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2021年11月27日

宙に浮いた手摺

横浜栄区こ邸にて。

玄関ポーチの階段に
手摺を設けたいとの
ご要望をいただきました。

普通に考えれば
床の敷瓦に穴を開け、
そこにステンレスか何かの
支柱を立てて作りますが、

敷瓦に穴を
開けたくなかったので
いろいろ考えました。

その結果、
玄関庇の柱に
支持させて、

ヒノキと
いつもの手摺金物を
使って、

宙に浮いたような
手摺となりました。

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2013年6月17日

収納兼通気の壁

カテゴリー: 横浜栄こ邸

壁全面に収納がほしい、
だけど風通しを確保したい、

そんな場合には、
差鴨居や足固めを入れて、

双方の機能が
両立できるようにします。

差鴨居や足固め、
ある意味伝統的な技の
応用ですね。

足固めのほうの例は、
コチラへ!

2012年3月7日

薪ストーブと落花生

カテゴリー: 横浜栄こ邸

本日訪れた横浜こ邸にて。

建主さん自家製の落花生が
薪ストーブの天板に。

するとカラッと炒れて、
カラッと剥けて、
これが実にうまい!のであります。

最近訪れるたび、
振舞っていただくのですが、
これが密かに
楽しみだったりします(笑)。

2012年1月5日

マツとテツの棚納品

カテゴリー: 横浜栄こ邸

今日はきらくなたたてものやの
公式の仕事始め。

初仕事は、
年末に完成していた
マツとテツでできた棚
横浜こ邸に納めることでした。

年末この棚を納めるべき日、
横浜こ邸に着いたのが午後8時過ぎ、

この大きくて重い棚を
2階に上げるには、
技がいるのと、
集中力に自信がない時間だった
ということもあり、

日を改めて、
今日大工の藤間さんと
伺うことにしました。

そして小一時間かけて、
所定の場所に搬入完了。

鉄錆色が、
柿渋に塗られた材木たちと
相性がよく、

一方で色白なマツの板が
白い漆喰壁を背に、
早速空間になじんでいました。

年始早々、
幸先よいです。

2011年12月30日

マツとテツの棚

カテゴリー: 横浜栄こ邸

年末ギリギリ、
岡部材木店に注文していた
マツとテツの棚が完成したので、
引き取りにうかがいました。

鉄は鉄錆色に仕上げ、
松はとても木目の美しい板を
見繕ってもらって、

あたたかみのある
棚となりました。

朝、やっとこさボルボに積み、
その後幾つか打ち合わせを重ねて
夜、横浜に納品だったので、

今日は一日この棚と
ドライブでした。

2011年12月6日

火入れの儀

カテゴリー: 横浜栄こ邸

今日、北澤さんが作った
薪ストーブが入るというので、

打ち合わせがてら、
夕方横浜こ邸に伺いました。

すると、
玄関入って
格子の向こうにある
達磨窯で焼いた敷瓦に包まれた間には、
既に薪ストーブが鎮座して、

早速その中には、
おいしそうなものが
たくさん詰まっていました。

そう北澤さんのストーブは、
オーブンが併設されているのです。

火を見て暖を採り、
建主さんや北澤さんたちと
ワイワイ言いながら、
おいしい食べ物を
取り囲んで、

とても幸せな
ひとときでした。

今日は
これから建てる方への
事例のご案内も兼ねていたので、
家中を歩き回らせていただいたのですが、

この薪ストーブ一台で、
吹抜けを介して家の隅々まで
暖かさが届いていて、
自然と顔がほころびました。

北澤さんの薪ストーブは、
あたたかいしおいしいし、
笑顔の火の箱だ。

北澤さん自身も常に笑顔ですので、
ストーブが人柄そのものですね。

石油や電気を
使わなくて済むというのも、
すばらしい!

2011年10月23日

神棚を作ろう

カテゴリー: 横浜栄こ邸

昨日開かれた
横浜こ邸の竣工祝いにて。

この家を象徴する空間の一つは、
1階広間の神棚です。

横浜の里山の一角にある
旧家ということもあり、
神様がたくさん
鎮座しておりましたので、

兄弟のように立つ
7寸角のヒバの両脇に
しっかりと神棚を
作らせていただきました。

こうして神棚を設けて
たくさんの神様がいてくださると、
何だか守られているような、
またその下に立つと
背筋がピンと
伸びるような感じがします。

昔は必ず家に神棚があったものですが、
最近は廃れる傾向にあることを感じます。

これまでの反省も含めて
神棚を作る大事さ、
神棚という空間を
これからも提案してきたいですね。

2011年10月22日

完成を祝う会@横浜こ邸

カテゴリー: 横浜栄こ邸

今日は建主さんのご厚意で、
横浜こ邸の完成を祝う会。

家づくりに関わった
職人一同20名ほどを招いていただき、
盛大な会となりました。

こうして職人が
ここへ一堂に会するのは、
上棟以来ですが、

上棟とはまた違う
達成感と安堵が
皆さんの顔に漂っていました。

初めて建主さんたちと
お会いしてから実に4年以上。

設計に約2年、工事にも約2年、
実にたくさんの年月をいただいて
ようやく完成に至ることができただけに、
その思いもひとしおです。

そしてこの長い長い物語も
ついに一区切りつこうとしていますが、

建主さんたちの心遣いと
この家づくりを
たいへん楽しみにされている様子が、
とてもよく伝わってくる現場だったので、

これほどまだ時間がかかっても
まだまだ通い続けていたいような、
そんな寂しい気持ちも
実はあったりします。

建主さんがこの長い長い物語を
ビデオなどで克明に記録し、
会の間、それらを編集したテープの
上映会を行ったのですが、

テレビの画像から、
ああ、これほどまでに
この家づくりを
楽しんでくださったんだなあと
という気持ちが改めて伝わってきて、
たいへんうれしく思う反面、
そこには先ほどの寂しい気持ちも
同居しておりました。

しばらくしたら
隣の古民家の解体と
外構工事を行うこととなりますが、
その時またここに通うことを
楽しみにしております。

それでは‘こ’さん、
これまで本当に長い間
ありがとうございました。
そしてこれからも
よろしくお願いいたします。

達磨窯で焼いた敷瓦の床に置かれた
柿と壺。

これが本日の私たちを
玄関でお出迎えしてくれました。

2011年10月17日

暮らしの中の夜景

カテゴリー: 横浜栄こ邸

今週末行われる
竣工祝い等の打ち合わせのため、
久しぶりに横浜こ邸へ。

現場が長かっただけに、

本格的に家での暮らしが始まり、
その中で照らされた家の夜景は、

やっとここまで来たのだな、と、
感慨深いものがありました。