2005年9月26日
エコヴィレッジ鶴川の住民の皆さんの主催で、北の大地でパーマカルチャーを実践されている酒匂さんをお招きし、パーマカルチャー公開講座を開催。
住民の主催でこうしたイベントを開催するということ自体がすばらしい。
住民の皆さんのパワーと情熱を感じます。
おかげさまで、250名程度の応募をいただきましたが、会場の都合で残念ながら人数を50名に絞らせていただきました。
会場はすごい熱気!皆さん真剣な眼差しで、講義に聞き入ってました。
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自分はずっと裏方だったので、内容についてはあまりよく聞けなかったが、最後酒匂さんが質問に答えた回答の内容が私にとってはとても印象的だった。
「衣服(線維)も含めて、自給自足をめざしてないのか」という問いに対して。
酒匂さん曰く、
「自分はそこまではめざしていない」
「しかし、地域全体でそうした作物を自給できればいいと思う」
自給自足は、方向性としてはとてもすばらしい理念。
やろうと思えばできるのだ、という考えがある一方で、人間一人の作業量には物理的に限界があるのも事実。
自分の適正作業量以上のことをやろうと思うと、精神的な負担が大きくなり、むしろ継続性を失う。それが人間というものだ。
自分でできない分は、地域で補えればいい。
地域として自立した生活圏が成り立てばよいのだ。
その方向性がむしろ、地域内での生きた交流を産む。
その方が、楽しいではないか。
そう、生活や暮らしを楽しむという考え方が、全ての活動の原点だと思う。
あとで酒匂さんとそんな話をして、意見が一致した。
やはり実践者の言葉は、力強い。