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2006年2月17日

白土が乾いてくる様子

カテゴリー: ピスカリア


2階に塗った白土が乾いてきている。
写真を見ると、端から乾いている様子がうかがえる。

乾く途中の壁も、立体感があってふくよかな感じがして、いいなあと思う。

2006年2月13日

N邸の軸組模型

カテゴリー: 横浜な邸


N邸の軸組模型がほぼ完成した。
写真を撮ってこうしてみてみると、本当に上棟したときの様子のようだ。

これが実物大でできるまで、約1年。
改めて、家づくりに関わる人たちとその過程をじっくりと楽しんでいきたい。

2006年2月11日

白土を塗る

カテゴリー: ピスカリア


2階は中塗りのあと、おっかけで白土を塗り、仕上げの工程に。
白土だけど、乾くまでの間、写真のとおり淡い緑を帯びている。
これはこれで美しい。
乾くまでの過程も左官の壁の楽しみの一つ。

それにしても湯田さんの塗っている姿といい、塗られた壁といい、とても端正だ。
襟を正したようなチリ廻りです。

白土近景

カテゴリー: ピスカリア


白土は、こうして近景で写真を撮ると白に見える。
しかしまだ乾いていないので、全体の面で見ると、後の記事の写真のとおり、少し緑がかって見える。

乾いた後でも、土壁はこうして遠くで見るのと近くで見るのとで、印象が違うことがある。

青と青と青

カテゴリー: ピスカリア


今日の森戸海岸の様子。

冬の海は青い。
空が青いから海も青く見えるというけれど、今日はとくに青い。
かなたに見える富士山も青い。

浜辺にはわかめ漁の残骸だろうか、黒い海草が打ち上げられていて、辺りには海草の匂いが漂っていた。

2006年2月6日

5秒後に後悔、5分後に‘気持ちいい〜’

カテゴリー: ピスカリア


自転車で葉山のI邸に向かう。
外はこんなに寒いとは知らず、自転車にまたがって5秒後に、自転車で行く判断をした自分を恨んだ。
耳がちぎれそうだ。

しかし5分も経つと身体も温まり、冷たい風が快感に変わる。
長谷のあたりで国道134号に出る。
海沿いの道を、海風にあたりながら走るのは何とも気持ちが良い。

家を出てから走ること35分。現場に到着。
車で来るのと所要時間はほとんど変わらない。

その後葉山に滞在すること約6時間。
この間葉山のまちなかで自転車で行く用事もあったのだが、このまちは基本的に道が「人間規格」の幅なので、車よりも自転車が便利である。
多少地形の起伏はあるが、それがむしろ心地よい。

Iさんのところに食事に来るときは、なるべく自転車で来よう。
それなら酒も飲めるしね。
(ほんとうは自転車も飲酒運転はあかんらしいが)

2006年2月1日

原点

カテゴリー: ピスカリア


昨日見に行った玄関の扉が雨の中取り付く。
昨日見たのがサビサビの状態だったが、顔料入りのワックスが塗られて見違えるようだ。
扉が付くと、空間が一気に締まって見える。

う〜ん、それにしてもこの鉄扉はよい!
と自画自賛する一方、ケガの功名でむしろよいデザインになったにしても、この扉には、設計屋、そして直営で家づくりを進める立場としての反省が集約されている。
この扉を見るたび、この反省を思い出し、原点に立ち戻ろうと思う。

ということは、毎週ここに食事に来ようかと思っているので、毎週原点に立ち戻れますな(笑)。

2006年1月31日

手作りが基本

カテゴリー: ピスカリア


I邸の玄関の扉は、鍛冶屋の柳楽さんが手がける鉄製の扉。
明日現場に搬入する前に、柳楽さんのところに伺って、状態を見る。
写真のとおりサビを出しまくり、そのうえに顔料入りのワックスを塗ると、とても雰囲気のよい表情となる。そのサビの状態を見に来た。

見に来がてら、作業場、そして作業の様子を見させてもらい、世間話。
イタリアの建築文化に話が及ぶ。
イタリアというのは「既製品」という概念がないらしい。
街なかにこうした鍛冶屋などがそこらじゅうにいて、こうした建具にしても小さな金物にしても、手作りが基本らしいのだ。

確かにその積み重ねが、街並みに反映されている。
11年前、婚前旅行としてイタリアに行ったときのことを思い出した。
そこには地に足着いた、生活からにじみ出てくる街並みの美しさがあった。
「観光地」でなくても、街中のどこを歩いていても飽きないし楽しかった。

一方で日本の建築は既製品だらけだもんな。
現に設計事務所は、圧倒的な数のカタログの整理に頭を悩ます。
果ては家一軒全体までもがカタログ販売。

安くて機能的な既製品をうまく使いこなすことも設計屋として必要だけど、目の前の鉄扉を見て、やはり自分が手がける家づくりは、手作りを基本姿勢にしていきたいと思った。
やはり手作りのものは、小さくても大きくても、モノが人に与える感動がある。

それと、柳楽さんの作業場の周りの雰囲気が気に入った。
プレハブ製の作業場、工場(こうば)が10棟近く建ち並んでいて、その中では柳楽さんと同じように、手仕事を基本としたものづくりが行われている。
こうした一つ一つの地道なものづくりが行われる光景が、実は「日本」なんだよな、なんて考えたりもした。

2006年1月28日

引き渡して1ヵ月半後の様子

カテゴリー: 目黒か邸


1ヶ月ぶりぐらいにK邸を訪れる。
Kさんがこの家に越してから1ヶ月半が経つ。
Kさんの手で障子に紙が貼られ、外構工事も着々と進められていて、家という器に対して生活がなじんできたようだ。

2006年1月27日

N邸の軸組模型

カテゴリー: 横浜な邸


今日Nさんと打合せ。
大工の藤間さんが刻みの参考用に作った軸組模型と、自分が作った床の部品を組み合わせたものを持参した。

やはり大工が作る軸組み模型はさすがである。
渡りあご等の仕口も表現されていて、まさに上棟時の様子がよく分かる。

N邸もいよいよ本格的に始動だ。
カキシブ塗りまたやりますので、皆さんまた来てね。