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2016年12月31日

愛を育てる仕事を続けていきます

カテゴリー: 今日のできごと

今、紅白歌合戦を聞きながら、
今年最後の記事を書いています。

きらくなたてものやに
ご縁のある皆さま、

今年も支えていただき、
どうもありがとうございました。

きらくなたてものやの
今年の仕事を振り返ると、

「直す」仕事が大半でした。

数年前から、
「直す」仕事が
増え始めてきましたが、

ここまで割合が増えたのも、

既存のものを
大事に愛し続けていこうという
時代の意識の表れなのかなと思い、
うれしく思います。

愛、と言えば、
今年、来年と、

きらくなたてものやの所員、
仲間の職人、

そしてかつて
住まいの場作りを
お手伝いした
建主さんご家族、

そんなきらくなたてものやの周りで

少子化現象はなんのその、

子どもが10人近くも産まれた、
または産まれる予定です。

身近な方に
子どもが産まれるだけでも
うれしいのですが、

きらくなたてものやが
心がけていることの一つは、

場作りを通じて、
愛を育てること、

この現象が、
みんなで新たに作った住処で
愛を育んだ証ともいえるのが
とてもうれしいです。

この喜びに慢心せず、
来年も一つ一つ、

愛を育てていきたいと
思います。

2016年12月24日

今年の象徴

地元の町内会が管理する
古い小さなプレハブ小屋の
雨漏りが酷く、

何とかしてくれないかと
頼まれたので、

雨漏り自体を
直すのではなく、

予算と効果を考えて、
その上にさらに
屋根を架けることにしました。

年の瀬に
こうした仕事を
いただいたのは、

直す仕事が大半だった今年、

自転車で通える範囲の
地元の仕事が多かった今年、

そんな今年を
象徴していたように
思います。

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2016年12月23日

神田できらくな忘年会

カテゴリー: 今日のできごと

年末恒例、
きらくなたてものやの忘年会を
開催いたしました。

毎年地元の
大船で行っていたのですが、

今年は趣向を変えて
神田え邸の2階で行いました。

他のお客さんに
気兼ねすることがなく、

落ち着く空間で
じっくりと皆さんと
お話しすることができて
とてもよかったです。

神田え邸は、
こういう使い方も
いいですね!!

そして毎年忘年会のたびに
申し上げていることですが、

きらくなたてものやは、
私含めて3名、

しかしこうして気心知れる
たくさんの職人仲間の
技と叡智が集まって
成り立ってるんだなあと
改めて思います。

来年もこのチームで
楽しい、気持ちよい場を
作っていきたいと思いますので、

どうぞ皆さま、
よろしくお願いいたします。

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2016年12月9日

仲間たちから元気をもらう

カテゴリー: 今日のできごと

今日は三カ月に一度の
きらくな反省会。

実は今日
体調が絶不調で、

早めに終わろうと
思っていたのですが、

仲間の職人と話しているうち、
少しずつ元気になってきて、

結局2時間以上も
議論していました。

しかも今回は、
個人的にとてもワクワクする
企画が持ち上がり、

今後の展開が
楽しみです。

本音で話せる仲間はたちの存在は、
本当にありがたいです。

2016年12月8日

合理を選ぶか気持ちよさを選ぶか

カテゴリー: 今日のできごと

きらくなたてものやの定番の一つ、
ワンコインライト。

青山電陶のソケットに
白熱電球がはまっています。

今日改めて思いましたが、
光が柔らかくて
気持ちがいいです。

今は省エネのことを考えると、
LEDが主流になりました。

確かに消費電力と寿命は、
桁違いにステキで
合理的ですが、

光の気持ちよさを考えると、
白熱電球も捨てがたい。

選ぶ立場として
悩ましい選択は、
続きそうです。

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2016年12月1日

障子は夜景が締まる

カテゴリー: 今日のできごと

秋の初め、
我が家の居間の窓に
障子ときらくな網戸が
入ったのですが、

カーテンを掛けていた頃と比べて、
夜景が締まった感じになりました。

そしてやはり、
隙間風も減った感じがします。

今日は大学の授業でも
障子のよさを力説しましたが、

使い方を工夫して、
提案し続けていこうと、

家に入ろうとするたび、
その気持ちを
再確認しております。

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2016年11月28日

洗うよりも湯船

カテゴリー: 今日のできごと

急激に寒くなり、
お風呂がいつにもまして
うれしい季節になりました。

私はいつも家族の中で
いちばん最後に入ることになっているので、

夜起きてられない時は朝風呂にしたり、
入る時間はまちまちですが、
基本的に毎日入っています。

そしてここ数年、
我が家のお風呂で
続けていることがあるのですが、

それは石けんを使わない、
ということです。

そのかわり、
湯船には最低15分以上浸かります。

浸かっている間に
じわりと汗が身体から沁み出してきて、

汗とともに
身体にたまった老廃物が
汗とともに溶けて出てくるような
感覚を覚えます。

これは意識的に
取り組み始めたというよりは、

例によって家族の中で
いちばん最後となると、

子どもが大きくなればなるほど、
お風呂に入れる時間が遅くなり、

そうなると
身体を洗う気力がなくて、

たびたび湯船の中で
深い眠りに落ちてしまう、
ということから始まったのが
正直なところです(笑)。

しかし続けているうちに、
どんなに埃まみれ、
泥まみれになったとしても、

この方法で大きな問題はない
ということに気づき、

さらには、
問題はない、どころか、
むしろ肌の調子がいいとすら
思うようになりました。

この数年の間、
何度かだけ石けんで
身体をこすったことがあるのですが、

もちろん老廃物が
根こそぎ洗い流された一方で、

それ以上のものも
落ちてしまったような感じがして、

確かそれは夏場だったのですが、
しばらくするとかえって
それを修復するように
新たに肌に何かまとわりつくような感じが
気になったりもしました。

もちろんこの方法が合うかどうかは
体質次第だと思いますし、

もしかしたら私の知らぬところで
周りにご迷惑をおかけしているのかも
しれないのですが(笑)、

そんな懸命に
汚れを洗い落とす必要はあるのか、
とも思っています。

そして湯船の中で長い時間、
瞑想(?)するようになり、

お風呂を設計するうえで
やっぱり湯船は大事だな、と、
改めて感じている次第です。

今はおかげさまで、
木のお風呂を作る機会を
数多くいただいていますが、

ホントは自分が
いちばん入りたい(笑)。

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2016年11月23日

誰も湯に入らない「湯」の集い

カテゴリー: 今日のできごと

今日は久しぶりに、
「湯」の集い。

何人いたか分かりませんが、

鎌倉できらくなたてものやが手掛けた仕事の
住人たちを中心とした人たちと

きらくなたてものやの
仲間の職人たちが

四年以上前に改修した
鎌倉の古民家に集合して、

おいしい楽しい時間を
過ごしました。

最初は泊まり込みで
ここから近い「食堂ぺいす」を作る職人たちのために
「お風呂入っていきなよ」と始まった「湯」ですが、

それから数年後には
まるでずっと旅していたきょうだいたちが
久しぶりに一つ屋根の下に集まるような
大家族のような楽しい場になり、

今となっては
酒と話が楽しくて、
誰も風呂に入ろうとしない
「湯屋」でございます(笑)。

いずれにしても
形のあるものづくりは
それそのものが
楽しいだけではなく、

その物語を共有することによって
人と人とをつなげてくれる力を
持っているということ、

そしてそこから楽しみ合い、
助け合う関係が生まれるということを
改めて思いました。

間もなくこの「湯」に
家族が一人増えるため、

次に大々的な「湯」を開くのは
しばらく先になりそうですが、

また別の場で「湯」が
開かれるのではないかと思います。

最近人を引き寄せる
「木のお風呂」率が高いですし(笑)、
「湯」の場の拡散も楽しみです。

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2016年11月21日

今日はきらくなおそうじ隊

カテゴリー: 今日のできごと

今日は一日、
改修現場で「きらくなおそうじ隊」。

午前中は一人で
養生を剥がし、
念入りに掃除をした後に
蜜蝋ワックス塗り、

午後は大工の北山さんが合流して
家財道具の移動を行いました。

こうして工事がほぼ終わり、
最後ゲンバからイエにする作業は、

基本的に私か所員が
行います。

今日も養生を剥がしていたら、
「そんなことまであなたがするのね」
的なお言葉をかけていただき、

またそのお言葉は、
今日に始まったことではないのですが、

私からすれば、
このゲンバからイエになる
劇的な瞬間を
見ることができる楽しい仕事を
他の人に委ねるなんて
もったいない、と思います。

それもありますが、
管理する立場として
隈なく最終点検を行える
という側面もありますからね。

ということで
これを書いている今は、
心地よい疲れ、

いつにもまして
ぐっすり眠れそうです(笑)。

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2016年11月10日

‘ムスコ’が一日弟子入り

カテゴリー: 今日のできごと

年に一度、
地元の中学校の生徒を
職場体験の場として
受け入れているのですが、

今年も二名の中学二年生の子が
うちに来てくれました。

そのうちの一人は、
産まれた時からよく知っていて、
家もよく行ったり来たりしている、
自分のムスコみたいな子でした。

学校で会って、
先生の前で事前説明をした際は、
しおらしく敬語で話してきて、
なんだか調子悪いな(笑)、
と思っていたのですが、

今日は普段の様子でした。

しかし身近な子が
こうして社会との接点を
作り始めるとは、

実に感慨深いものがあります。

どっぷり地域で活動していると、
こういう喜びがあります。

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