神田川とは反対の向きにありますが
神田え邸にて。
コンクリートジャングルの中に
横格子が印象的な
バルコニーができあがりました。
このバルコニーとは
反対の向きにありますが、
ここで誰かがギター持ち込んで
「神田川」歌ってほしいです。
ところで今日は
ここで全身埃まみれになったので、
すぐにでも銭湯行きたいです(笑)。
神田え邸にて。
コンクリートジャングルの中に
横格子が印象的な
バルコニーができあがりました。
このバルコニーとは
反対の向きにありますが、
ここで誰かがギター持ち込んで
「神田川」歌ってほしいです。
ところで今日は
ここで全身埃まみれになったので、
すぐにでも銭湯行きたいです(笑)。
まちの子どもたちが集い、
あたたかく子どもたちを見守る施設、
‘ふかふか’にて。
今日は大工・藤間さんが刻んだ材木に
みんなで柿渋を塗りました。
いつもきらくなたてものやでは、
大工が刻んだあと、
「カキシブ隊」と称して
柿渋を塗る手を募るのですが、
今回は関わる方々が多いので、
たくさんの方がお手伝いに来てくださり、
またみんな既に仲良しなので、
和気あいあいと楽しそうにおじゃべりしながら
作業が進みました。
また半日奮闘するお母さんたちを見て、
ずっとそばで遊んでいた子どもたちも、
まねをしてお手伝いしてくれた姿が
とてもかわいかったです。
柿渋塗りは
その色味や効能だけではなく、
たてものに愛情を注ぐための
儀式としてとらえていますが、
今回も一本一本の木が
たくさんの人たちの手に掛けられて
幸せそうでした。
名前のとおり、
人と木のぬくもりあふれる
ふかふかであったかそうな
たてものになりそうです。
鎌倉よ邸にて。
居間と水廻りを仕切る建具は、
従来は折れ戸だったのですが、
今回の改修を機に、
より手軽に開け閉めできる
引き戸に作り替えました。
その建具の仕様は、
濡れた手で行き来することが多いので、
紙ではなく木で作ったものがいいだろうと、
舞良戸とすることにしました。
木で作る建具は、
材種や桟の割付などは
建具職人と相談しつつも
基本的には設計者の意図ですが、
具体的にどんな木を使うか、
つまり木配りは建具職人の
想いと感覚が強く反映されます。
そこで今回も、
建具職人新井さんが
どんな舞良戸を作ってくるか
楽しみにしていましたが、
建て込んでみて、
やはり新井さんの心にくい配慮を
感じました。
舞良戸の鏡板(横桟の奥の幅の広い板)を
よく見ていただくと、
居間から見て左側が白太がちの板、
右に行くにしたがって
赤身がちの板となっています。
この建具の左側は、
桧の壁と天板の造作が目立つ
白の強い空間、
対して右側は、
褐色に塗装された
既存の家具が座っているのですが、
新井さんはこの舞良戸が、
手前と奥だけではなく、
左と右を橋渡しする存在として
位置づけたかったのだと推測します。
直に聞いたわけではありませんが、
新井さんの木配りは、
いつもだいたいこうした意図があり、
空間を図面以上のものに
仕立ててくれます。
たてものづくりは、
とくに木のたてものは、
こうしたたくさんの職人たちの
想いや感覚を見出すことも
楽しさの一つです。
鎌倉よ邸にて。
今日は建具屋の新井さんが
内部建具の建て込みに来たので、
建具工事、いや、
今回の改修工事の目玉ともいえる
幅9尺、高さ3尺の無双障子が
納まりました。
幅約2寸の細長い和紙の帯が
閉じたり、開いたり。
柔らかく光を通しつつ、
季節や時間帯によって
視線や風を調節できるこの装置は、
実に日本的だと思います。
半開きにした状態も、
光と影が折り重なって、
なかなか面白い表情を
見せてくれました。
ところで今日建て込んだ新井さん、
この大きさでの無双障子は
初めてだったそうです。
しかし幅9尺という大きさで
作れることが分かったので、
今後も各所で積極的に
提案していきたいと思います。
神田え邸にて。
今日から左官屋の湯田さんが
作業を再開しました。
今日の作業は、
玄関の両脇の仕上げ。
湯田さんが得意とする石膏装飾に、
洗い出しで仕上げたものを
取り付けました。
看板建築として
従来にある装飾に倣って
蛇腹のデザインをこしらえ、
そして普通石膏装飾は
真っ白な仕上がりですが、
半乾きの状態で
すかさず洗い出しの仕上げを
施したようです。
あまりにも美しく作られているので、
本当に人の手で作ったものかと
目を疑いますが、
紛れもなく湯田さんの手仕事。
ここまで来ると芸術家です。
ここの看板建築は、
当時の芸術家とともに
考えたデザインとのこと。
それが湯田さんをはじめ、
大工という名の、
板金屋という名の、
タイル屋という名の、
あるいは建具屋という名の、
数々の芸術家たちによって、
約90歳の看板建築が
元気に息を吹き返そうとしています。
この白い壁の装飾から、
デザインの要素をいただきました。
鎌倉よ邸にて。
この家の洗面所は、
入口は狭く、
銅のシンクが入っている部分は広く、
奥行きが二段階になっているのですが、
しかしいざという時
狭い奥行きのほうも
広く使えるように、
天板の下に
引き出せる棚板を
作りました。
建主さんに
ご要望をいただいて
作ったのですが、
こうしたご要望が
作り手のいい刺激になります。