捨てコン打設
浅層地盤改良の後は、
捨てコンを打ちます。
そこに基礎の位置を、
正確に書き落とします。
「捨て」コンだからといって
あなどるべからず。
キチンと打つことで、
ベタ基礎の施工精度が高まります。
太陽は燦燦と照り、
爽やかな風が吹き、
柿渋を塗るには、
今日はとてもいい天気!
そんな中、
Kさん、Aさんにお手伝いいただき、
今日は土台・大引に柿渋を塗りました。
お手伝いいただいた皆さま、
ありがとうございます。
子どもたちは、
即席の寺子屋で、
遊んだりお勉強。
柿渋塗りは、
作業の合間の、
お昼とおやつの時間が、
楽しいのです。
子どもが多いので、
常に賑やか。
昨日の夜、
完成以来ここで一年ほど働いていた
Iくん、Mさんの巣立ちを、
ここの棟梁だった後藤さんたちと、
祝いました。
※後藤さん、
遠いところ駆けつけてくださって
ありがとうございます!
Iくん、Mさん、
毎日おつかれさまでした。
そして、ありがとうございます。
Iくんの縁の下の力持ち的な印象と、
Mさんの爽やかな笑顔が、
いつ来ても気持ちよかったです。
シェフの美味しい料理もさることながら、
彼と彼女の仕事ぶりが、
きっとこの場所の評判を
押し上げたに違いありません。
ここでお会いできなくなるのはとても残念ですが、
またこういう形で、‘同窓会’やりましょう。
今日は、鎌倉く邸の遣り方。
建物の位置と高さを、
正確に出す作業です。
位置と高さが決まれば、
早速、基礎工事開始。
静寂を保っていた現場が、
いよいよ動き始めます。
それにしても、
現場が近いって、いいなあ。
(歩いて3分)
昨日の夜、
久しぶりにピスカリアに行きました。
相変わらず、出雲シェフの料理はとても美味しい。
とくに、初めて食べた‘ピスタチオと玉ねぎのペンネ’は絶品。
デザートの○○(黒板に書いてあったもの。名前覚えられない…)も、昇天しそうなほど美味い。
ところで、
クリの板と久しぶりに出会いましたが、
とてもいい風合いになってきています。
床とテイブル、
それぞれ違った表情を見せつつ、
スタッフ皆さんの日々の愛情に育まれ、
この地に馴染み、
見事に成長しています。
一方で階段に近づくと、
ここに来てから1年以上経つというのに、
相変わらず、
段板、蹴込板に使われている
レバノンスギの独特の香りを、
感じることができます。
移りゆく風合いと、変わらない香り。
黄金週間の真っ只中、
カラッとした晴天の日。
この日「鎌倉く邸」の柿渋塗りが
始まりました。
きらくなたてものやにとって、
毎年この時期柿渋塗りが、
恒例となりつつあります。
さて今日の柿渋塗り。
大人は5名(午後は4名)、
子ども4名、という構成。
く邸家族と私の家族、
そして今日引越しの準備があるというのに、
わざわざ東京から朝早くに来てくださったKさん。
(ありがとうございます!)
大人がおしゃべりしながら塗っているかたわら、
子どもたちは余った木で作った即席机のうえで、
宿題したり遊んだり、とたいへん賑やか。
そんな中、
今日は4mの4寸角を、40本塗りました。
4月の末日、
今日は4づくしの日でした。
昨日の荒壁土作業の続き。
泥作りには、
思った以上に、藁を入れます。
体積にして、
粘土と同じくらいと思うほど、です。
これが数ヶ月の間発酵して、
とても粘り強い泥になります。
そして壁に塗る直前にも、
泥を‘つなぐ’ために、
藁をダバッっと入れる。
伝統構法による建物の場合、
思いのほかたくさんの藁を使います。
さてこの藁。
以前自分たちで藁を集めようとしたときに思いましたが、
今ではとても貴重なものになってしまいました。
田んぼの多い地域でも、
藁をとっておくために、
稲刈りの頃ハザカケをする光景は、
珍しいものとなりつつあるそうです。
昔は当たり前のように存在していた藁。
だからこそこうして建物に使ったり、
縄になったり履物になったり、
食べ物を保管したり、
田んぼや畑の肥料になったり、
あるいは神事の飾り物になったり。
何から何まで無駄なく使い尽くす、
昔の日本人の生活の知恵。
農も建築も、生活も宗教も、
日々つながりのあるしくみ。
藁はその一つの象徴です。
藁は、
存在そのものもそうですが、
それを取り巻く文化も、
今は貴重な‘タカラ’といえます。
私たちがコメを食べ続ける限り、
存在する藁。
使い続ける文化としくみを、
見直していきたいですね。
今日現地で、
左官屋さんが荒壁土を作る作業。
深谷から粘土を運び、
切った藁と水をたくさん入れて、
よく混ぜるだけ。
こう書くだけだと、
お手軽料理を作るみたいですが、
実際は、とっても重労働。
足に、腰に、
応える作業です。
とはいえ、
おおぜいでやると楽しそう。
(今度カジュでやります!)
あるいはこの作業は、
運動部のブカツの練習でやると、
足腰の鍛錬になって、
ええんちゃうかと思ってみたり。
変わった練習でマスコミを賑わすK田三兄弟とか、
興味を持ちそうですね。
ああゆう練習、個人的には好きです。(でした。)