1セット
藤沢い邸にて。
風と光を通す大開口と
保温性の高い障子は、
私の中で
1セットです。
撮影:畑拓
子どもたちが放課後集う
‘ふかふか’にて。
今日は午前に
地元の中学校の卒業式に
参列した以外は、
ほぼ‘ふかふか’で作業。
明日のお披露目会に向けて、
最後の大詰め、
残材整理や掃除などを
行いました。
お母さんたちの
がんばりもあって、
日が暮れる頃、
昨日の状態とは
想像もつかないほど
美しい姿になりました。
ゲンバからイエへ。
これで仕事は一区切り、
終わってしまった、
という感じですが、
ふかふか本格始動の
日でもあります。
近いのでたまに
立ち寄ったり、
催し物を
開かせていただこうと
思います。
しかしやっぱり、
さみしいなあ。
何しろ竹を伐る時期は、
10月から立春までの
下弦の月から新月までと
決めているので、
先週は週のうち
三回竹を伐ったのですが、
伐るだけ伐って、
玉切りや残材整理などが
残っていたので、
今日その作業を
行いました。
まだまだ
竹林に手を入れたいところですが、
それでもこの三日間で、
竹林に光が射すようになり、
この景色を見るだけで
達成感と喜びを感じます。
そして、
竹も9尺の長さに玉切りをした状態で、
約700本調達することができました。
場が美しくなり、
材も手に入れられるたけきり隊、
どっかから竹を買うなんて
もったいないです(笑)。
さらにうれしいことに、
三日間+今日も含めて、
たくさんの子どもたちが
活き活きと仕事してくれました。
それは竹を伐るという
直接的な仕事だけではなく、
仕事している人たちを
応援してくれたり、
にぎやかで楽しい
雰囲気を作ってくれたり、
子どもたちの存在は
本当にうれしかったです。
竹を片付ける仕事は
まだまだたくさんあるので、
近々また子どもたちとともに
野良仕事を楽しみたいと思います。
竹林にひかりが射す
この光景を見ると
本当に感慨深いです。
みかん山の急斜面から
子どもたちが
竹をえっちらおっちら
運んでくれました。
今日の成果。
大工の北さんのところへ
無事出荷。
小田原のみかん農家、
秋沢園の一角で
新春怒涛のたけきり隊、二日目。
前回よりもあたたかくて、
身体を動かしている時は
暑い!と思うくらいでした。
今回は平日ということもあり、
小さな子どもたちが多くて
楽しそうに走り回ったり、
痛くて泣き声が響き渡ったり、
子どもたちと
みかんの山に
遠足に来たついでに
竹を伐っている感じで(笑)、
そこには実に
平和な空気が流れていました。
小さな子どもたちは、
大人たちの作業を見て、
できそうだなと思ったことは
手伝ってくれて、
とくに前回もやった「竹リレー」では、
列に加わって何度も何度も
竹を隣の人に渡してくれました。
また実際の作業に加わらなくても、
遊んでいるのかなと思っていたら、
竹で器を作って
そこに「みかん刺身」を盛ったり、
あるいは竹でコップを作って
ミカンジュースを絞ってくれたり、
子どもたちなりの
いっしょうけんめいの応援が
何よりの励みとなりました。
お昼ごはんは、
秋沢さんの提案で、
見ごろを迎えている梅の木の下で
いただきました。
もうまさに
楽しい遠足(笑)。
これを仕事と言って
いいんだろうかと思いつつ(笑)、
今日もしっかりと
竹小舞用の竹を約150本、
運び出すことができました。
次回は28日!!
竹の器にみかん刺身、
竹のコップにミカンジュース、
箸も竹で自作。
澄み渡る青空と梅の木の下は、
本当に気持ちよかったです。
お昼ごはんのおかずを
せっかくなので竹の器に
盛ってみました。
恒例?になりつつある
竹リレー。
大人も子どもも、
‘一つ’になりました。
鎌倉や邸にて。
四年半越しに、
居間に建具が入りました。
腰板が付き、
亀甲模様の格子に
硝子を嵌め込んだ
引込建具です。
建具が納まるように
改修当時に枠は設けたものの、
予算その他諸々の都合で
建具自体は付けずじまいに
しておりましたが、
取り付ける必要が生じたのと、
住みながら建具の要望が
具体的になってきたので、
取り付ける運びとなりました。
今はたてものが完成する時に、
全てが完成するように
作ることが多いと思うのですが、
このように、
一度住んでみることによって、
構想をあたためるという
ものの決め方も、
よいと思います。
住むことによって気づくことも
あるでしょうし、
住みながら作り続ける楽しみを
残しておくことにもなりますからね。
いずれにしても、
イメージどおり、と
喜んでもらえてよかったです。