鎌倉た邸の軸組模型
鎌倉た邸の
軸組模型ができあがりました。
高台で道路に接する面を
妻面船枻(せがい)とし、
力強さの表現を試みています。
今日練馬にて、
建方作業が始まりました。
作業は総勢7名、
大工をしていたうちのたっちゃんも
含まれます。
この家は、
私にとって初の
落とし込み板壁の家。
これも伝統構法の一つで、
私は蔵などで
見かけたことがあります。
この構法は、
刻みに時間がかかる代わり、
一度建ててしまうと、
そのあとは早く仕上がります。
水曜日上棟予定、
楽しみです!
階段部分の
尺幅の木格子。
これもデザインを兼ねた
構造の一つです。
午後、八王子の現場へ。
本来だったら今、
竹小舞に土を塗りたいところですが、
ここのところ寒さが続き、
土が凍るといけませんので、
ここはグッとガマンして、
土塗りは見合わせ。
その代わり、
大工がバリバリと
造作工事を進めていて、
夏だったら
もう住めそうです。
サッシが入っているので、
あとは玄関戸がつけば
泥棒も入りづらくなり、
しかも竹小舞の状態では
風通しがいいので、
夏はかえって住み心地が
いいかもしれません(笑)。
しかし今は
まだ風が冷たい早春。
壁が待ち遠しいですね。
ということで今進んでいる
造作工事は以下のとおりです。
厨房と居間の間のカウンター。
1寸五分厚の、松の一枚板です。
木摺下地の壁。
竹小舞の下地も美しいですが、
木摺もいいですね。
便所の床。
椹の板で、
既に仕上がっています。
玄関の枠廻りの造作。