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2013年7月8日

隣の隣の隣の町で「文化の種蒔き」

カテゴリー: 今日のできごと

今日は寒川中学校で
一時間いただきまして、
私とよく立場を間違えられる
大工の藤間さん、
彼が現場に来ると笑いが絶えない
水道屋の森田さんとで、
「文化の種蒔き」。

子どもたちは真剣なまなざしで
私たちの話を聞いてくれました。

私たち以外にたくさんの人たちが
講師として来られていましたが、
そこの学校の先生も含め、
隣の隣の隣の町であるにもかかわらず
偶然知っている人ばかり。

初めて来た気がしませんでした。

いずれにしても
場所はどこであれ、
「文化の種蒔き」のためなら、
木組みの模型を持って、
馳せ参じます。

2013年6月8日

木っ端がもたらす縁

カテゴリー: 今日のできごと

先日、
地元の中学生に切ってもらった
四寸角の木っ端ですが、

切ったほうは
記念に持って帰ってもらい、

切られたほうは、
今度は薪ストーブを持つ
建主OBさんを回っておすそわけ。

薪ストーブがあると、
木っ端が建主さんとのご縁の糸を、
より太いものにしてくれます。

こうした資源の利用が適切に進めば、
持続可能性とか、資源循環性とか、
そうした面もありますが、

地域のご縁を作ってくれることが、
実に楽しいじゃありませんか。

そういえば中学校の先生も、
技術の授業としても
四寸角をノコギリで切る機会は
たいへんありがたいと
おっしゃっておりました。

教材としてどこから来たか
分からない集成材を使わないで、

学校もぜひ地元の山と
つながればいいなと思います。

木っ端がもたらす縁

カテゴリー: 今日のできごと

先日、地元の中学生に
切ってもらった
四寸角の木っ端ですが、

切ったほうは
記念に持って帰ってもらい、
切られたほうは、
薪ストーブを持つ
建主OBさんを回って
おすそわけ。

薪ストーブがあると、
木っ端が建主さんとのご縁の糸を、
より太いものにしてくれます。

こうした資源の利用が適切に進めば、
持続可能性とか、資源循環性とか、
そうした面もありますが、

地域のご縁を作ってくれることが、
実に楽しいじゃありませんか。

そういえば中学校の先生も、
技術の授業としても
四寸角をノコギリで切る機会は
たいへんありがたいと
おっしゃっておりました。

教材として
どこの国から来たか分からん
集成材を使わんと、

学校も地元の森と
ぜひつながっちゃってくださ-い。

2013年6月6日

今年も文化の種を撒く

カテゴリー: 今日のできごと

今日は毎年恒例、
地元の中学校の「ふれあい体験活動」の一環で、
23人の中学生相手に特別課外授業を行いました。

約一時間、森の話、木の話、家の話をしたあと、

これも毎年恒例、
四寸角をノコギリで切るという
単純な作業をしてもらいました。

10分でできた器用な子もいれば、
1時間近くかかった子もいましたが、
いずれにしても、手を動かすことの楽しさと、
「これを数分で正確に切れる大工さんはすごいや」
ということを肌で感じていただいたようです。

この地道な「文化の種蒔き」により、
「建築家になりたい」、「大工になりたい」
と言って卒業していく子が現れてきていて、

少しずつ手ごたえを感じています。

また遠い将来、
この子たちが家づくりを
考えようとしている時に、
森とつながった家づくりを
少しでも志向してくれることを
期待しております。

それにしてもここの中学生たちは、
ホンマにかわいい!

2013年5月18日

ノライチゴをいただく

カテゴリー: 今日のできごと

今日は鎌倉エネルギー仲間の
‘た’さんが手を入れている
畑を見学させていただきました。

本当に太陽と風が心地よい空間でした。

そしてそこには、
自らの力で元気に育つイチゴが!

名づけてノライチゴ。

その証拠に、
その辺に落ちている古いイチゴが、
腐らずに枯れて、
発酵を始めているではありませんか。

ジャムおじさんが
興奮を抑えきれなかったことは
言うまでもありません。

家に持ち帰って
早速ジャムにしました。

今度の鎌倉路地フェスタの打ち上げに
お持ちしたいと思います。

2013年5月15日

初夏の竹割り隊

カテゴリー: 今日のできごと

初夏の風が
たいへん心地よい今日、
大磯の里山で竹割り隊を
開催いたしました。

急きょ開催したにもかかわらず、
合計6名で楽しく作業することができました。

ご参加された皆様、
ありがとうございました!

ん、今週は竹ばかり触ってないか(笑)。

この風景の中で仕事。
本当に気持ちよかったです。

五つ割の竹割器でスパッと。
皆さん仕事の飲み込みが早い!

十二割の竹割器でスパッと。

たいへん重い竹割器ですが、
慣れるとうまくいった時の
爽快感がたまりません。

お昼ごはんのおにぎり。
汗流した後のごはんは、
本当においしいです。

2013年5月11日

人は城

カテゴリー: 今日のできごと

今日は「木の建築学校」で
架構図実習の授業。

予てより木の建築は、
個人が担当できる仕事は
年に数棟が限界、

だとすればこのように
仲間が増えていくことが、

木の建築の広まりに
つながっていくと考えています。

ですので年を重ねるたび、
徐々に受講者が増えていっている状況が、
とてもうれしいです。

2013年5月7日

愛が伝わる小舞壁

カテゴリー: 今日のできごと

鎌倉みや邸では、
連休の間、毎日建主さんが
現場に足を運んで、
竹小舞かきを
進めてくださいました。

仕事ぶりを見て、
たくさんの愛情と
一生懸命さが
伝わってきます。

2013年5月5日

歳時記への意識

カテゴリー: 今日のできごと

今日は立夏。
大好きな夏が始まりました。

立夏といえば、
二十四節気の一つ。

一、二、三…、で示される暦は、
数えやすくて便利かもしれませんが、

こうして宇宙を意識し、
言葉で表現する暦も
大事にしたいですね。

さて、
暦の話に触れたついでに、
少し暦と私が携わる建築の話を
しようと思います。

かつて建築と暦は、
とても縁の深いものだったと
思われます。

今でも地鎮祭や契約の日は、
なるべく大安の日など、
縁起のよい日を
厳選する傾向がありますね。

しかし建築が、
とりわけ住宅が
あっという間に建ってしまう
この時代、

暦との関係は、
以前に比べて
希薄になりました。

それは工期が短くて、
そんなこと考えている余裕がない!
ということもあると思いますが、

それに加え、
今の建築に使う素材のほとんどが、
‘生命’を感じるものではなくなった、
ということも
少なからず関係していると思います。

一方で、
かつて私たちが暮らす
風土で育まれた建築は、

木や土や竹といった
‘生命’ある素材で
作られていました。

そのため、
例えば木や竹といった植物は、
秋冬の生命活動が静かな季節、

しかもできれば、
下弦の月から新月の間までという
月の暦も加味して、

生命をいただく日を決めました。

そしてこれから数十年以上続く、
新たな生き方の「慣らし運転」として、
伐ってから使うまでに
一定期間以上の時間も必要です。

また生命の源の一つである
土に目を向けてみると、

季節の変わり目である「土用」の時期に、
土を掘り起こすことは、
できるだけ避けるようにしてきました。

さらに壁に塗る土は、
凍結の恐れのある
厳寒期に塗ることは、
ご法度です。

このように、
生命をいただくにあたっては、
それを活かすのに
相応しい季節というものがあって、

それを踏まえると、
何時頃工事を始めて、
何時頃上棟したほうがよい、とか、

それほど厳密ではないにしても、
「建築の歳時記」というものが
見えてくるような気がします。

だから先人たちは、
建築という祭の儀式の日取りの吉凶を
暦の中で詳しく定めたのだと思います。

そしてこの
「歳時記」への意識。

建築だけではなく、
暮らしのどの分野においても、
四季豊かなこの日本において、

四季を楽しむ、暦を楽しむ、
四季と対話する、暦と対話する、

これが結果的に
暮らしの合理性を生み、

暮らしの中で使うエネルギーを減らすことに
つながるのではないかと考えています。

これもエネルギーカフェを通じて
学ばせていただいたことの一つです。