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2011年3月28日

鎌倉た邸110328

カテゴリー: 鎌倉た邸

浴室廻りの納まりの
打ち合わせのため、

大工、水道屋、板金屋、
タイル屋、設計屋、

合計6人が約1坪の空間に
所狭しと集結!

水廻りは、
それだけ絡む人が
多いということですね。

浴室と便所の間仕切りの
曲線の壁の下地が
できていました。

木ずりは厚さ約7㎜と薄いので、
曲線を作る場合に重宝します。

漆喰を塗り込むのもいいですが、
ここから漏れる光も、
なかなか美しいです。

タイル屋さんが、
厨房のタイル貼り。

いつもタイル貼りは、
ダンゴ貼りですが、
今回はプラスターボードに、
エコボンドで貼り付ける方法です。

2011年3月23日

鎌倉た邸110323

カテゴリー: 鎌倉た邸

地震後先週末まで、
現場は誰も居なかったのですが、
今週から本格的に再開。

大工3人、
足場を駆けずり回り、
外壁の下地作りを
行っています。

まずは通気層を作るための、
縦胴縁を打っていました。

こうすることで、
壁の中の空気が淀むことなく、
新鮮な空気が通うことになります。

2階の外部建具は、
ほぼ吊り込みが完了していました。

今は足場が邪魔をして
外から見ることができませんので、
足場の外れる日が待ち遠しいです。

2011年3月4日

鎌倉た邸110304

カテゴリー: 鎌倉た邸

外の陽射しを見ると
あたたかそうにみえるのに、
実はしんと冷える日でした。

今日鎌倉た邸の現場では、
2階の硝子が入りました。

これで少し現場の中が
あたたかくなりそうです。

2011年3月2日

クスノキのかべ

カテゴリー: 鎌倉た邸


衣服を納める納戸の壁に
クスノキの板を
貼ることにしました。

クスノキは
樟脳の原料になるくらいですから、
自然の防虫剤です。

この木に鋸をあてると、
強烈な匂いを発しますが、
風が通る場所で
板として佇んでいる分には、
心地よいと思えるほど
ほのかな香りが漂います。

木の表情は、
くすんだ灰色に、
変幻自在な模様が現れる
渋い‘大人’の顔。

ヒノキが色白の優等生、
スギが元気で素直な青年、
サワラが控えめな少女、
だとすれば、

クスノキは、
悪い虫を寄せ付けない、
アクの強い初老の男性
といったところでしょうか。

だとすれば、
十数年経てば私も、
クスノキになりうるのか(笑)

その頃、
爽やかな香りを発せられるよう、
精進します。

鎌倉た邸110302

カテゴリー: 鎌倉た邸


3月に入ったというのに、
とても寒い日でした。

どんより雲と、
冷たい雨。

真冬の凛とした寒さとは、
また違う寒さです。

現場の中も、
とくに暖房器具が
あるわけではないので、
あたたかいお茶が頼り。

明後日は外の面の
硝子が入る予定ですが、
それが入れば、
かなりましに
なりそうです。

2011年2月22日

本物はよい

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸にて。

できたばかりの階段で
2階へ昇ると、
和室の天井ができていました。

普段は天井を貼らずに、
大工の力作である
木組みを見せることが多いのですが、

こうした造作仕事も、
大工の技を
魅せてくれますね。

また天井の板は、
合板の上に表面だけ
薄皮一枚お化粧した
突板やプリント合板などが
主流かと思いますが、
ここはウヅクリをかけた、
本物の板。

やはり合板など比べれば、
素材感がとてもよいです。

工業製品ではありませんので、
唯一無二というのも、
緊張感がありますね。

今や‘本物’の天井板は、
なかなか手に入らず、
それ以外の造作仕事も、
「お化粧板」ばかりのご時世ですが、

やはりどうせ使うのでしたら、
色々な意味で、
本物を使っていきたいですね。

鎌倉た邸110222

カテゴリー: 鎌倉た邸

階段廻りの造作が
完成しました。

壁は、木ずりのままでも、
いいかもしれません(笑)。

ここから見える光が
だんだんと春らしくなってきました。

2011年2月10日

抽象画の下絵?

カテゴリー: 鎌倉た邸

鎌倉た邸では、
階段造作が
着々と進んでいます。

階段を見上げると、
ロフトに上がる
急勾配の階段の
上げ裏の木ずりが
打ち終わっていました。

斜めに上がっていく壁だけに、
また木ずりが描く線によって
遠近感が強調され、

また見方によっては、
抽象画の下絵のようにも
見えます。

ところでこの写真は、
どちらが上だ?

2011年2月9日

鎌倉た邸110209

カテゴリー: 鎌倉た邸

今日は木建具職人が、
外部の木建具を
吊り込んでいました。

次第に空間の輪郭が
明らかになってきております。

この家は
外部も内部も
木建具が多く、

今日は三人がかりで
作業を進めていました。

まだまだたくさんあるので、
吊り込み作業は来週に続きます。

少し前に終わった
間仕切壁の中塗りが、

乾燥した空気に晒されて、
早速乾いています。