にわか解体屋
建主さんたちと所員みんなで、
建物が建つ位置にある温室を解体。
温室を木材保管庫として、
どこかで使わせていただければと思い、
私たちの手で壊すことにしました。
思いのほか大変でしたが、
バラすことは組むことを
知ることになるので、
いい勉強になりました。
今日の打ち合わせ用に、
三十分の一の
軸組模型を作りました。
三代を経て建て替える家は
とても大きく、
木組みもいろいろ見せ場があって、
作りがいのある模型でした。
ところで昨日の夜、
完成まで8合目、といったところまで来て、
さあ寝よう!と立ち上がると、
足のしびれもあってよろけてしまい、
よりによって模型のほうに倒れかかって、
模型の半分がぶっこわれてしまいました。
真夜中あぜんぼうぜん、
これは夢であってほしい、
と願いましたが、
何度目をこすってみても
これは現実、
どうあがいても
もう間に合わないかな、
と少しあきらめかけていましたが、
今朝からスタッフ三人がかりで
猛然と作り直し、
何とか完成までこぎつけました。
みんな、ありがとう!
チームで助け合い、
仕事をするっていいな、
と改めて思いました。
将来の建て主さんと、
飯能の材木屋へ木を見に行きました。
・木のふるさとを肌で知る
・建主さんと木を商う人との顔の見える関係づくり
・木から空間を発想する機会を作る
これらのことを目的として、
できるかぎりこうした機会を作っています。
たくさん並んでいる木の
表情を見たり、匂いを嗅いだり、
色々な木を色々な感覚で、感じました。
他に誰も居ない、
心地よい河原で一休み。
緑と水が映え、
真夏なのに涼しく、
息を吸えば空気がおいしく、
せせらぎの音や虫の声のみが響き、
「楽園」と表現してもいいくらい、
心地よい空間です。
ここでみんなで、
材木屋さんの差し入れで、
よく冷えた西瓜を食べました。
とてもステキな
仕事再始動の日でした。