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2006年5月28日

Nさん、木に愛を注ぐ(7回目)

カテゴリー: 横浜な邸


今日の天気予報はとても怪しかったので、昨晩中に判断できず、今日の早朝に結論を持ち越しました。
で、どうしたかというと、朝もシトシト雨が降っていましたが、昼頃から晴れるという天気予報を信じて決行!
早朝Nさんに電話したら、ちょうどその頃Nさんの家の辺りでは強く降っていたらしく、「ほんとにやるの〜」という感じでしたが、「ほんとにやります」ということでやりました。
とはいえ昼過ぎまでいつ雨が落ちてもおかしくない雲行きだったので内心不安でしたが、オヤツの頃にはなんとお日様が照るくらいに。
さすが、ここのところの「晴れ男」ぶりを発揮しました。
実は地鎮祭の天気といい、基礎工事の天気といい、Nさんが晴れ男だったりして。

さて今日はとても賑やかな日でした。
遠くから、I・Iさん、S藤さん、K(Cかな?)さんが駆けつけてくれました。
ありがとうございます!
やっぱり人数が多いと、楽しいし、楽ですね。
「楽」という漢字、大好きです。

それと今日は子どもたちも参加!
端材で「おうち」を作ってました。
楽しかった?また来てね〜

2006年5月21日

Nさん、木に愛を注ぐ(6回目)

カテゴリー: 横浜な邸

本日6回目の柿渋作業。
とてもよいお天気の下。桁廻りを約30本塗る。

今日はS渡さんが取材というか、お手伝いに来てくれました。
なんでも間違って私の家に向かっていたそうで、バスの中でたまたま自転車で作業場に向かう私の姿を発見し、慌てて行き場を確認。
結局、鎌倉市の端から端までおよそ2時間彷徨い、ようやく昼前に目的地にたどり着きました。
本当は取材が目的で、しかも「長旅」の後だったけど、容赦なく(笑)刷毛を握っていただき、結局4本、楽しそうに塗っていきました。
たいへんおつかれさまでございました。

S渡さんの楽しそうなその姿は私たちにも伝播し、いつもより楽しくしゃべりながら作業しました。

2006年4月30日

Nさん、木に愛を注ぐ(5回目)

カテゴリー: 横浜な邸

今日は暖かく、絶好の柿渋日和。
そんな中、Nさん一家とOさん、そして私とで例のごとくウッディカネコ鎌倉営業所の一角をお借りして柿渋作業。
今日初めて来ていただいたOさんは絵も描かれるということで、さすがに手際がたいへんよい。

今日塗った材は、母屋と谷木。
スギである。(というか、今後スギしかない)
今までは4寸角が中心だったが、4寸×5寸の平角、4寸×7寸の平角と、だんだん材が大きくなってきた。
材の移動と、塗るために材を回転するのに、労力を要するようになる。
運ぶのはもっぱら私の役割。
おかげで足腰の鍛錬になります。

柿渋作業のよいところの一つは、大工の息づかいと誇りと苦労を間近に感じることができることだ。
とくに今回は寄棟の建物なので、その凄みをいっそう感じさせてくれる。

2006年4月23日

Nさん、木に愛を注ぐ(4回目)

カテゴリー: 横浜な邸


今日は雲行きの怪しいお天気だったが、作業決行!
幸い霧雨だったので、ほとんど作業に影響せず、順調に進んだ。
むしろ私としては、今日木材の運び役に徹したので、この肌寒さがちょうどよいくらいであった。

さて今日塗った木材は、垂木と隅木。
隅木の刻みはすげえな、と改めて感心しながら塗る。

本数は合計42本。
3人(Nさん夫婦と私)で塗ったにしては、なかなか快調なペース。

というわけで、今日木材の運搬役であった私は、延べ約200本は材を運んだ。
42本を小屋の奥から作業場所まで1回、作業後乾かす場所まで1回、2回塗りのため乾かす場所から作業場所まで戻すのに1回、2回目塗ってから再び乾かす場所に戻すのに1回、最後乾いてから小屋の奥にしまうのに1回、合計5回、最後の1回は半分近く大工の藤間さんが運んだ分を差し引くと、だいたい延べ200本となる。
4寸角が主だったので重さはそれほどではなかったが、最後はさすがに腕にきた。
めざせ、歌って(音楽を楽しむ)踊れる(体力勝負!)たてものや!!

2006年4月9日

Nさん、木に愛を注ぐ(3回目)

カテゴリー: 横浜な邸


今日はとてもよいお天気。
柿渋を塗るには絶好の日だ。

今日から小屋の部分。四寸角の垂木を塗る。
今までは土台や大引だったため、「化粧」となる部分はごくわずかだったが、今回からは基本的に全て化粧材。
つまり、すべて見える部分である。
Nさんたちも「緊張する」と言いながら、とても丁寧に塗っていた。

Nさん、木に対する愛があれば大丈夫ですよ。

2006年4月4日

建主参加型の家づくりなのだ

カテゴリー: 横浜な邸


今日は遣り方作業。
建物の位置を決める作業だ。
大工と鳶とで現場で作業。

途中、建主のNさんも合流。
Nさん自ら、写真のとおり水貫を支えるなど、積極的に手を貸してくれた。
鳶の若い衆も、
「建主と設計者にこうしてじっくり見守られて作業するのははじめてです」
と笑いながら言っていた。
この緊張がありつつも楽しい現場の雰囲気は、建主参加型の家づくりならでは、だ。

それにしても伝統構法の現場は、通りがかりの人によく話しかけられる。

2006年3月30日

荒壁土を現地で作る(二日目)

カテゴリー: 横浜な邸


昨日刻んだ藁と粘土を、耕運機でよく混ぜる。
それを「保存箱」に入れ、水をたっぷりと入れてよく撹拌する。

耕運機があるのでまだましだが、何しろ粘土が6立米ある。
スコップで鉄板の上に移動し、そこで藁と混ぜる作業をするのだが、スコップを動かしても動かしても、減った気がしない。
「特盛ジャンボラーメン」に手を付け始める、幸せとともに途方にくれるあの気分だ。

私も少し時間があったので、少しでも足しになればと思って一緒にスコップを手にし、粘土の山を崩す。
こりゃたいへんだ。
自ずと左官屋の湯田さんたちとたわいもない会話が生まれる。
「こんな‘楽しい’こと、大勢でやるべきだよなあ!」と、お互い子どものような笑いを浮かべて、そんなことを言いあっていた。

というわけで皆さん、荒壁土作りたい人は是非!
あ、明日あたりには終わっているか。

2006年3月29日

荒壁土を現地で作る

カテゴリー: 横浜な邸


N邸の場合、敷地にそこそこゆとりがあるので、現地で荒壁土を作ることにする。
レシピは簡単。
粘土と数cmに刻んだ藁と水をよく混ぜて、あとは数ヵ月寝かすだけ。
…とレシピは簡単だが、作るのはとてもたいへんです。
足腰の鍛錬になります。

写真を見ると、手前に材料となる藁、左中ほどに粘土(ブルーシートにかかっています)、そして奥では寝かすための‘床’作りをしています。

特製看板設置

カテゴリー: 横浜な邸


工事が本格的に始まる前に、敷地の道路際の分かりやすいところに「特製看板」を設置。
建築基準法に基づく内容が記載されている。

よく50cm四方程度の白いシートに書かれているが、きらくなたてものやの場合、廃材利用ということも含めて、木で作って手書き。
この看板は、きらくなたてものやの‘標準仕様’となりつつある。
看板の大きさは、余った材料の大きさ次第なので、まちまちだけど。

今回はさらに、余った瓦と、3/11に行った雑木林のイベントで手にしたクヌギの丸太で味付け。

2006年3月27日

はじまりはじまり

カテゴリー: 横浜な邸


今日はN邸の地鎮祭。
Nさんの日頃の行いでしょう、天気に恵まれ、無事地鎮祭を執り行うことができた。

いよいよここで本格的に工事が始まるときがきた。
神主さんの「オーッ」という雄たけびを仰ぎ、これから始まる家づくりの心意気を改めて注入する。身も心も引き締まる思いだ。

神様、この場所でもまた楽しい物語をよろしく。