ブログ
2008年10月2日

光室

カテゴリー: 鎌倉ほ邸


鎌倉ほ邸の小屋裏は、
硝子面が多く、
さながら‘光室’です。

奥でメモしているのは、板金屋さん。
水切りの採寸にいらっしゃいました。

2008年9月30日

ちぎりぎ

カテゴリー: ピスカリア


ピスカリアの
尺三寸角の栗柱に
埋め込まれた‘ちぎりぎ’。
木の割れが広がらないように
何ヵ所かに埋め込まれています。

ちぎりぎは漢字で、
‘千切り木’、
あるいは、‘乳切り木’、
と書くようです。

またちぎりは、
‘契り’とも。

蝶々みたいなこの形、
語感として、
何となく分かるような気がしますね。

2008年9月27日

焼杉作業2回目

カテゴリー: 藤沢む邸


藤沢む邸の焼杉作業、
本日2回目。

参加者は合計3名、
こじんまりと行いましたが、
爽やかな空気の下で
作業はだいぶ捗りました。

今回は焼いた杉板に、
ベンガラを油で溶いたもので塗って
仕上げます。

塗る手間と
ベンガラと油の用意が
必要となりますが、

しかしこの方法は、
焼くのも塗るのも、
少々イイカゲンでも、
作り手に「いい色になれ」と
念ずる気持ちがあれば、
品と深みのある美しい色が
生まれるというところが
すばらしい!

2008年9月25日

窓が入る

カテゴリー: 藤沢む邸


藤沢む邸に
窓が入りました。

荒壁も塗られ、
もう住めそうです(笑)

ここは「準防火地域」というところで、
しかも敷地いっぱいに建てているので、
硝子は原則として、
網入りガラスとなります。

2008年9月23日

焼杉隊始まる

カテゴリー: 藤沢む邸

藤沢む邸の外壁は、焼杉板。
焼杉作りは、自主施工です。

ということで今年も
焼杉隊の季節がやってまいりました。

今日の参加者は、
建て主さんご一家、
設計者仲間の‘ま’さん、
NPOつながりで東京から‘ひ’さん、
午前だけ大宮から応援の‘あ’さん、
そしてきらくなたてものや2名。
皆さんありがとうございます。

いつものことながら、まず、
バーナーで杉板を焦がします。

そのあと、
これまでの仕事では、
焼いた煤を掻き落とし、
古材のような色として仕上げていましたが、
今回は焼いた後に、
ベンガラを塗ることにしました。

柿渋を作っているトミヤマの社長吉村さんが
以前「木の建築塾」で仰っていた仕上げで、
実際試してみたところ、
仕上がり具合が何ともいえぬ
深い色合いでよかったので、
今回採用することにしました。

ベンガラを塗った直後の様子。
なおベンガラは、
亜麻仁油500ml+桐油500mlにつき、
ベンガラ150gの配分で溶きました。

そのあと拭き上げると
こんな感じです。

深い紫といいますか、
赤黒いといいますか、
言葉では表現しがたい
玄奥な色です。

・・・・・

ということで次回は9/27(土)。
ついでに申し上げれば、
その次は、10/12、10/13に作業します。
興味ある方はぜひ!

2008年9月20日

鎌倉ほ邸は今 080920

カテゴリー: 鎌倉ほ邸


貫伏、斑直しが
乾いてきました。

荒壁土に砂を混ぜているので、
ひび割れが少なく、
ざらっとしています。

大工仕事のほうは、
1階の床貼りが
ほぼ終わろうとしています。

藤沢む邸は今 080920

カテゴリー: 藤沢む邸


外側から土を塗る、
裏返し塗りが
ほぼ終わろうとしています。

土が乾こうとして、
あたりに湿気と土の香りが
たちこめています。

2008年9月17日

きずり

カテゴリー: 鎌倉ほ邸


現在の鎌倉ほ邸、
現在2階の間仕切り壁に
下地として
木ずりを打ちつけています。

このあと中塗をかけ、
仕上げ塗を施していきます。

2階の床梁にかかる荷重を
できるだけ軽くするため、
また少しでも電気配線しやすいように、

一方で一般的によく使う
石膏のゴミを出したくないので
2階の間仕切り壁には
下地に木ずりを使います。

こちらの下地も、
竹小舞とは違う
美しさがあります。

2008年9月12日

土香る

カテゴリー: 藤沢む邸


先週から、
荒壁土塗りが始まりました。
美しい竹小舞も、
泥の中に埋もれていきます。

あたりに醗酵した土の香りが
立ち込めています。

今日は蒸し暑い日、
小屋組から漏れる陽射しの
まぶしい日でした。