ブログ
2006年12月23日

そろそろ物語も終焉

カテゴリー: えこびれっじ


今日はみんなで、
きのかの家の探検。

一日かけて、
みんなで共用部分を練り歩き、
そして、
お互いそれぞれの家を
ほぼ全て見て回りました。

それぞれの家を見て回ったときは、
お互いの発案や考えの
お披露目会みたいなもので、
ああなるほど、とか、
こういう考えもあったのか、とか、
もう一度設計してみたい、とか、
だいぶん盛り上がりました。

しかし一気に30軒近く見て回ると、
さすがに疲れました。
みんなも同じ気持ちだったようで、
最初のほうはかなり丁寧に見学しましたが、
最後のほうの見学の速度の、
早いこと早いこと(笑)。

探検の後は、
きのかの家を育ててくれた古民家で、
元の地主さんを交えて、
入居の前祝会。

まだほとんど実感がないのですが、
2年間紡ぎ続けてきたこの物語も、
そろそろ終わるんだろうなあ、と、
今日一日、
そして夜の酒の場で、
みんなの嬉しそうな顔を見ながら、
そう思い始めるのでした。

2006年12月22日

ふるさとのような壁

カテゴリー: えこびれっじ


コンクリートの箱の中の
竹小舞下地による土壁。

山梨で仕込んだ泥に砂を混ぜて、
塗りました。

昔から使われている
普遍的な素材なのに、
圧倒的な個性と存在感。

現場を徘徊中、
ぶらりとここに足を運んでは、
Kさんと世間話がてら、
この壁と対峙し、
そしてまた小一時間後には、
またここに来て
同じことを繰り返す、
なぜか暫くすると
会いたくなる、
この土壁は、
そんな壁です。

2006年12月18日

時の密度と速度

カテゴリー: えこびれっじ


色いろ検査は終われど、
住まうことができる状態に向けて、
工事現場は大わらわ。

今日一日の過ぎるのが早く、
気がつけば夕焼けの空は沈み、
今日は本当に今日だったのだろうか。

流れる時間の速度は、
いつもと変わらないはずなのに、
そう思う日々が続いております。

2006年12月15日

楽しそうに竹が舞う

カテゴリー: えこびれっじ


昨夜煌々と灯りがともる
部屋を訪れると、

そこに住む人たちが、
助け合って、壁作り。

黙々と、楽しそうに、
竹が舞う。

2006年12月14日

風よあともう少し待てないか

カテゴリー: えこびれっじ


昨日は完了検査、
今日は消防検査。
何とか無事終了。

この日を一つの区切として
現場は精いっぱいのことを
やっていただきました。

日々なかなか刺激的な展開。

終わったら気が抜けて、
どうやら風が吹いてきたようです。

風よあともう少し待てないか。
まだまだ、これから、です。

2006年12月13日

光を楽しむ家

カテゴリー: えこびれっじ


共用廊下の部分が、
ようやく落ち着いてきました。

すると廊下に光が、
吹抜から柔らかく拡散しています。

ここは起伏のある土地なので、
居る場所ごとの、
光の変化が楽しい。

2006年12月12日

色いろな手

カテゴリー: えこびれっじ


柿渋塗りの手が居ないので、
私が塗ることに。

ここまで来たら、
みんなで力を合わせて。

2006年12月10日

伝統と現代の交錯

カテゴリー: えこびれっじ


きのかの家の
北側の通路の庇。
伝統的な構法の要素を持ち込み、
木で作ってもらいました。

通し貫。

きのかの家の、
焼杉板とともに、
伝統と現代が交錯する、
表徴の一つです。

ここに緑や花の箱を掛けるのも、
乙ですね。

そういえば昨日から、
造園工事が始まりました。

緑復活の序章

緑に埋もれる、きのかを期待。

2006年12月9日

コンクリの箱の中、今度は竹が舞う

カテゴリー: えこびれっじ


ここはコンクリートの箱の中。
いつもは野太い木の籠の中ですが、
ここで竹が、小さく舞い始めました。

施主の手と棕櫚縄で、
竹が壁に編み込まれていきます。

以前葉山でこの作業を、
一度経験していただいているので、
話が早い。

ああ、この竹の壁は、
いつ見ても美しい。

すぐさま泥を塗られ、
見えなくなってしまうという、
日本的な無常観も含めて、
この壁はいいな、と思います。

かわちやさん、
このまま泥を塗らずに、
麻布など垂らして、
しばらくとっておきませんか。