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2008年7月24日

瓦が来た

カテゴリー: 鎌倉ほ邸


今朝、五十嵐さんの瓦
現場に届きました。

私は立ち会えなかったのですが、
五十嵐さんが藤岡から直々にいらして、
瓦を運んでいただいたようです。

屋根のほうは昨日、
二分三厘の流れ桟と
六分の瓦桟が取り付けられていたので、

今日は早速、
屋根屋の金子さんの手で
ひたすら瓦を屋根に上げ、

まず南面の軒先(一番低い部分)と
ケラバ(両脇の部分)から
瓦が据え付けられていきました。

それにしても
屋根の上は暑いです。
屋根屋の金子さん、
麦わら帽子をかぶっての作業、
本当におつかれさまです。

2008年7月22日

篠と棕櫚

カテゴリー: 鎌倉ほ邸

篠竹と

棕櫚縄。

いよいよ明日から、
竹小舞かきです。

土台入りました

カテゴリー: 藤沢む邸


今日、5寸角のクリの土台が
基礎に取り付けられていきました。

クリがきれいに
柿渋色に染まっております。

来週早々、
いよいよ上棟です。

2008年7月21日

柿渋塗り作業(最終回!)

カテゴリー: 藤沢む邸

曇りがちの空模様、
蒸し暑い空気の中で、
藤沢む邸、最後の柿渋塗り。

今日の参加者は、
建主の‘む’さん(奥さん)に加え、
友人であり、鎌倉く邸の建主の‘く’、
うちの息子の‘げ’、
きらくなたてものやの‘せ’と私、

そして夕方より、
‘せ’の友人二人が飛び入り参加。
明るいうちに終わるか、
微妙なところでしたが、
最後みんながへばり気味の時に
参加してくれたので、
大いに助かりました。

さて今日塗ったのは、
5寸角の2階根太、
そして6寸角の通し柱だったり、
7m×5寸×7寸の杉の梁だったり、
6m×尺×7寸のタイコの松だったり、
大きくて長い材。

運ぶ際にとても重いので、
大学のとき一緒にラグビーをしていた
‘く’を連れ出したというわけです。

長い材は大工も加わり、
こうしておおぜいで作業しました。

作業の合間に、
作業場を下ったところにある川で、
‘く’と‘げ’とで水遊び。

うちの息子‘げ’は、
当初ここへ作業に来ること自体
あまり乗り気でなかったのですが、
川を目の前にすると豹変。

川で遊びたいがために
作業をがんばり、
そして午後、
「待ってました!」の川では、
水がちょっと冷たかったにもかかわらず、
泳いだり魚を見つけたり、
3mほどある岩の上から飛び込んだりと
大はしゃぎ。

作業の続きがあったので、
引き上げる時は、
とても残念そう。

はい、
思う存分川を楽しんでもらうために、
今年は初めて、
川の旅に連れていきます。

大人たちも、
もちろん川の中へジャボン。

巨体の‘く’が
頭から川へ飛び込むと、
地響きのような轟音とともに
水しぶきがどこまでも飛び散り、
普段静かな川面には暫く、
荒波が立っておりました(笑)。

学校でも前から二番目の
小さな‘げ’の飛び込みとは、
対照的です。

それにしてもやっぱ、
この季節の川は、
気持ちいいなあ。

お盆の頃の川の旅が、
待ち遠しい!です。

2008年7月19日

柿渋塗り作業(4回目)

カテゴリー: 藤沢む邸

暑い!
と思ったら梅雨明けのようです。

そんな暑い陽射しの下、
週末恒例の柿渋塗り作業でした。

今日の参加者は、
きらくなたてものやの‘せ’と私…、
だけのはずでしたが、
この家の棟梁の大工集団、
杉原建築の女の子‘か’さんが
一日手伝ってくれました。

とても助かりました。
ありがとうございます!

今日は1階の柱を
約30本塗りました。

照り返す陽の光が
暑さを物語ってます。

ということで次回は明後日21日。
構造材に柿渋を塗る作業は、
次回で最後です。

暑い!ですが、
興味のある方はぜひ!

今度は休憩時間中、
川で遊ぼう。

2008年7月16日

上棟すると

カテゴリー: 鎌倉ほ邸

横を望むと、
木組みの向こうに
吸い込まれ、

見上げると青空に、
吸い込まれるような心地。

こうした光景も、
すぐに見納め、

ゆくゆくは、
屋根ができ、
壁ができ、

上棟すると、
さみしさと
楽しみが入り混じる
日々が始まります。

2008年7月14日

いくつかのナゾが解ける

カテゴリー: 藤沢む邸

今日、所用で、
藤沢む邸に寄りました。

すると一昨日の暑い日、
大工顔負けなほど
カケヤを振るっていた、
水道屋の森田さんが、
外の配管工事をしていました。

こうして所狭しと長く深く、
スコップで地面を掘ることが多いから、
足腰がしっかりし、
それでばっちり、
カケヤを叩けるというわけですね。

現場を徘徊していると、
基礎の片隅で、
猫が心地よさそうに昼寝しているのを発見!

前々からこの土地がお気に入りのよう。

どおりで前々から、
‘運来’が敷地のあちこちでに
転がっていると思った!

こちらの気配を察すると、
名残惜しそうに、ゆっくりと退散。

もうすぐ上棟だから、
たいへん心苦しいのですが、
危ないですので、
しばらく立ち退きを
お願いいたします(笑)。

2008年7月13日

柿渋塗り作業(3回目)

カテゴリー: 藤沢む邸

昨夜の上棟の余韻を残しつつ、
朝早く起きて飯能へ。
そう、毎週末恒例になりつつある、
藤沢む邸の柿渋塗りです。

今日の参加者は、
建主さんご家族に加え、
お手伝いとして、
千葉から‘た’さん、
横浜から‘か’さん、
(遠いところありがとうございます!)
きらくなたてもやから2名、
(私は出たり入ったりでしたが)
の計8名。

今日は、
土台、差鴨居、
1階柱の一部
桁廻りの一部
を塗りました。

柱等を塗っている様子。
日射しが強いためか、
柿渋の色づきが早いです。

土台は栗。
運んでやっぱり重かった!

もう夏です、
今日もとても蒸し暑い日、
こんな日は、
スイカがうまい!

建主さんが差し入れとして
遠路はるばる藤沢から、
大きなスイカを持ってきてました。

・・・

しんどくも楽しい柿渋塗りも、
ついに来週末でおしまい!

‘大きな木’を塗るので、
興味ある方はぜひ!

2008年7月12日

祝 上棟!

カテゴリー: 鎌倉ほ邸

今日はいいお天気、
を通り越して、
今年一番の暑い日だったそうで、
そんな今日、
鎌倉ほ邸の上棟でした。

大工衆、左官屋、水道屋、屋根屋等々、
朝から20名近い職人が集結。

カケヤの心地よい打撃音と、
男の賑やかな掛け声と笑い声が響きわたる、
今回も心地よい上棟でした。

皆さんのおかげで
私は伝統構法の設計に取り組めるということを
今日改めて再認識しました。
本当にすばらしいチームです。

私は家を設計する際、
その家なりの
‘リズム’を見出すのですが、
今回は2階床梁に、
6寸ないし4寸の梁が
渡りアゴで尺5寸間隔に並ぶ設計。

そして今回、
私にとって初めての試み、
構造材に全てヒノキを使用。
白肌で清楚な印象です。

手刻みの仕事の上棟は、
まちじゅうに響き渡る
このかけやを叩く音が
とてもいいですね。

ところでこのかけや、
実際に持つと分かりますが、
意外と重いです。

夜はいつものとおり、
現場で上棟祝い。
建て主さんを始め、
皆さんのひとことひとことが
とてもうれしい酒宴でした。