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2024年11月13日

今期最初の竹出し隊

新月に竹を伐採する「竹刈り隊」
の後は
その竹を山から出し、選別や玉切りを行う「竹出し隊」

この日は逗子のフリースクールの子たちがわんさかと手伝いに来てくれて20名以上で作業を行いました。

枯れ竹運びと玉切りと
皆ほんとに良く働く。
まだやる!また来たい!と
自分達の好きな仕事を一緒に楽しく思って貰えるのは嬉しいですよね。

そしてこの日はたまたま
朝猟師さんにイノシシを一頭頂いたので
子ども達の前で解体をしてみました。
無理しちゃだめだよ。苦手な子は見なくていいからね。
と注意喚起はしていたものの

みんな食い入るように見ていて、
人生に一度の貴重なものが見れたと喜んでくれていました。

皆で手を合わせて「いただきます。」
大事な経験だと思います。

sota

終わり!!!!

2023年切り旬伐採竹

建築材料の割竹になるまでの全ての工程が終了。

総数500束(25,000本)越え。

放置竹林を整備し
切り旬の期間に500本以上の竹を切り出し、
1600本程玉切りをし、
竹割り器で割り25,000本の割竹を作る。

作業期間約一年。

どれくらいの量かと言うと
30坪の一般住宅12棟分くらい。

空になったラックは翌日には今年の竹が搬入され、
息をつくまもなく次の作業が始まります。

林業の第一次産業から建築業の第二次産業へ。
持て余している資源も職人の手作業で付加価値をつけると100年後へ繋ぐ貴重な資源となる。

伝統工法、土壁のお家。竹小舞のおしごとお待ちしております💪

sota

深沢中学校にて

昨日はお隣の深沢中学校に、キャリア教育プログラム「未来スタジアム」という企画で行ってきました。
毎年地元の手広中学校のキャリア教育では「出前授業」というかたちでプレゼン資料を用意してお話をするのですが、今回は生徒たちから質問があるので、それにお答えするかたちでお願いしますとのこと。それで1時間近く持つのかなーと不安もあったのですが、生徒たちは質問のために周到に準備を重ね、また投げ返したボールが様々なところに弾んでいってあっという間に時間が過ぎていき、最後は時間が足らないほどでした。

またパワーポイント等の資料を何も用意せず、
聞かれたことを言葉だけで考えや思いを表現することで、
話しながらその場で自分自身の頭の中を整理することができた気がします。

参加されていた方々や学校の先生方もキラキラしている人ばかりで、
その後の懇親会も含めて本当によい時間でした。ありがとうございました!

hidaka

2024年11月11日

今日はタケダシ隊。

カテゴリー: 竹しごと

今日はタケダシ隊。

新月前に伐った竹を、竹林から引っ張り出す作業を行いました。
フリースクールここだねの子たちを始め、20人以上いた気がします。
おかげであっという間に竹林が気持ちのよい場所になりました。

作業のあとは、きらくなメンバーで今朝採れたイノシシと、
今朝薪から化けたイカをいただきました。
いただいた後は、しっかり命の恵みに感謝してみんなで手を合わせました。

はい、おいしい、楽しい、気持ちいい、が社是のきらくなたてものやです。

2024年11月6日

竹の切り旬

竹事業部です
今年も竹を切る季節がやってきました。

月の暦に習い
昔ながらの自然のサイクルで木を切る新月伐採というやり方。

建築資材の材料調達。
我々は秋口の下限の月に一年分の竹を伐採しています。

朝から日暮れのギリギリまで竹を切り、
夜はそのまま山に泊まる。
この日は朝、山で捕れたハクビシンとイノシシが晩御飯。

精力をつけて次の日に備え
また朝から新たな放置竹林へと入っていく。

全身運動で滝汗かいて作業後は喋られなくなるほど疲れきるけれど、
なんかこう。気持ちのいい疲れ。

今月はきらくなたてものや竹事業部の少数精鋭で3日間。

2日目は神奈川大学の建築学部が手伝いにきてくれ
何十年も放置された竹林に半日で光が射し、また新たな道ができました。

sota

G邸施工事例その3

由比ガ浜の家にて。
きらくな網戸と敷瓦の土間。

夏は日射遮蔽と防犯可能な通風、
冬は敷瓦の蓄熱を期待した南面の装置は、
きらくなたてものやの定番の一つです。

畑拓撮影
hidaka

達磨窯&新築住宅見学会

今日は達磨窯&新築住宅見学会でした。
遠方からたくさんの方々が来てくれて、ホントに元気をいただきました。
ありがとうございました!

今日見ていただいた木組み、土壁、‘本物’の畳、そして‘本物’の燻し瓦、
いずれも絶滅危惧種になりつつありますが、
それらがこの地域の気候風土の中で、
私たちに心地よい場所を提供してくれるのだということを感じてもらえれば幸いです。
その機会として、ぜひまた企画したいと思います。

hidaka

2024年11月2日

パンフレットができました

竹事業部sotaです
きらくなたてものやになかったもの”パンフレット”

「こんなところで家を建てています」
「こんなところと仕事しています」
「こんなところに勤めています」
を手軽に紹介できるコンテンツがない!

ということで制作しました。

限定撮り下ろしの写真や
書をする仲間の自筆フォントなど、
細部にもこだわった内容となっております。

中身は手に取った時のお楽しみということで!
ほしい方、店頭等においてくださる方お気軽にお問い合わせください。

sota

2024年10月10日

省エネとは

燻し瓦を焼く装置の達磨窯は、耐火煉瓦と土でできてます。窯の中は夜通し約11時間薪をくべ続けて最高1,000度に達するのですが、写真のようにその薪たちの一部は、窯に寄りかかるように積まれています。ということは、約30cm向こう側で1,000度になってても、木には燃え移らないということです。燃えないどころか、窯の表面を触ってもびっくりするほど全く熱くない。瓦を焼くたび、土壁の恐るべき「断熱」性能に驚かされます。

一方で世の中に出回っている断熱材で、同じように窯を作れますでしょうか。いくら高性能であっても、恐らくあっという間に跡形もなく燃えてしまうと思います。しかも異様な悪臭と火の色を放って。(余談ですが、合板や集成材を窯の中に突っ込むと、異様な炎の光とともに、人工的な匂いがします)

しかしそんな恐るべき「断熱」性能を持ち、しかもヘンな加工しなくても身近なここそこで材料を手に入れることのできる土壁のたてものは、制度上法律上、「省エネ」じゃないという理由で年々やりづらくなっていきます。火に対してどうかという話が少々飛躍していること重々承知してますが、しかし土を上手く使えば、「省エネ」できる可能性は絶対にあるって。

hidaka

2024年10月2日

窯出し隊

カテゴリー: 達磨窯を未来に

今日はきらくな面々で、

にぎやかにバケツリレーでカマダシ隊。

焼き上がった鬼瓦や表札とのご対面の時はテンション上がります。

自分で作ってたらなおさらね。