木建具が入り始める
岩槻の古民家改修現場にて。
外部の木建具が入り始めました。外とつながって室内の空間が一気に広がりを感じるようになりました。
鎌倉由比ガ浜ぐ邸は、高校の同級生の家の改修工事。改修に使う外壁の板塗りのため、岡部材木店に高校同級生6名が集まりました。56坪もありましたが、集まってくれた皆さんのおかげで何とかギリギリ一日で塗りきることができました。
家づくりのたびに行っているこの作業、どんなメンバーでも楽しく作業を行っていますが、同級生ともなるとまた別の楽しさがあります。35年前に戻ったような会話、また35年前の学校行事の準備の楽しさを思い出したりもしました。
きらくなたてものやの取り組みの一つは、できることはみんなで取り組む「現代版結」。コスト云々もありますが、みんなでたてものに愛を注ぎ込む大切な機会。みんなで苦労を共有したからこそ、楽しい、愛おしいと思い、「あの時あんなことしたなあ」と家づくりの記憶を深く刻むことを期待して、変わらず20年間続けていますが、その原点は高校時代にあったことを思い出しました。
またみんなでできることないかな(笑)。
改修工事が9割9分終わり、静まりかえる家の中でお渡しする準備。なんだかさみしいですけどね。名残り惜しいので、写真をたくさん撮りました。間接照明のところを写すのが難しいな。
縁側だったコンパクトな場所に、最近までラグビーしていた巨漢のムスコのための部屋を作りました。彼の身長を聞いて、彼でもギリギリ不自由なく身体を取り回せ、しっかり勉強とゲームもでき、足を伸ばして寝ることのできる寝ぐらとなりました。
こうしてヒミツキチのような空間に。はい、ヒミツキチ作るの大好きです。昔っから知っている子ということもあって、この場所作りには自ずと力が入りました(笑)。
また2層とするために天井高を上げたので、隠れていたマツの丸太が露わとなり、デザイン上のアクセントとなっています。
キッチンだった場所を、仕事部屋に改装中。
仕事する机の板は当初ヒノキの剥ぎ板を予定していたのですが、週末「魔法」がかかって立派なケヤキの一枚板となりました。現場に到着するやいなや重い重い板の運搬のお手伝い。何時頃来るのかと問い合わせがありましたが、そういうことだったのね(笑)。