2006年3月12日
今日はI邸の竣工祝いパーティー。
I邸の工事に関わった職人さんたちや、作業のお手伝いに来ていただいた方々が約30人集まり、盛大に行われた。
Iさん、開店準備に忙しいさなか、美味しい食事のご用意をありがとうございます。
ご参加いただいた方々にそれぞれお言葉をいただいたが、この現場に誇りと愛着を持ち、楽しみながら関わっていただいたことがひしひしと伝わってきてうれしかった。
自分もこの現場は本当に楽しかった。
人と人との関わりが本気であることが、こんなにも楽しく、幸せなことであるということを肌で感じることができた。
そりゃお互い本気だからいろいろなことがあったけれど、そうしたことも含めて楽しむことができた。
Iさんのお母さんが、お祝いの言葉を色紙に書いてきてくれた。
それを大工の後藤さんが読んでくれた。
それによると、尺3寸角のクリの大黒柱は「幸せ柱」。
この「幸せ柱」を軸として、様々な幸せな関係が生まれた。
この現場での全てのできごとを中心で静かに見守ってきた、まさに幸せの「木の主」だった。
この間、ボクたちはこの建物を大事に育ててきた。
今日はこの建物の「成人式」だ。
今日のお祝いで、この建物は幸せに育ったことを確信した。
そして1週間と見ないうちに急に色っぽく、大人びたような気がして、よい意味で少し戸惑ったりもした。
いずれにしても、今日がこの建物の「成人」としての出発点。
イタリアンレストラン「piscaria」が成功しますように。
「幸せ柱」があるから、きっと大丈夫だ。