焼杉サンプルを作りました
昨日の夕方、焼杉のサンプルを、小型バーナーを使って作りました。
写真左から、
①焼きっぱなし
②焼いた後柿渋でふき取ったもの
③焼いた後、水洗いしたもの
④年輪が浮き出るように焼いたもの
(写真の光の加減でよく分からないかもしれませんが…)
焼いてみて感じるのですが、木というのは燃えにくいことに気が付きます。
バーナーを近づけると、炎を上げて黒く焦げてくるのですが、いわゆる「燃える」という感じにはなりません。
そしていったん焦げると、それ以上バーナーを近づけても、炭化が多少進みますが、あまり変化を感じません。
昔焼杉が密集した市街地に立つ町家などに使われる理由がよく分かります。意匠性もさることながら、防火材としても考えられていたのでしょうね。
そして焼いた後、洗ったり柿渋を塗ったり、人の手が入れば入るほど、よい色艶が出てきます。
だから手を入れるほど、かわいくなってきます。
一度皆さん、木の性質を理解するうえでも、やってみることをお勧めします。
やたらな場所でやるとつかまりそうですが(笑)。