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2008年3月8日

みんなで完成を祝う

カテゴリー: 鎌倉く邸


住み始めてから
およそ1ヵ月が経ち、
今日は職人一同会して、
竣工祝い。

関わった全ての職人さんに対し、
これまでの労をねぎらい、
感謝の言葉を述べたいという
建主の意向で実現しました。

こういう場が設けられるのも、
建主と職人が直接関係を結ぶ、
直営方式のよさなんだな、
と思いました。

その場に30人ほど
いたのではないでしょうか、
建主夫婦のそれぞれのご両親も
お手伝いにいらして、
美味しいごちそうが目の前に広がり、
盛大な宴でした。

職人の方々とも話したのですが、
こういう機会を設けていただき、
建主に笑顔で迎えていただくと、
仕事が報われたような気がして、
本当によかったな、と思います。

また職人一人一人のあいさつの際、
みんな口々に、
「これからも末永くよろしくお願いします」。

そうなんですよね。
家づくりは、
家が存在しなくなるまで続くのです。
ということは、
保証とかそんな制度がなくたって、
一度築いた建主と職人の関係は、
基本的にずっと続くのです。

今日のこの宴は、
これからも続く家づくりが
よいものになっていくことを
予感させました。

余談ですが、
職人一同会したので、
ついでに次に始まる現場の
段取りの打ち合わせを
することができました。

まあ酒の場でしたから、
改めて確認することに
なろうかと思いますが(笑)。

2008年2月24日

契約

カテゴリー: 藤沢む邸


木を見ながら、
木と大工の契約をしました。

きらくなたてものやが
始まって4回目の春、
また新たな物語が
本格的に始まります。

2008年2月16日

どうどう、瓦割り

カテゴリー: 鎌倉く邸


駐車場の一角に、
敷瓦をコバ立てし、
そこに割れ瓦を
敷きました。

瓦は屋根だけではなく、
発想次第で、
色々なところに
使えます。

なお、瓦を割る作業は、
ハンマーを使い、
自分たちで。
これがなかなか、
気持ちよいのです。

2008年2月15日

ヒノキの板塀製作中

カテゴリー: 鎌倉く邸


現在、鎌倉く邸は、
外構工事、進行中。

今は大工の手により、
ヒノキの板塀を作っています。

家本体の焼杉板との
対比を楽しもうと思います。

ところで、
外構が整ってくると、
やはり家が、
引き立ってみえてきます。

景観を整えるには、
家も外構も、
総合的に検討する必要がある
ということですね。

2008年2月8日

黄土の間

カテゴリー: 鎌倉く邸


黄色の土は、
奥が深く、
落ち着いた印象を与えます。

また北側から差し込む淡い光が、
その印象を増幅させます。

ここは書斎。

白壁の間

カテゴリー: 鎌倉く邸


2階の
土佐漆喰押さえ塗りの間。

土佐漆喰ならではの
淡く黄色がかった白色が、
柔らかい印象を与えるとともに、
滑らかな光沢が、
キリッと身を
引き締しめてくれるような
感じがします。

ここは子どもの部屋。
この白色のキャンバスに、
この先どんな物語が描かれるか、
今から楽しみです。

2008年2月7日

赤土の間

カテゴリー: 鎌倉く邸


2階の
赤土色の壁の間。

ただし、
真っ赤というわけではなく、
赤土に白土と黄土を混ぜて、
落ち着いた赤色に
仕上がっています。

この赤色は、
最初の第一印象と
見慣れたときとで、
何となく印象が違います。

例えるならば、
個性的な風貌の人に出会ったとき、
最初その存在感に
「おおっ」と思うものの、
話してみると、
実は芯が強くて
すごく落ち着いた人なんだ、
といった感じの壁です。

2008年2月6日

尺八

カテゴリー: 鎌倉く邸

鎌倉く邸の
梁間方向の2階床梁と、
屋根を支える垂木は、
全て尺八寸(約54.5cm)の間隔で
並んでいます。

建主の
居室の広さに対する要望などを踏まえ、
これが5つ分の間口で和室と寝室、
8つ分の間口で居間、
4つ分の間口で厨房や洗面所や書斎、
というように、
居室を割り付けました。

ふつう大工さんは、
三尺(約90.9cm)ごとに
通り芯を出して仕事するので、
かなりたいへんな思いを
させてしまいましたが、
三尺を基本に全てを割り振ると
ちょっと窮屈な感じが
するところが出てくるので、
尺八、にしました。

その代わり、
おかげで家全体が、
律動と奥行を感じる
空間となりました。

「尺八」という字の形も
末広がりな感じで、
なんだか縁起がよさそうです。