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2006年11月10日

夢の途中

カテゴリー: えこびれっじ


外壁の工事が着々と進み、
足場が外れ始めています。

住む人たち皆が楽しく力を合わせ、
現代の「和」を表現するという、

夢の途中。

2006年10月26日

終炎

カテゴリー: えこびれっじ


足かけ約7ヵ月続いたエコヴィレッジの焼杉作業も、本日をもっておしまいとなりました。
「おしまいの日」が3日続きましたが、今日で本当におしまいとなりそうです。
あまりに長かった期間のためか、未だ実感がわきません。

ところで今日はスギで「焼き柱」を作ってみました。
これがとてもいい!のです。

今度柿渋塗りの変わりに、どこかの設計で使おうかな。

【終炎(しゅうえん)】
→辞書には載っていませんでした。

2006年10月25日

空見

カテゴリー: えこびれっじ


ここのところ連日集合住宅の現場へ。

現場に居ると、夕暮れを迎えるのが早いですね。
それとともに、秋が深まるのを感じます。

夕暮れ時は、屋上広場予定地へ。
ここから眺める夕暮れの空、好きだなあ。
今日は弦月が薄らと浮かんでいます。
この空を眺めながら、暫し休息。

夕暮れ時だけではありません。
春夏秋冬。朝昼夜。
ここは様々な季節、時間の空を楽しむことができます。
「空見台」ですね。

屋上広場を作って、正解。

【空見(そらみ)】
→ぼんやりと心を留めないで見ること
出典:大辞林 第二版

音だけ聞いていると、歌い出しそう。

2006年10月24日

玄玄

カテゴリー: えこびれっじ


雨の中、迷路のような現場を巡回。
最上階に上がると、なんと焼杉板が露になっていました。

雨に濡れながら、焼杉板を目の前に、しばらく立ち尽くす私。
今までは足場が視界を遮っていたので、こうして焼杉板が貼られた壁全体を遠目に見るのは初めてです。

柔らかく玄奥な黒壁。

みんなで作った板だから、余計に美しく感じます。

【玄玄(げんげん)】
→きわめて奥深いこと。深くはかり知れないさま。
出典:大辞林 第二版

※ここで意味するところは、某ムスコのアダナではありません。

2006年10月15日

再び九時間半

カテゴリー: えこびれっじ


今日はコーポラティブ住宅の総会。
事前の予測では、前回ほど長くはならないだろうと思っていたら、結果的に前回よりもむしろ長い時間の総会でした。
終了したのは、確か19時半過ぎ。
今日も9時間半以上です。

今まで私の進行のせいで長引くんだと思っていましたが、
今日判りました、
皆さん、早く終わらせる気、ないでしょう(笑)。
まあ何にせよ、皆さん同士の相互理解が、総会ごとに深くなっていくのを感じます。


子どもたちはといえば、古民家の周りで元気に遊んでいます。
大人の子守役が数名見守ってはいますが、何だか子ども同士で勝手に楽しんでます。
子どもたちにとっても、総会が楽しみのようですね。

2006年10月14日

コンクリの箱、木で覆われる

カテゴリー: えこびれっじ


今日鉄筋の配筋検査のために現場に行きました。

すると工事が先行している部分では、足かけ7ヵ月、みんなで作った焼杉板が、大きな面で壁となっていました。

コンクリの無機質な箱から、一気に柔らかい木のたてものへ。
建物全体がどのような印象を放つか、楽しみです。

一方、先日立ち位置等を決めたクリとカヤの木は、三次元の空間として仕立てられていました。
大工さんが、うれしそうに(?)、苦労話を聞かせてくれました。

現場はあちこちで、着実に進んでいます。

2006年10月9日

コンクリの箱に木が萌ゆる

カテゴリー: えこびれっじ


先日飯能で選んだ自然樹形木を現場に搬入し、本日建て主さん立会いのもと、立ち位置や向きなどを決めました。
無機質な質感と直線の箱の中に、自然の成すがままに現れた造形。
それぞれ対極的ともいえる物体同士ですが、その組み合わせがなかなかいい!のです。

艶かしくくねるヒノキの木。
静かに個性を放つカヤの木。
厚く野趣に溢れるクリの板。

それぞれの素材が料理され、空間となる日が楽しみです。

2006年10月7日

板終了

カテゴリー: えこびれっじ


延べ約2,700枚あった焼杉板作りも、本日で完了!
(その様子は、こちらをご覧ください)
期間が長すぎたためか、まだ実感がありません。

秋空の美しい日でした。
作業が終わると、少し欠けた月が、夕空に輝いていました。

2006年10月3日

延べ四百人の汗の結晶

カテゴリー: えこびれっじ


今日現場に行ったら、ほんの一部ではありますが焼杉板が貼られており、初めて対面しました。

想像以上に、美しいではありませんか。

壁の前で立ち止まり、寒い日も暑い日も、足かけ7ヵ月、延べ約4百人が汗を流す姿に思いを馳せました。
皆さんの汗が、このように美しい壁へと昇華したのです。

がんばってきて、ほんとうによかった!

目の前の壁だけではありません。

皆さんとともに作業することによって、参加したそれぞれの方が、目には見えないですけれども代えがたい、宝物のような何かを得たような、そんな気がしております。

2006年9月30日

‘上がり’が見えた

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今日は一日焼杉作業

板は全て焼き終えてしまったので、後はひたすら洗いの作業。
それと、隅材を焼く作業。

いずれもかがみながらの作業なので、ずーっと作業していると、腰に来ます。
これを書いている今も、部活の練習後のような、懐かしい疲労感を感じているところです。

しかし、写真のとおり、板を並べて外壁に貼られる姿を試してみると、改めてみなさんと手をかけてきてよかったなー、と思います。
上品な褐色。
黒く浮き出た年輪。
焼くことによって、ところどころ少し欠けた角が、古びた感じと柔らかい印象を与えます。
これは、塗装では絶対に出せない色と風合いです。

早く実際に外壁に貼られて三次元になる姿を見たいところです。

さて、こうして半年以上、毎週毎週続けてきた焼杉作業も、順調に行けばあと1日でおしまいです。

うれしいような、しかしとても寂しいような。
あと一日、残りの作業を堪能したいと思います。

空は、寂しさを醸し出す秋の夕空。
向こうに見える山々は、丹沢山系。
夕暮れが、すっかり早くなりました。