どろんこおかわり
これから土壁を作る現場で
先週みんなで泥をこねたのですが、
なんだか少し少ない感じがしたので、
今日‘おかわり’のどろこねを行いました。
平日の午前だというのに、
時間になると徐々に人が増えていき、
なんだか女子会のようでした。
二度手間かけて申し訳なかったですが、
もう一度楽しめた、ということで、
なにとぞお許しください(笑)。
ところでその横で大工の藤間さんが
黙々と木材を刻むという絵が、
動と静、陽と陰、という感じで、
なかなか面白い構図でした。
今日から七里ガ浜で
本格的に改修工事が始まりました。
居間の床壁天井、
全て取り払っての改修工事ですが、
お住まいになりながら
工事を進めるので、
居間を経由しなければ
たどり着かない洗面所とお風呂まで
仮の通路を作りました。
足場板とブルーシートに包まれた幅約尺6寸の
現場感満載(笑)の通路ですが、
なんだか水族館を連想させるような感じで
なかなかよいのです。
今日は鎌倉某所の作業場の中で
泥をこねました。
ゆくゆくは
子どもたちが集まる場所となるため、
いつにもましてたくさんの
子どもたちが
入れ代わり立ち代わりここに来ては
泥の箱の中に入りました。
今までの傾向として、
小学生までの子たちは
泥の箱の中を怖がって
あんまり入りたがらないのですが、
とくに幼稚園児くらいの子たちが
足元から頭のてっぺんまで
泥んこになりながらはしゃいでいたのが
印象的でした。
それにしても
こういうたてものの作り方は、
節目節目がおまつりのようで、
しかも用途が用途だけに
文字どおりまちじゅうの人たちが
大人も子どもも集まって、
しかもこの場所に関わる人たちだけではなく、
近所に住む過去のきらくな建主さんや、
昔からのお友だちなども集まって、
本当に楽しいひとときでした。
確かに
環境に負荷が少ないとか、
地産地消とか、
伝統技術の継承とか、
そんなお題目も大事かもしれませんが、
自分はこうして身近な場所で
ご縁がつながって、
みんなの手で何かを
作っていきたいんだなあ、
楽しい楽しいおまつりを
作っていきたいんだなあと、
思いました。
自分はまさにこういうかたちで
ものを作っていきたい、
それを体現した日でした。
女子大生が現れたとたん、
うれしそうにはしゃぐ小学生の少年たち。
君たち、本当に分かりやすいです(笑)。
でも分かります(笑)。
今週から鎌倉某所で
仲間の大工の藤間さんが
改修工事に先立って
解体に取り掛かりました。
ていねいな仕事を是とする
きらくなたてものやの大工の中でも、
とりわけていねいで有名な藤間さん。
今朝現場に着いて、
驚きました。
解体で出た
処分すべき廃材が
まるで芸術のように
整然と並んでいて、
なんだか処分するのが
はばかられるほどでした。
薪となりそうな材も、
ほぼ同じ長さに切り揃えて、
美しくまとめられていました。
だいぶ前、とある仲間の職人が
「藤間さんの現場はとくに身が引き締まる」
と言っておりましたが、
まさにそのとおりで、
この様子を見たら、
パスを受けた職人たちは
自分もちゃんとせなあかん、
自分もより美しく仕事しようと、
背すじが伸びざるを得ません。
藤間さんの現場は
正直時間がかかる傾向にありますが、
こうした意識の連鎖で、
図面で意図していること以上の
美しい現場、美しいたてものに
仕立てられていき、
人々の心を
つかんでいくのです。
自宅にて。
居間の南側に面した窓の室内側に、
先日大工が引き込み可能な枠を
取り付けたのですが、
今日はそこに
硝子戸の割り付けに合わせた障子と、
横繁格子付網戸、いわゆる「きらくな網戸」が
入りました。
季節に応じて建具を「着せ替え」し、
使わない建具は敷居の下に置いておこうという
心づもりです。
早速いろいろ「試着」してみましたが、
季節だけではなく、
その日のお天気や気分で着せ替えるのも
楽しそうだな、と思いました。
そう、服を買いに行ったとき、
幾つかの服をワクワクしながら試着室に持ち込む
あの気分です(笑)。
また自宅なので、
そうやっていろいろ試すことにより、
設計の参考にしていければと思います。
我が家で大工の藤間さんが
これから数日間仕事します。
約16年前に建てた家、
当時の情熱があったからこそ
建てたこの家に、
16年の間に得た知恵を
付け加えて、
より快適な住まいへとするために
開口部を改造します。
完成したら、
また報告します。
9月1日。
夏が終わりました。
今日の昼間は、
まだ夏の続きのような
暑さでしたが、
9月に入ると突然、
夕方6時頃の夕焼けが
どこか寂しげに感じます。
そして日が暮れると、
涼し気に秋の虫が鳴き、
窓から爽やかな風が入ります。
夜が涼しくなればなるほど、
日中どんなに暑くなっても、
木と土の家は、
朝までの空気の名残を
残してくれるので、
エアコンのない我が家でも
それほど不快ではありません。
実は今年の夏、
約4畳の場所に
私含めて3人が詰め込まれ、
3台のパソコンと、
1台の複合機が稼働して、
部屋の中からも熱を発している
事務所の環境を見るに見かねて、
周囲の人たちから
エアコン入れなよ、
という強い勧めがありました。
自分は暑いのは大丈夫なのですが、
所員のことを考えると…、
という思いもありましたし、
8月上旬に気温が34、5度まで上がった時は
正直申して心がぐらつきました。
しかし振り返ってみれば、
寝る時間までホントに暑い!と思ったのは
7月末から8月上旬の
4、5日程度でしょうか。
お盆を過ぎてしまえば、
涼しいと思う日すらあったし、
またその日があったおかげで、
次の日どんなに暑くなっても、
家の中はそれほどでもなかったし、
8月下旬以降はエアコンなくても
無理なく乗り切ることができました。
それは身体が猛暑に晒されて
暑さに慣れたから、ということも
あると思います。
一方でもしかして、
夏のいちばん暑い時に
エアコンを入れてしまったら、
峠を越えたこの時期でも、
エアコンを使ってしまっているような
気がします。
ところでお盆の時期、
世間はなぜ仕事をお休みとするのか、
エアコンがない暮らしをしていると、
よく分かります。
はい、単純に、
仕事をする気が
起きないからですね(笑)。
暑くてたまらない時期は、
無理せず休んで、
川でも海でも山でも、
涼しい場所に行けばいいのです。
事実きらくなたてものやも、
お盆前後は大型連休にしてしまいました(笑)。
こうして
もはや絶滅危惧種の
エアコンのない自宅兼事務所暮らしは、
しばらく続きそうです。
今朝は大仏の近くで仕事。
少し待ち時間があったので、
ハイキングコースの階段を昇り、
大仏切通しを歩いてみました。
最近は平らなグランドを走るばっかりで、
こうした山道を歩くのは久しぶりでしたが、
なかなかいい負荷の運動でした。
また数百年の間、
ここでたくさんの人が
行き来したのかと、
思いを馳せながら、
緑に覆われ、
蝉の鳴き声ばかりで
人は誰もいない
土の道を歩くのは、
とても気持ちよかったです。
鎌倉の夏は、
海、という印象がありますが、
山もなかなか。
いや一日で
海、山、両方楽しもうと思ったら、
楽しむことができるのが
鎌倉の楽しいところの
一つだと思いました。
とはいえ最近、
海も泳ぎに行ってないな(笑)。
内装が自然素材で作られている
某集合住宅の室内で、
硝子の間仕切り壁を作りました。
透明硝子と
タペストリ調硝子を
組み合わせたら、
なんだか懐かしい
感じになりました。
懐かしいと感じるのは
何となくなのですが、
何でなのか考えてみたところ、
昔の駅舎の窓口を
思い起こすからでしょうか。
ところで取り付けた建具は、
十年来使っていなかった建具の再生です。
その建具の鏡板に鏡を貼り付けて、
奥行の深さを感じる場所となりました。