直した跡がデザイン
武川古民家、第3期改修工事にて。
シロアリさんに食べられた梁等を取り除き、継手で足したその形跡が、そのままデザインとなりました。
武川の古民家、第3期改修にて。
築百年を超す古い日本の家は、家の中にほとんど壁がないものですから.コンセントやスイッチ、電気設備を仕込む場所を考えてしまうのですが、今回は柱に付けることにしました。
とはいえスイッチの装置が露出していまうので、真鍮製の‘見せる’スイッチボックスとしました。
武川の古民家、
改修第3期。
今日は建具が
入りました。
玄関に防犯用の
きらくな雨戸、
その脇の
9尺4本建の窓に
網戸がなかったので、
固定の網戸。
シロアリさんに
だいぶいただかれた
縁側廻りに腰付障子。
そこにあった障子は、
アコーディオンが
あったところに移動。
既存建具と
素地の建具で
風合いの差はありますが、
いずれも、
あれ、どこ仕事したの(笑)?
と思うほど、
溶け込んでくれました。
古民家の改修では、
ガラッと印象を変える
驚きを与えることも
楽しさの一つですが、
今回のように
改修したことに
気づかないほど、
まるで最初から
そうであったように
感じていただけるように
調えることも、
楽しさの一つです。
武川の古民家、鷲の家にて。
大工が手術を続けている横では
外壁に使う板を塗装。
元々明日が雨予報、
今日は曇りのはずだったので
急きょ作業日程を
今日にしましたが、
私がたどり着く少し前から
しとしと雨が降ってきました。
しかし6尺も出ている軒のおかげで
無事作業を進めることが
できました。
軒ってすばらしい。
武川の古民家、
第3期改修工事が
始まりました。
まずはシロアリさんたちに
食べられてしまったところの
手術から。
それにしてもシロアリさんは
マツが大好きなようです。
柱をよじ登って
一目散に地面から遠いところの
マツをだいぶいただいておりました。
武川の古民家にて。
今日の午後、
少し立ち寄って
屋根の修繕。
瓦は少々のことがあっても
実に直しやすいですね。
そしてやはり、
五十嵐さんの焼いた瓦は
燻し銀の波が
本当に美しい。
しばらく屋根の上に座り込んで
屋根を眺めていました。