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2014年12月26日

2014きらくな忘年会

カテゴリー: 今日のできごと

きらくなたてものやは、
公式には今日で仕事納め。

道具部屋を整理し、
年賀状も用意して、

夜はきらくな忘年会。

所員は私含めて
3名の事務所ですが、

毎年恒例、
きらくなたてものやを支えてくれる
たくさんの仲間の職人たちが
たくさん駆けつけてくれて、

今回も楽しい夜でした。

中には鎌倉から遠い、
埼玉県や青梅からも
何人か来てくれました。

紙に線を描くだけでは、
たてものは現実のものとはならない、

哲学を共有し、支え合い、
時に提案し合い、
腕を磨いた各種の職人が
一通り揃ってこそ、

たてものづくりが成立します。

この仲間たちあっての
きらくなたてものや、

来年もこの仲間と
仕事できる喜びをかみしめながら、
たてものづくりを進めてまいります。

2014年12月21日

今年も年の瀬に竹伐り隊

カテゴリー: 今日のできごと

ここ近年、
年の背に竹伐り隊を結成することが
恒例となってきました。

そればかりか今年は、
10月も11月も、
下弦の月から新月の期間を狙って、
竹伐り隊。

今日で三カ月連続です。

竹伐り隊は、
気持ちいいので、
こうして毎月のようにできること、
とてもうれしく思います。

しかも毎回、
建主さんそれぞれの
心のこもったおもてなしに
とても幸せな気分になります。

さて今日は、
建主さんのお子さんが
通っている自主保育のお仲間たちが
大ぜい集まってくださって、

人数はきちんと数えていませんが、
大人15名はいたでしょうか。

また小さな子どもたちも、
それと同じくらい、
いやもしかしたら
それ以上の人数いました。

子どもたちの声援と、

時に「わたしにもやらせて」
といった感じで
お手伝いしてくれて、

とても賑やかに
作業を進めることができました。

そしてなんといっても、
建主さんは今日二升!分の
おにぎりを用意してくださり、

また近所のお友だちも
ご自宅を開放して
お昼と夕方、
とてもおいしい料理を
ふるまってくれて、

きっと一日身体を
動かしたエネルギー量を
補って余りあるほどの(笑)
お食事をいただきました。

参加者の皆さんも
口にしていましたが、

もし数人で作業してたら、
途方に暮れる仕事、

だからこれまで
竹林に手が入らず、
荒れ放題になっている
ところばかりに
なってしまいましたが、

竹小舞という
使い道を通じて
楽しくおいしく
竹林に手が入り、

気がついたら
光と風の通る竹林に
生まれ変わります。

こういう過程と結果が
あるからこそ、

土壁はやめられません。

子どもたちが生き生きと
野山を駆け回り、
おいしそうにおにぎりを
ほおばる姿を思い出しながら、

土壁が昨今の
「省エネ化」だけで評価され、
それに振り回されてはなるまいと
改めてそう思いました。

ということで
今日の成果は、
割り竹の状態で650本!

皆さん、
ありがとうございました!

二升分のおにぎり(の一部)。
汗を流した後だから、
余計にうまい!

直火で沸かしたスープも
うまい!

この写真は、
参加者のごく一部ですが、

ご覧のとおり、
大人の数と同じか、
それ以上いる子どもたち。

作業が終わり、
日が暮れた後は、
火とおいしい食事を囲んで、
しばらく皆さんと
交流を深めました。

2014年12月5日

さらば相棒

カテゴリー: 今日のできごと

きらくなたてものやの旗揚げとともに
ともに歩んでちょうど十年。

各部の損傷が激しく、
おカネを積めば直せるのでしょうが、
ついに腹を決めました。

月まで行きたかったのですが、
あと2万6千㎞という地点で断念。

木、石、藁、竹、泥、瓦…、
様々なものを運び、
過酷に走った十年間、

本当にありがとう。
そして、さようなら。

2014年11月17日

石の橋渡し

カテゴリー: 今日のできごと

今日は‘きらくなうんそうや’(笑)。

ご縁の工務店さんの直近で
大谷石の廃材が
たくさん出るというので、
それらを引き取り、

いったん横浜す邸に
立ち寄った後、

逗子せ邸に運び入れ、

縁側から庭先に降りる段として
敷き並べました。

ちょうど工務店さんが
示しを合わせたかのように
逗子せ邸の近くに用事があり、

重い重い石を運び入れる際に
手伝ってくれたので、
たいへん助かりました。

石は捨てるのも高ければ、
買うのも高いですからね。

私たちの役割は、
色々な意味で「橋渡し役」。

こうして捨てる運命の話を
聞きつければ、

次に活かす方法を
考えたいものです。

2014年10月30日

お互いによいこと

カテゴリー: 今日のできごと

今日の午前は、
鎌倉の潮風香る丘の中腹に
数年前作らせていただいた
大きなバルコニーのお手入れ。

入念に雑巾がけしたあと
柿渋コートを塗り重ね、
だいぶ見違えるようになりました。

こうしてお手入れに
関わらせていただくと、

たてものにとっても
よいわけですが、

経年変化の様子が
よく分かるので、

私たちにとっても
ありがたいことです。

2014年10月26日

根っこが大事

カテゴリー: 今日のできごと

先日、木の家ネットの総会で
加子母村の森を訪ねて耳にした
印象的な言葉の一つ。

その山に生えていた桧は、

日本の人工林の多くで
取り組んでいるような
密に苗を植えて
枝打ちや間伐を
繰り返してきたものではなく、

全てが実生で、
つまり土に埋もれた種から
生えてきたもの。

適度に間引いていく作業は
共通していますが、

村の人たちが、
その森に芽生えた
小さな命を育てていくにあたり、
大事にしてきたのは根っこ。

なので見学に先立ち、
ご案内してくださった方が、

「木の根っこを
ぜひしっかりと見てください。」と。

根っこは地面に埋まっているのに
どうやって見ればいいのかな、

なんとなく肌で感じればいいか、

とくらいに思って
山道に入りましたが、

歩を進めて割とすぐ、
その理由が分かりました。

土の中から
少しだけ見えている根っこが
とにかく気持ちよさそうに
奔放に伸びています。

桧の合間に
様々な樹も生えていて、

今まで見てきた人工林とは違う、
大らかな気持ちよさが
そこにはありました。

なるほど、
こういう人工林のあり方も
あるのか。

根っこを大事にして
育てることはこういうことかと、
人間の世界にも
通じるものがあると思いました。

2014年10月24日

愛に溢れる外壁板

カテゴリー: 今日のできごと

鎌倉滑川沿いの
某古民家にて。

暑い夏に始まった
外壁板の貼替工事が

本日の産業廃棄物の
引き取りをもって
全て終了しました。

きらくなたてものや支援のもと、
施工したのは、
なんと住まい手の方。

大工が貼り方を
教えたとはいえ、

住まい手の方が
器用とはいえ、

ご自身の仕事の合間に
約15坪の板を貼る作業は、
なかなか容易ではありません。

本当にすばらしい!

今後こうした
自主施工をしたい方々に
勇気を与えてくれるでしょう。

会うといつも
お話ししてくださる
苦労話もまた楽しい。

技術とともに
家に対する愛着を
育ててくれる自主施工、

相当の覚悟は必要ですが、

きらくなたてものやは
応援します。

2014年10月16日

空に伸びゆくカツラの木

カテゴリー: 今日のできごと

昨日はは久しぶりに、
「きなりの家」に行ってまいりました。

「きなりの家」とは15年前、
土地を買う前から
14世帯が環境共生型の
暮らしを求めて集まり、
それぞれの家の設計とともに、
全体についてはみんなで話し合いながら
計画を決めていく、
いわばコーポラティブ方式により
できあがった集合住宅です。

私は都市計画コンサルタント会社勤務時代に、
このコーポラティブ方式の
コーディネーター役として
お手伝いさせていただきました。

建築的には、
安全な素材による内装、
外断熱、逆梁工法、屋上菜園、
各種の自然エネルギー活用といった
当時珍しかったことも含めて
様々なことに取り組み、

また一ヵ月に一度程度、
みんなが集まる総会の場は
毎回長丁場で、

みんなで話し合いながら
いろいろなことを
決めていくということは、
こんなにもたいへんで、
こんなにも楽しいものかと
思ったものです。

また当時は、
電子メールが一般的ではなく、
連絡の手段は
会社に泊り込んでは
たくさんの資料をコピーして
ファックスか電話か郵送。

数年後に次の
コーポラティブハウスを手がける頃、
電子メール、そして
メーリングリストという手段を
使えるようになった時は、
なんて便利なんだ、
と思ったものでした。

まあとにかく
いろいろと思い出深い
きなりの家ですが、

昨日とある一室をお借りして
住民のお一人とともに
建設当時のことをお話しする
機会をいただきました。

もう15年前のできごと、
忘れていたこともありますが、

やはりこうして、
みんなの話を聞き込みながら
ものごとを決めていき、
みんなで家と物語を
作っていった充実感が
数年前のことのように
よみがえりました。

今は個人の家を
設計させていただくことが
多いですが、

個人だろうと
みんなの家だろうと、

こうして関わるみんなと
いい関係を作りながら
家と物語を作っていきたい
という姿勢は、

恐らく当時の充実感も
少なからず影響しているのだと
思います。

実はほぼ同時進行で、
鎌倉に伝統工法による
自宅を建てていましたので、

15年前の1999年という年は、
現在の仕事の原点
ともいえる年でした。

きなりの家の中庭に立つ
シンボルツリーのカツラの木は、

きなりの家とともに、

また個人的には
伝統工法との出会いの年から
成長してきた木。

15年経って
ついにきなりの家の
建物の高さを
追い越しました。

みんなで決めたこの木には、
何だか自分も
すごく思い入れがあります。

そしてこの空に伸びゆく
カツラの木を眺めながら、

コーポラティブ方式と伝統工法、

カツラの木を植えて以来、
それぞれに経験を積む機会をいただき、

この二つの方法論によって
集落作りができないものかと、

それがたてものやとして
当面の私の夢であることを
改めて再確認しました。

私たちの仕事は、
あくまでも
ご縁のものではありますが、
いつしかそのご縁と
出会うことができるよう、
夢を表明して日々精進です。

2014年10月15日

雨の土掘り

カテゴリー: 今日のできごと

鎌倉浄明寺に邸にて。

今日の天気予報は
雨でしたっけ?

いずれにしても
冷たい雨の中、
今日から根伐り開始。

基礎を作るために、
土を掘る作業です。

ここは
埋蔵文化財包蔵地に該当するため、
鎌倉市文化財課の方立ち会いのもと、
穴を掘り始めました。

まあ大丈夫だろうと思いつつ、
瓦の破片など出てくると、
やはりドキッとします(笑)。

2014年10月12日

あたたかい石の壁

カテゴリー: 今日のできごと

鎌倉大町み邸にて。

日が暮れた頃、
現場に資材を届けに行くと、

タイル職人の小澤さんが
ちょうど帰ろうと
していたところでした。

こちらから
お願いするわけでもなく、

クルマから現場に
運び入れる作業を
手伝ってくれました。

実は昨日の夜も、
全く同じようなできごと。

台風対策で
現場の資材を移動するため、
夜9時頃に駆けつけたのですが、

小澤さんが
全て石を張り終えて
帰ろうとしていたところ。

とてもたいへんな
移動作業だったのですが、
最後までお手伝い
していただいたのでした。

今回の鉄平石張りは、
自然のかたちをしたものだけに、
職人のセンスと心が
思いきり反映されるわけですが、

やはりそんな小澤さんの
あたたかさが伝わる
壁になりました。

写真は、
仮設照明を撤去した後、
懐中電灯で照らして撮ったので、
洞窟の中のような感じですが、

来週には完成予定です。