里山の夕暮れ
本日打ち合わせした
某所の近所の景色。
雑木林が夕暮れの光を浴びて
赤く染まるさまは、
本当に美しかったです。
そう、命を育む里山があるかぎり、
日本は美しい国。
久々にラグビーの話。
今日は今年最後の
子どもたちの練習。
今年は日曜日に仕事が入ることが多く、
出席率半分、といったところでしたが、
ラグビーを通じて
子どもたちと関わることは
何より楽しかったですし、
子どもたちに「伝える」という経験は、
建築の仕事においても
勉強になりました。
そう、なにごとも経験は、
仕事に還元されるのです。
そして靭帯を失ったヒザよ、
今年も持ちこたえてくれて
ありがとう。
今年厄年だから
とくに気を遣いましたが、
無事過ごすことができました。
来年はなるべく多く、
グランドに行きたいと思いますので、
引き続き何卒よろしくお願いします。
今日は一日、
朝から家にこもりきりで、
机に向かって仕事。
ここのところ、
現場や打ち合わせなどで
予定が立て込んでいたので、
このような日は
実に久しぶりのこと。
しかも今日のような日は
かかってくる電話も少なく、
図面や事務作業が捗ります。
そして日が暮れると、
家族揃って、また両親も我が家に来て、
クリスマスの夕げ。
近所の河野肉店の
ローストチキン。
おいしい!
河野さんは、
手広に住んでてよかった!
と思うお店の一つです。
子どもたちも協力して作った
手毬寿司。
食卓に花が咲いたようです。
そして締めは、
いちごとクリームたっぷりの
自家製ケーキ。
このように家族とともに
華やかな食卓の
楽しいひとときでした。
しかし一日家に籠った晩に、
たっぷりお肉とお寿司とケーキ。
こんな日は年に何度もないので、
今日は太ることを
楽しみたいと思います(笑)
手広た邸にて。
厨房と居間を仕切る家具の天板に、
カツラを使うことにしました。
カツラは木目が素直で
色味も落ち着いていて、
私の好きな素材の一つです。
赤味を帯びているので、
とくにスギの空間に
よくなじみます。
またカツラという木は、
樹形が端正に整っていて、
葉っぱもかわいらしく、
秋になれば紅葉して
ほのかに甘い香りが漂い、
庭木にしても楽しい木ですね。
例えば北鎌倉にある
明月院の入口にあるカツラの木は、
本当に美しいです。
そういえば、
鎌倉彫の材料になる
木でもありますね。
こうして鎌倉と縁のある木、
現在工事が進行中ですが、
完成したら、
またこの場で紹介します。
昨日の竹伐りの際、
青の美しい棹の部分を
短く伐って、
おみやげにしました。
私も数本
お持ち帰りしたのですが、
早速これに乗って、
足の裏をぐりぐりっと。
気持ちいい〜。
竹の香りも
癒してくれます。
1本足踏み用に残して、
器とか作っても、
おもしろいかな。
もうすぐ正月なので、
小さな門松にしてみても
いいですね。
そういえば「門松」には
竹を使いますけれども、
もしかして昔は、
この時期の里山整備の一環として、
竹を間引いたものを
正月飾りとして
活用したのでしょうか。
だとすればこれも、
里山と日本人の関係性、
そしてどこまでも使い尽くす
日本人の合理性を表す
作品の一つですね。
原発に関連する
記事や報告を目にするたび、
心が傷みます。
私たちが地に足付けて、
人として普通に暮らしていくことを
不可能にしてしまう原発は、
この世にあるべきではないと
強く思います。
かといって
それ以外に電気を起こす方法は、
水力であれ太陽光であれ、
たとえ環境負荷が低いと言われてても、
正直美しいとは思いません。
例えば水力発電の現場に行くと、
水環境は容赦なく遮断され、
そこから山を空を切り裂くように、
鉄塔の行列が並んでいます。
美しく電気を起こす方法は、
他に何かないものでしょうか。
もはや私たちは、
電気のない暮らしは
考えられないだけに、
その答えが見つかるまで、
もどかしい思いがします。
せめてできることとすれば、
なるべく電気に依存しない暮らしを
模索することです。
私たちが子どもの頃と比べると、
電気を使う量は
約5倍も増えています。
その分私たちは、
便利になったとは思いますけど、
5倍幸せになったのでしょうか。
事業仕分けさながら、
その点の検証が、
実は大切なのではないかと
思っています。
建主さんとともに、
飯能の岡部材木店に。
木を見ながら、
打ち合わせを行いました。
岡部さんと仕事する時は、
一度は行う「行事」です。
ここには樹種といい、形といい、
楽しい木がたくさんありますからね。
その中で、
どのような雰囲気の空間にしたいのか、
どのようにその人らしさを表現するか、
素材を見ながら
心に響く木を探すのです。
この作業は本当に楽しく、
ワクワクします。
市場に行って、
野菜や果物などに囲まれてると、
何となくワクワクする感覚と
似ています。
そう、
素材から始まる木の建築は、
料理に似ていると、
よく思います。
ところで今日は、
一本、クリのタイコを見繕いました。
ヨメに薦められて、
近くのお店「鎌あいな」で
お昼をいただきました。
一言、
誠においしゅうございました。
外食はあまりしないほうですが、
近所においしいお店ができると、
やはりうれしいですね。
なぜか安心感も、
感じてしまいます。
定食メニューが
豊富のようなので、
また来よう。
ムスコのゲンが
中学校一年生にして、
ピアノを新たに習い始めました。
あいかわらず
もしゃもしゃの髪の毛を
バンドで括って、
土曜日の昼下がり、
たどたどしい手つきで
練習をしていました。
何だかなつかしい感じのする
光景と音です。
ゲンの指先は、
細くすらっと伸びているので、
この先密かに、
どうなることかと
楽しみにしております。
ま、少なくとも、
今燃えている部活に加えて
新たな挑戦をほめてやろう。
と思ったら、
ちょうどTシャツの背中に、
「ほめられて、伸びるタイプです」
と書いておりました。
まさか、狙った?(笑)