取付直後は眩しいほど
光っていますが、
しばらくすると落ち着いてきて、
木の色、とりわけ柿渋を塗った木と
色が合ってきます。
またこの家の外壁は
構造材を覆い隠す
大壁なのですが、
出隅は塗り回さずに、
それぞれの面を
幅(というか奥行)7cmほどの
見切材で縁を切っています。
そのために、
見切材で挟まれた部分に
縦樋を納めることができるので、
縦樋が沈んで見えることに、
あるいは縦樋の丸い形状が
面取りのように見えることになります。
そもそも渡りアゴで組む家は、
出隅部分にぴょこぴょこと
木材の小口が出てくるので、
この納まりのほうが
納めやすいということも
ありますけどね。
最近よく採り入れる
納まりです。
鎌倉た邸の
外壁の砂漆喰塗りが
完了していました。
先週中には
仕上がっていたようです。
仕上がると
光を柔らかく受け止め、
一気に表情が
引き締まりますね。
早く足場を外して
全体像が見たい!です。
今日は久しぶりに、
たくさんの職人が現場に。
まず朝一板金屋さんと、
縦樋の取付要領等について
打ち合わせ、
左官屋は
今日これで壁の仕事は
おしまいになるのですが、
和室の壁の仕上げ塗り、
タイル屋は、
浴室壁にモザイクタイルを
貼る仕事、
大工は、
バルコニーの造作工事にかかり、
そして私たちはと言えば、
バルコニーに使う材木を
組む前に柿渋コートを塗装、
(今日私は柿渋コートデーでした)
最大で7名が
現場に居ました。
仕上げの段階では、
こうして現場が賑やかになることが
多いですね。
横浜こ邸に引き続き、
こちらもゴールが
見えてきました。
和室の壁の仕上げ塗り。
浴室壁のモザイクタイル貼り。
バルコニーの造作仕事。
柿渋コート塗り。
おおかた横浜こ邸の仕事が
終わった左官屋さんご一行が、
一斉に鎌倉た邸へ。
珪砂入土佐漆喰で
外壁を仕上げ始めていました。
こちらも足場を外す日が
見えてきました!
鎌倉た邸では、
門から玄関に至る天井に、
一定のリズムで
ヒマラヤスギの梁が
並んでいます。
現場の中に入る時も、
もちろんここを潜って
入るのですが、
湿気の都合か、
気温の都合か、
お天気によっては、
ヒマラヤスギの
何とも言えない
爽やかな香りが
漂います。
今日も香りを
強く感じることが
できました。
香りのする木を
玄関に持ってくるのは
人を迎え入れる空間として、
またその日の様子が
分かったりもするので
いいかもしれませんね。