黒壁の家ご開帳
二宮し邸にて。
昨日足場が払われて、
黒い板壁がスッキリと
露わになりました。
ということは、
この現場も完成が
見えてきました。
うーん、寂しいなあ。
二宮し邸にて。
外壁のスギ板貼りは、
あと一日あれば終わるのでないか
というところまで来ました。
南面の戸袋2面が
まだ残っていますが、
ご覧の通り、
フォレストボードが
露わになっています。
フォレストボードとは、
本来製材時に廃棄物となる
スギの樹皮を利用した
断熱材なのですが、
こうして壁に断熱材を使うのは、
きらくなたてものやとしては
はじめてのことです。
というのもこの家は、
コストを下げる目的もあって、
壁は荒壁土一発仕上げ。
これはこれで、
野趣溢れる
なかなかいい雰囲気なのですが、
外気から家の中を柔らかく包む
土壁の厚みが約4cmと
いつもに比べて十分に確保できないので、
それを補うために、
フォレストボードを
入れることにしました。
筋交いも少し見えていますが、
これも土壁が薄いため、
土壁だけでは耐力壁を
確保できないので、
今回は筋交いで補っています。