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2011年7月5日

上で風を抜く

カテゴリー: 横浜栄こ邸

この家は
木組みのあやで、
差鴨居が随所に
入っています。

これにより、
梁と差鴨居に挟まれた、
欄間のような部分が
できるのですが、

その部分にところどころ、
風を抜くための窓を
設けています。

これから暑い夏が
待っていますが、
この窓たちが
利いてくれることを
期待しています。

2011年7月4日

どこからともなくあらわる障子

カテゴリー: 横浜栄こ邸

暑さ寒さを
和らげるため、

日本の家には
縁側という外との緩衝帯を設け、

そこを介して、
閉じたり開いたりできる仕掛けを
作ってきたわけですが、

横浜こ邸もそれに倣い、
幅4尺の縁側を南側に設け、

夏は開放的に、
冬はどこからともなく
障子が閉められる
仕掛けを作っています。

どこからともなく、
というのが大事なところで、

障子は断熱性や意匠性に
優れていますが、

普通に引き違いで納めてしまうと、
半分は外への視線と風通しが
遮られてしまいます。

ですのでこの家に
取り付けられている障子は全て、
ありかなしかを選択できるよう、
壁に引き込まれるように
なっています。

ステンドグラスの小窓を覗くと

カテゴリー: 横浜栄こ邸

2階の納戸には、
ステンドグラスが入った
小窓があります。

そこを開けて覗いてみると、
1階居間の様子と梁組みが
見えてきます。

こうして
小さくつなげることで、
家が何だか楽しいものに
感じられます。

そして案外、
小さな窓でも
風が通るのです。

2011年7月3日

こ邸完成見学会開催

カテゴリー: 横浜栄こ邸

今日のよき日に、
横浜こ邸の完成見学会。

参加者の多くは、
将来の建主さんか建主OB、

新年会に続く、
交流会のようでした。

それだけではなく、
多くの方々にお越しいただき、
ありがとうございました!

この場でも、
追々完成の様子を
お伝えしたいと思います。

見学会に先立ち、
南側の硝子格子の段に、
建主さんが緑を
生けてくださいました。

小さな緑ですが、
空間の品がぐっと
上がりました。

とてもうれしい
お気遣いです。

2011年6月30日

玄関を見上げると

カテゴリー: 横浜栄こ邸

玄関を見上げると、
大きな吹抜があります。

南面には、吹抜の窓を
開け閉めできるよう、
幅二尺の通路があります。

玄関入ると

カテゴリー: 横浜栄こ邸

玄関を入ると、
玄関扉と同じ格子が
迎え入れてくれます。

格子で視線を遮りつつ、

その向こうには、
大きな窓があるので、

そこから漏れる光が
‘後光’のようです。

玄関の前の表情

カテゴリー: 横浜栄こ邸

建具職人、新井さんの作る
端正な表情の格子戸と、

五十嵐さんが達磨窯で焼いた
幽玄な表情の敷瓦。

2011年6月28日

畳入る@横浜こ邸110628

カテゴリー: 横浜栄こ邸

畳が入りました。

大きな工事は
これでほぼ終わり、
あとは細々した仕事
ばかりです。

全てではありませんが、
今週中にほぼ終わらせて、
日曜日の完成見学会を
迎えたいと思います。

2011年6月21日

清掃・片付けの日@横浜こ邸110621

カテゴリー: 横浜栄こ邸

今日大工の二人は、
後片付けと清掃。

養生がかかっていた
設備機器等も、
その姿を現し始めました。

栗の厨房も、
浄水器が取り付けられ、
天板のフィルムを剥がして、
あとはガスコンロが
納まるのみとなりました。

2011年6月20日

切り取られた絵のよう@横浜こ邸110620

カテゴリー: 横浜栄こ邸

横浜こ邸は、
南面が山になっています。

2階南側の窓は、
硝子戸も網戸も障子も
引き込まれる仕組みのため、
木の枠は四方だけなので、

ここから見える緑の景色が
切り取った絵のように見えます。