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2005年7月6日

現場の看板

カテゴリー: 目黒か邸


現場に設置している看板です。
サワラの板材で私が作りました。

「木の家」っぽくていいでしょう(自画自賛)。

2005年7月5日

K邸上棟前前夜。土台据付

カテゴリー: 目黒か邸


今日、基礎に土台を据え付けました。
いよいよ明後日上棟(予定)です。
あとは天気と無事を祈るばかりです。

土台の色ですが、少し赤みを帯びているのが分かりますか?
これはヒノキなのですが、柿渋を塗ると、こうして赤みを帯びるのです。
近くで見ると、隠れるのがもったいないくらい、きれいに塗れています。

現場にいると、通りがかりの子供連れのおじさんが、「ほら、木の家が建つんだよ」と、子どもに話しかけながら通り過ぎていきました。近所の方々はちゃんと現地の看板を読んでくれているようで、何だかうれしいです。(現地看板については、後ほど紹介します。)
でも、考えてみたら、そこら中に「木」の家はあるわけで、それを敢えて「木の家」と表現していただけるのもおもしろいですね。

2005年7月3日

いつものお茶タイム

カテゴリー: 目黒か邸


柿渋2回塗りの終了後、いつものことながら、コーヒータイム。
そしていつものことながら、大工の藤間さんが淹れてくれました。

皆さん、上棟したら、皆さんの成果を見に来てくださいね。

Kさん、伊勢屋きっと愛用させていただきます。

T田さん、ありがとう。

カテゴリー: 目黒か邸


T田さん、ありがとうございます。
飛び入りで参加していただきましたが、一人増えたことで今日はたいへん助かりました。
今度ご夫婦でいかがですか。
それと、A部さんにもよろしくお伝えください。

K村さん、ありがとう。

カテゴリー: 目黒か邸


K村さん、I邸の竹伐採に引き続きご参加いただきまして、ありがとうございます。
早くご自身の設計プランがまとまるといいですね。
自分の家も、どこか塗るのかな。

Kさん、木に愛を(最終章)

カテゴリー: 目黒か邸


今日は6回目の柿渋塗り。
今日のメンバーは、
Kさんご夫妻、K村さん、T田さんと私の5名。
途中、I邸のIさんたちも見学に訪れていただきました。
いつものことですが、お手伝いいただいた方に感謝です。

今日のメニューは通し柱、胴差など、大物たちが勢ぞろい。
今までで最もたくさん塗りました。
木材を運ぶだけでも大仕事。さすがに今日は木材を運ぶ機会が多かったので、腕が疲れました。

さあ、今日で構造材は全て塗り終わりました。
もうすぐ七夕の日、いよいよ上棟の日が近づいてきました。
大工の藤間さんももちろんそうだと思いますが、私自身もいっそう身が引き締まる思いです。
天気が心配なので、数時間おきに、携帯で天気予報をチェックする日々が続いております。
大丈夫、Kさんは「晴れ男」だから。

2005年7月2日

海の家にて打ち合わせ

カテゴリー: ピスカリア


日中まで山梨の山の中に居た後、夜は一転して葉山の海で設計の打ち合わせ(といっても半分以上、お茶していたようなものですが(笑))。
一日の中で、山と海を両方満喫しました。夏だなあ。

打ち合わせの場所は、葉山一色海岸の海の家の一つ(名前忘れました)で、その海の家は、セルフビルドで竹をふんだんに使って建てた、なかなかセンスの良い建物でした。

そして照明器具も手作りです。
写真のとおり、短く伐ったモウソウ竹に無数に穴を空け、その中に電球を入れ、さらに「頭」の部分には葉を差し込んで、パイナップルをモチーフにしているようなものでした。
まさに南国、海の国を演出。

このように、ここでは建物や小物を含めて、「竹」という限られた条件(お題)の中で、人の手と工夫で、とても楽しいたてものを楽しく作っています。

私はこうしたたてものづくりにとても強く魅かれます。感動すらおぼえます。
決して潤沢なお金がなくても、人の手と工夫で、豊かな空間は作ることができるのですね。
まさに私の設計活動の理念とするところです。

私は、建主さんから2,000万円以上のお金を預かって家づくりの仕事をしているわけですが、「お金のかけ方」について積極的に提案していることがあります。それは、常に職人さんへの感謝の気持ちとしての手間賃、建物の性能に関わる部分、あるいは安全な材料等々、お金をかけるべきところは妥協せずにかける一方で、自分たちでできることはできるだけ自分たちで行おう、というものです。
そしてそれは予算を下げるという目的もありますが、先ほどのとおり、私は結果的に豊かで感動的な空間を作れると考えます。
空間というのは、建物が完成したときが完成ではないですからね。
住まい手、使い手が、日々の暮らしの中で作りこんでいくもののはずだからです。

そういえば、昼過ぎまでいた山の中では、廃屋になっている建物を、興味のある人たちの手で改修して住みたい、という相談を受け、実際に候補となっている廃屋を見てきたところです。
これもとても楽しそうなので、是非実現させたいと思います。

いやしかし、暗闇の海を目の前に、波の音を聞きながら裸足で打ち合わせは、葉山ならではですね。
早くこのたてものを作って、海辺でイタ飯(設計している建物はイタリアンレストラン)を夜が更けるまでゆっくり満喫したい。

2005年6月28日

刻みの状況050628

カテゴリー: ピスカリア


打合せを兼ねて、刻みの状況を飯能まで見てきました。
4寸角に見慣れていると、やはり7寸を基本とした材はデカイですね。
金輪継(写真)もデカイ!

こちらも7月17日より柿渋隊始動!
8月末に上棟します。

2005年6月19日

仕口・継手の勉強その3

カテゴリー: 目黒か邸


小さくても立派な部材です。

皆さん、どこに使うのだろう、と興味津々。
では、どこに使うのでしょう?

これも、伝統構法ならではの部材です。

しかし、これだけ見ると、オブジェみたいですね。

仕口・継手の勉強その2

カテゴリー: 目黒か邸


では、これは何でしょう。

「金輪継ぎ」といいます。
さっきの仕口も含めて、手刻みならではの仕事です。

柿渋塗りでは、大工さんの細やかな手刻みの仕事ぶりが手に取るように分かるので、大工さんへの敬意が生まれます。
こういう仕事を、技、伝統、職などへの興味として、次の世代を担う子どもたちに見てもらいたいですね。