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2024年11月6日

G邸施工事例その3

由比ガ浜の家にて。
きらくな網戸と敷瓦の土間。

夏は日射遮蔽と防犯可能な通風、
冬は敷瓦の蓄熱を期待した南面の装置は、
きらくなたてものやの定番の一つです。

畑拓撮影
hidaka

達磨窯&新築住宅見学会

今日は達磨窯&新築住宅見学会でした。
遠方からたくさんの方々が来てくれて、ホントに元気をいただきました。
ありがとうございました!

今日見ていただいた木組み、土壁、‘本物’の畳、そして‘本物’の燻し瓦、
いずれも絶滅危惧種になりつつありますが、
それらがこの地域の気候風土の中で、
私たちに心地よい場所を提供してくれるのだということを感じてもらえれば幸いです。
その機会として、ぜひまた企画したいと思います。

hidaka

2024年10月10日

省エネとは

燻し瓦を焼く装置の達磨窯は、耐火煉瓦と土でできてます。窯の中は夜通し約11時間薪をくべ続けて最高1,000度に達するのですが、写真のようにその薪たちの一部は、窯に寄りかかるように積まれています。ということは、約30cm向こう側で1,000度になってても、木には燃え移らないということです。燃えないどころか、窯の表面を触ってもびっくりするほど全く熱くない。瓦を焼くたび、土壁の恐るべき「断熱」性能に驚かされます。

一方で世の中に出回っている断熱材で、同じように窯を作れますでしょうか。いくら高性能であっても、恐らくあっという間に跡形もなく燃えてしまうと思います。しかも異様な悪臭と火の色を放って。(余談ですが、合板や集成材を窯の中に突っ込むと、異様な炎の光とともに、人工的な匂いがします)

しかしそんな恐るべき「断熱」性能を持ち、しかもヘンな加工しなくても身近なここそこで材料を手に入れることのできる土壁のたてものは、制度上法律上、「省エネ」じゃないという理由で年々やりづらくなっていきます。火に対してどうかという話が少々飛躍していること重々承知してますが、しかし土を上手く使えば、「省エネ」できる可能性は絶対にあるって。

hidaka

2024年10月2日

窯出し隊

カテゴリー: 達磨窯を未来に

今日はきらくな面々で、

にぎやかにバケツリレーでカマダシ隊。

焼き上がった鬼瓦や表札とのご対面の時はテンション上がります。

自分で作ってたらなおさらね。

タイル屋さん

哲学者のようなタイル屋の手により、
割れたものも含めてそのへんに落ちてる敷瓦を使い、
放射状のデザインになった玄関土間。

作っている間タイル屋の目がキラキラしてました。

きらくなたてものやは変態の集まりです。

9/20 hidaka

窯焚き

カテゴリー: 達磨窯を未来に

きらくな建主さん、

きらくな竹事業部の面々で達磨窯の窯焚き。

今日は賑やかです。

2024年10月1日

窯出し

カテゴリー: 達磨窯を未来に

先週焚いた瓦を窯から出す作業を行いました。

どんな焼き具合か実際に目にすることで、
薪のくべ方がよかったのかどうか振り返りたいと思ったからです。

窯の中は低温サウナ状態で、
少し動くだけで汗が噴き出ましたが、
外に出るとなんともいえない爽快感!

そして過程の一つ一つが本当に美しい。

竹小舞と土壁の魅力の一つは、
その過程にあると考えていますが、
達磨窯で瓦を作る仕事も同じだと思いました。

9/4 hidaka

本日窯焚きの日。

今日も暑い日でしたが、
前回に比べれば格段にマシ。
むしろ吹き出る汗がデトックスになって気持ちいいくらい。

前回は中盤飛ばしすぎて、
色はよかったけど変形してしまった瓦がかなりあったようで、
中盤まで抑え気味に進め、最後追い込んで時間も延ばしました。

さて来週窯から出した時にどんな仕上がりになっているのか。毎回勉強になります。

ところで最後マツを大量投入して窯を封じ込めて、窯焚きが終わった後の煙の香りがホント好き。

8/28 hidaka

真夏の窯焚き。

カテゴリー: 達磨窯を未来に

夜が明けました。

確かに熱いけど思いのほか爽やか。

リットル単位で汗かいて綿のシャツがぐっしょりになったので、
深夜の話し相手は干している間のシャツ。

7/31 hidaka