横浜こ邸101221
ここのところ
左官屋さんが3人
ずっと詰めて、
中塗り進行中。
大工は2人で
造作工事。
年末まで現場が
賑やかです。
壁のほうは、
現在貫伏、斑直し。
柱同士を
ベルトのように巻き、
竹小舞を支持している貫板を
棕櫚を渡して土で覆い、
さらに
それ以外の部分を
平らに整えるための
仕事です。
ですので壁が
縞模様に。
それを裏から見ると、
貫の部分だけ
水気が沁みないので、
こちらも縞模様になります。
大工は現在、
細々とした仕事が進行中。
居間のカウンターの上の
幅の狭い天井が
貼り終わりました。
連日、横浜こ邸へ。
昨日は
左官の進み具合を書いたので、
今日は大工の仕事の話。
現在、
物入の壁の
板貼り進行中。
余った板を
うまく使って、
側の壁を
貼り進めています。
建具で隠れて
見えなくなるところですが、
隠すのがもったいないほど、
余った板の割には、
なかなかいい表情です。
幅木が概ね
付け終わりました。
現在
つっかえ棒を添えて、
養生中。
ちなみに糊は、
だいぶ前に紹介した
自然素材由来の接着剤。
膠が主成分だけに
寒くなってきたので、
(とはいえ今日はあたたかかった!)
固まるのが早く、
扱いが難しく
なりつつあると思います。
夕方5時前、
現場を後に。
冬至が近づいて
陽が沈むのが早く、
早々に夜景を
楽しむことができます。
作業用の灯に照らされて、
連続する垂木が
美しく映し出されています。
ついに12月。
来月はもう
お正月ではないですか。
さて横浜こ邸は、
完成に向けて、
着々と進んでいます。
現在左官工事は、
貫伏・斑直しと、
木ずり下地部分の中塗。
壁の木の部分が
隠れて見えなくなるので、
壁がより壁らしく
なっていきます。
横浜こ邸に
本格的に左官屋が
乗り込んできました。
これからしばらく
貫伏と外壁下地を
行う予定です。
大工の作業で目立つのは、
1階床貼り。
ヒノキの五分板を
貼り進めています。
これは私にとって
珍しいことで、
今まで床板には
サワラを使うことが
多かったのですが、
ヒノキとサワラを
比較してみると、
兄と妹という
きょうだいのようですね。
立木の状態でも
似ていますが、
こうして板にしても、
似ています。
しかしやはり、
ヒノキはサワラ比べて
表情も踏みごたえも、
堅くがっしりした
感じがあります。
それと
‘お兄さん’のほうが、
少し色白かな。
たまに赤いのが
ありますけどね。
先月初めに
塗り終わった荒壁土は
もうカラカラに
乾いています。
今週後半から、
左官屋が乗り込み、
貫伏の予定です。
1階居間では、
古口くんが
仕上げ用のヒノキ板を
床に貼っていました。
居間はもう
終わろうかという段階で、
引き続き、
厨房の部分に
差し掛かっていました。
2階へ昇ると、
藤間さんが東に面した
木建具用の枠を
付けているところでした。
早く外部の建具が入れば、
養生が楽になりますからね。
お茶の時間中、
建主さんが、
これまで撮り貯めた
たくさんの写真を
見せてくださいました。
このたくさんの写真は、
現場と密な関係を
作っている証拠。
うれしいですね。