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2005年11月12日

夕暮れを眺めるIさん

カテゴリー: ピスカリア


用を足すついでに、I邸周辺の葉山を少し散策。
すると思いがけない場所(和菓子屋の永楽家さんを少し入ったところ)から、柿渋塗り作業をしていたIさんが、作業の合間に足場の上で夕暮れを眺める姿を発見!
まるで青春映画の一コマを見ているようでした。

確かにI邸の屋根に登ると、西側によく海が見えるのです。
夕日を眺めるには、とてもいい場所。
将来、屋根に「夕見櫓」でも作る?

雲が攻めてきた

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葉山の夕暮れの海の続編。

黒い色の雲が、海上を攻めてきた。
その迫力に、砂浜の上でのけぞりそうになった。

ところで、写真の不思議。
普通のデジカメで撮った写真だけど、水平線が凹に見えません?目の錯覚?

葉山の海の秋の夕暮れ

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今日は寒かった。
天気も曇り。
夕暮れ時、遥か西に雲のすき間からかすかに夕暮れの光がこぼれていた。

曇りは曇りで、空は豊かな表情を見せてくれる。

海ではウィンドサーフィンを楽しむ人が1人2人。
ゆったりと帆が動いている。
この時期は、寒いかもしれないが、人が少ないので、かえって伸び伸びゆっくりと自分のペースで楽しむことができるんだろうな。

2階の栗の板貼り完了

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2階の床板が貼り終わった。
床板は、厚さ3.8cmの栗の板。
1階の天井も兼ねる。

1階からじっと天井を眺めていたら、首がおかしそうになってきた。

荒壁の表情

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荒壁土を塗ってから、早1ヵ月。
荒壁も乾燥しきって、写真のとおりの状態に。
収縮が大きいので、大小のヒビが入っている。
これらを塞ぐように、中塗り+仕上げ塗りへと塗り重ねていく。

この土壁の効果なのか、一部外部と吹きさらしのところがあるのに、家の中はほんのり温かい感じがする。

2005年11月8日

栗の板

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栗の厚板が貼られ始める。
写真はホール部分の天井兼2階の床。

栗は、縄文以来、使われてきた木。
僕らの遺伝子を刺激するのか、栗材を見ると、どうも心踊るものがある。
ワクワクしながら、貼られる様子を見る。

栗の板は、野趣がありそうで思いのほかおとなしい。
おとなしいけどどっしりとした存在感がある。
実際持ってみるがいい。とても重い材だ。
そういえばこの前、後藤さんとその場に居合わせた電気屋と私の3人がかりで材を2階に持ち上げたが、とてもたいへんだった。

2005年10月29日

秋の海の闇

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今日は夕方まで自宅で作業の後、I邸に出かける。
大工の後藤さんやIさんと打ち合わせ。

訪れた習慣で、一人海に足を運ぶ。
午後7時半頃だっただろうか。
世間は夕餉を楽しんでいる時間帯。
しかし秋の夜の海は、予想以上に深い闇の中だった。

波の音が闇の中で迫るように強く響く。
波の音にかき消されるためか、他に何も聞こえない。

足元は砂浜なので、思うように歩が進まない。

向こうでは、灯台がせわしなくくるくると光って回っている。
闇の中で暴れているようにも見える。

秋の夜の海は、恐怖さえ感じる空間だ。

打ち合わせが終わりかけた頃、隣のHgさんが現場に来てくれた。
現場に入ると開口一番、「あたたかいですね」。
まだ吹きさらしに近い状態なのに。

白熱球が照らす赤い色がそう感じさせてくれるのか。
それとも、乾き始めた土壁の保温効果なのか。

言われてみれば、肌寒くなってきた外に比べれば、ほんのり心地よくあたたかい感じがした。

海の様といい、「あたたかい」という言葉といい、間違いなく季節が移ろいでいる。
もうさすがに葉山にも夏の残像はない。
少し寂しい気がした。

2005年10月25日

清々しさの理由

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普通、現場はどうしても木屑などがはねて埃っぽくなるのだが、I邸の2階の空気はとても清々しい。
その理由は、この小屋の棟の部分にある。
将来ガラスが入る予定のところが換気口の替わりになっているからであろう。

大工の後藤さん、ロフトでよく寝泊りしているそうだけど、なるほど、とても気持ちよさそうだ。
将来、下で酒飲んでメシ食った後は、ここで寝よ。
いいっすか、Iさん。
ただし、酔っ払って足を踏み外さんようにせんとね。

本日の森戸海岸

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海岸に出て南側を望む。
岬の向こうは一色海岸。

現場から海に行く途中、学生さんが団体で腹筋運動。
どっかのヨット部かな?
皆で腹筋運動か、懐かしい光景。

夏もそうだけど、葉山は案外学生が多い。
他の湘南海岸と違って体育会系の学生が多いせいか、キリッとしている印象。

2005年10月21日

荒壁が乾いてきました

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先週塗った荒壁が乾いてきた。
家に壁がつくと、「ああ、家になってきたなあ」と感じる。
木組みだけの状態も、竹小舞の状態も、いいけれど。
そのままの状態でいいのに、せっかくだからこの状態でイタ飯屋開こうや、と思いつつ、次に進んだら進んだで、またニンマリとしてしまう。