2014年2月23日
まだ気が早いだろうと
思うかもしれませんが、
齡四十を過ぎると、
もしかしたら自分は
明日死ぬことが
あるかもしれない、
と考えるようになりました。
もちろん、
明日死ぬつもりはないし、
死にたかないし、
一日でも長く、
この世を見てみたい、
という気持ちを
強く持ち続けています。
しかし人間、
いつ何が起こるか分からない。
人間だけじゃなく、
宇宙だって何が起こるか分からない。
だとすれば、
今日という日を
存分に楽しみたい。
今日起こるできごとは
全て最大限に楽しみたい。
そのような考えが
ますます強まってきています。
そう、死を考えるということは、
生きるを考えること。
そう考えていた矢先、
今日大磯エピナールで行われた
学びの場を出し合うイベントで、
自分が死んだ後の世界を
絵に描いてみよう、
という試みがあり、
今考えていることを
10分という時間のあいだで
クレヨンで表現してみました。
自分が死んだら、
宇宙へ旅立つんだろうな、
という想像のもと、
そこは闇の世界。
魂が宇宙に昇り立つ周りに、
自分が生きてきた証しとして
残そうとしてきたこととは何なのか。
それは住まいや建築づくりを通じて
紡がれたあたたかいご縁と
それから湧き出るえがおだったのだと、
10分間夢中になって手を動かしながら
改めてそれを認識しました。
そのえがおがまちに連なり、
まち全体の風景につながれば
なお最高です。
そういえば、自分の葬式は、
自分が大好きな自分の住まいで
にぎやかに大宴会を
行ってほしいです。
不謹慎な話題かもしれませんが、
最後にもう一度、
死を考えるということは、
生きるを考えること。
皆さんも
お手元のスケッチブックに
心の赴くままに
描いてみてはいかがでしょうか。