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2011年10月13日

親の背中を見て子は育つ、を地でいく我が家

カテゴリー: 今日のできごと

我が家の一角にある
仕事部屋の頭上には、
子ども部屋のロフトの
小窓があります。

熱がこもらないように
通気用に作った
小窓なんですけどね、

仕事していると、
たまにそこから顔が出てきて
ちょっかいを出してきます。

「父さん、今の画面何?」とか、

一人だと思って
うっかり独り言などつぶやいたら、
小窓から顔がぬっと出てきて、
やいややいやと
話しかけてきます。

ヤカマシイ奴らですが、
ま、父親の仕事ぶりを見て育つのも
悪くはないでしょ。

2011年10月11日

傷は治る

カテゴリー: 今日のできごと

先月下旬、
台風が大暴れ、

海から約3km離れた我が家にも
潮が飛んできて、

我が家の庭先の緑は、
多くが枯れ、
葉を落としてしまいました。

春までこのままなのかな…、
と思っていたら、

枯葉の合間を縫って
芽吹いてきました。

私たち人間も
傷が治るように、

草花も七転び八起き、
治癒力が備わっているのですね。

倒されても倒されても、
生き物には再生する力があることを感じ、
勇気づけられました。

私たち人間社会も、
色々とだいぶ
傷つけられてしまいましたが、

あきらめては
いけないとういことですね。

2011年10月7日

鎌倉一望

カテゴリー: 今日のできごと

朝所用で、
銭洗弁財天を通り過ぎ、
源氏山の方へ。

自転車で行ったので、
銭洗弁財天前の坂道は、
さすがにつらかったです。

しかし汗にまみれ、
息も絶え絶えの私を
そこで待っていたのは、
鎌倉一望の絶景。

秋の澄んだ空が
景色をいっそう
引き立てていました。

ところで気がつけばもう
ススキが咲く季節なのですね。

2011年10月6日

天高く甍光る空

カテゴリー: 今日のできごと

今日はスカッと秋晴れ。
青空と爽やかな風が
気持ちよい日でした。

屋根に載る
達磨窯で焼いた燻し瓦も
気持ちよさそうに、
妖しい光を放っていました。

2011年10月1日

みんなが作った瓦が届いた

カテゴリー: 今日のできごと

7月中ごろ
建主さんとともに、
達磨窯で燻し瓦を焼く
群馬藤岡の五十嵐さんの工場を
訪れたのですが、

その際五十嵐さんの計らいで、
桟瓦に記念の書き込みをさせていただき、
また子どもたちを中心に、
型を使って様々な形の瓦を作る体験を
させていただきました。

その瓦が焼き上がったので、
今日五十嵐さんがこちら方面に
用事があるついでに、
直々に届けてくださいました。

そのお心遣い、
本当にありがたい限りです。

五十嵐さんの瓦を使い続けたいのは、
達磨窯で焼いてくださっている、
ということもありますが、
こうした「心」を感じるから、
ということも大きいですね。

ということで当事者の皆さま、
近々お届けにあがりますので、
よろしくお願いいたします。

やはり落ち着く

カテゴリー: 今日のできごと

今日の夕方打ち合わせのため、
ある鎌倉の古い民家を訪れました。

ウメやマツが植わる
ほどよい大きさの庭、

その庭を前にした縁側、

土間に沓脱石が佇む玄関、

ゆっくりと座り込みたくなる
畳の間、

階段のうえで
北側から微かに差し込む光が
陰を照らすさま、

日本的な要素一つ一つに、
やっぱりいいなあ、と、
つぶやいてしまいます。

先日のトークセッションで、
古川さんがおっしゃっておりましたが、
二十歳そこそこの学生に対して
和と洋どちらが好き?
という質問をすると、
意外にも(?)
6割がた「和」と答えるそうです。

やはり私たちの感性は、
その土地の気候風土から産まれたものに
惹かれるのでしょうか。

いや惹かれる、というよりは、
心が落ち着くような気がします。

空間を数字で計ることも
これから大事なことかもしれませんが、

数字では計り得ない
こうした感性も
大事にしていきたいものです。

2011年9月27日

秋の影

カテゴリー: 今日のできごと

秋のお彼岸が過ぎ、
冬に向けて日は短くなる一方。

日が短くなるにつれ、
寂しさが増す代わりに、
美しさを増す夕焼けが
私たちを慰めてくれます。

そして夕暮れの方角も、
次第に南へ寄っていくわけですが、

今日はちょうどよい具合に、
我が家のバルコニーの格子の影が
南側の外壁に伸びていました。

2011年9月25日

「伝統的住宅と環境性能」トークセッション開催

カテゴリー: 今日のできごと

今日はUIA世界大会の一環で、
伝統的住宅と環境性能と題した
トークセッションか開催されました。

ご登壇の皆さま、
有意義な議論を
ありがとうございました。

また多くの方々が
応援に駆けつけてくださり、
本当にありがたい限りです。

正直なところ、
もう少し時間をいただいて、
議論をしたかったところですが、

腹八分目も
省エネの心得の一つからね(笑)。

さて、
以前もこの場で書いたとおり、
私は「伝統」を目的化するというよりは、
「伝統」から大いに学びつつ、
現代の心地よい空間作りを
試みたいと思っています。

実際数年間実績を重ねてみて、
その方法論に
空調機器や化石燃料への
依存度が低くても
現代人として心地よく暮らせる
室内環境作りの可能性を
感じているのですが、

まだまだ感覚的なところも多く、

今回の議論を契機に、
伝統的な住宅の温熱環境に対する研究が
進むことを期待したいと思います。

とくに今私が関心があるのは、
本質的に身体にとって
「心地よい」とは何か、
という部分です。

この点について私は、
空調機器の使用を前提に、
高断熱化・高気密化により
そのエネルギー効率を高めて
365日「快適」といわれる温度を
維持するのではなく、

外気から緩やかに包まれた器の中で、
夏は暑さを楽しめるほどの暑さに、
冬は寒さを楽しめるほどの寒さに、
そのような感じとなる空間を
志向したいと思っていますし、

生きものとして、
そのほうが自然なのではないかという
問題意識を持っています。

また人間の持つ
体温調整機能を維持し、
免疫力を衰えさせないという
医学的な視点で調べてみると、
そのような器作りに
優位性を感じていたりもします。

快適性の議論を
建築の研究者だけではなく、
ぜひそういった視点も含めて、
検証を進めていきたいですね。

いずれにしても今の流れでは、
高気密・高断熱化のみの方法論で
省エネ化に向けた法制度が
約9年後に作られることになります。

それらの研究への取り組みは、
待ったなしの状況です。

やっていきましょう!

2011年9月24日

明日は有楽町で逢いましょう

カテゴリー: 今日のできごと

いよいよ明日25日は15時30分から、
UIA大会(世界建築会議)の一環で、
伝統的建築と環境性能というトークセッションが
行われます。

場所は有楽町にある
東京ビルTOKIAガレリア。

思いの丈を建設的にお話しし、
ご登壇の皆様と
有意義に議論できればと思います。

お時間ある方、
ぜひお越しください!