ブログ
2012年10月4日

白壁から伝わること

カテゴリー: 二宮し邸

二宮し邸にて。

階段廻りは、漆喰塗り。

以前も紹介したとおり、
この家の漆喰部分は
全て建主さんが
下地をこしらえ、
塗ったものです。

遠くから眺めても、
近くで観察しても、

ていねいにていねいに、
仕事を重ねた様子が
伝わります。

決しておカネはかけずとも、
ていねいに手をかけた家。

きっとこの家は、
長生きだ。

撮影:畑拓

2012年10月2日

すりっと雨戸夜景

カテゴリー: 二宮し邸

二宮し邸にて。

この場でたびたび紹介した、
通気スリット入り雨戸の夜景。

夏の夜、
安心して風を通すために
考えた意匠ですが、

夜スリットから漏れる灯により、
プライバシーを守りつつ
あたたかな家族の様子が
伝わってきます。

撮影:畑拓

2012年10月1日

土間の厨房昼景

カテゴリー: 二宮し邸

畑拓さんが撮影した、
二宮し邸の土間の厨房昼景。

サワラの箱と
クリの箱の、
重なるさま。

ここで
お茶の支度をしている姿を
想像していたら、
元気が出てきました(笑)

土間の厨房夜景

カテゴリー: 二宮し邸

畑拓さんが撮影した、
二宮し邸の土間の厨房夜景。

ここで夕ごはんの
支度をしている姿を
想像していたら、
おなかが減ってきました(笑)

2012年9月30日

道路から見た夜景

カテゴリー: 二宮し邸

畑拓さんが撮影した、
道路から見た二宮し邸の夜景。

窓の位置が整っているので、
夜景が美しく見えます。

窓越しに見える、
灯りに照らされた小屋組みも、
いい感じです。

2012年9月21日

白太の扉

カテゴリー: 二宮し邸

二宮し邸にて。

写真右側に、
便所の扉が見えます。

この扉の鏡板は、
スギの板。

スギというと、
赤白の対比が美しい
という印象の強い木ですが、

この扉は、白太だけで
まとめています。

建具屋の新井さんとの対話により、
この家は壁にサワラを使ったり、
室内が白い印象の強い家なので、

建具も白くいこうと
いうことになりました。

スギは日本中どこでも採れますが、
色々な使い方ができるから、
本当に面白い木です。

イマをみおろす

カテゴリー: 二宮し邸

二宮し邸にて。

先日、カヤから障子に至るまでの
流れを見上げた写真
紹介させていただきましたが、

逆に障子から見下ろすと、
↓こんな感じです。

サワラの身も心も
柔らかな床板が、
印象的な居間です。

動きを生むマツの式台

カテゴリー: 二宮し邸

二宮し邸にて。

家族の中心に立つカヤが
家全体の印象を柔らかくしていますが、

耳付きのマツの板が、
その足元を固めています。

無機質で「静」なるコンクリート土間、
あるいはサワラやマツ自身の
静かな色合いに対し、

自然の造形が覆い被さることによって、
空間に静かな「動き」が生まれます。

2012年9月20日

さらりと土間厨房

カテゴリー: 二宮し邸

二宮し邸にて。

玄関の戸を潜ると、
そこは7畳分の土間。

その一角は厨房です。

つまり、
玄関兼厨房。

土間に入ると
奥にかまどがあった
昔の民家のようです。

厨房の台は、
クリでできた箱、

その背面には、
ヒノキとサワラでできた箱、

全体的にさらりとした表情の
厨房となっています。

カヤから白い花が咲く

カテゴリー: 二宮し邸

二宮し邸の
居間吹抜の東面。

上に向かって

カヤの丸太、

はしご、

白い漆喰壁、

障子、

という流れが、

気に入っています。

カヤの木が白い花を
咲かせたようにも見えます。

なお、
火打梁に架かっているはしごは、
吹抜西面にある窓を
開け閉めするためのもの。

あまり使わないとすれば、
何かを吊るすものとして
使っていただければと
思っています。