大詰め
工事は
完成に向けて、
大詰め。
今日は、
大工3名、
左官3名、
板金1名、
建具3名、
電気1名、
設備1名、
合計12名の
職人がひしめく、
大賑わいの
日でした。
1階で大工と左官が
仕事をしている間、
建て主のK一家とスタッフのSが、
2階で造作材の柿渋塗り。
K邸の柿渋塗りも、
いよいよこれで最後の段階。
パラパラと雨の降る寒い日でしたが、
たくさんの人の熱気で、
ほんのりと温かい家の中でした。
やはり人は、
あたたかい。
職人が
余った焼杉板を使って、
休み時間にプランター作り。
焼杉板と緑は、
相性がいいので、
端材活用としては、
ちょうどよいです。
いろいろなカタチがあって、
賑やかなことになっています。
今日現場に、
建具屋の新井さん登場。
今日は、
外部建具を取り付けに来ました。
まずは、
こちらも大いに
できあがりを楽しみにしていた
玄関の格子戸。
私は、
カマクラというと、
どういうわけか、
武骨な井桁格子
という印象があって、
また建て主も
ゴツイので(笑)、
その井桁格子を
彼風に、仕立ててみました。
昔の家は、
格子で家の
職と風格を
表しましたからね。
しばらくじっと、
その格子を眺めていると、
目の錯覚で
格子の交点が沈んで見え、
玄関へと吸い込まれそうな
感じがします。
そして近くで見ると、
陰影が幻想的な印象。
重厚で奥ゆかしい、とは、
まさに彼らしい玄関といえそうです。
(誉め過ぎ?)