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2016年10月7日

生きもののような土間

カテゴリー: 神田え邸

神田え邸にて。

土間の敷瓦が、
敷き終わりました。

この瓦はいつものとおり、
藤岡の五十嵐さんが
達磨窯で焼いたものです。

一枚一枚手をかけて焼いた瓦だからこそ、
一枚一枚顔が違う瓦を

タイル職人の小澤さんが
十分に吟味して貼ってくれたことにより、

一枚一枚が生き生きとして、

またそれが集合することにより、
生きもののように
見る角度や時間によって表情が違う
息を呑むほどに奥深く美しい
土間に仕上がりました。

看板建築の
時間を重ねた立面と相まって、
味わい深い「顔」となりそうです。

今後この土間が
どのように生かされていくか、
楽しみです。

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2016年10月6日

お風呂のタイルが仕上がる

カテゴリー: 神田え邸

神田え邸にて。

浴室のタイル工事が
ほぼ仕上がりました。

床は最近の定番ともいえる
冬でも足の温かいコルクタイル、

腰壁は御影石のような風合いのタイル、

カラン台天板と
浴槽との見切りは御影石
という構成です。

小澤さんの仕事は、
いつ見てもパリッとしていますが、

いつにもまして御影石調のタイルが
格調高い雰囲気を醸し出しています。

もう少ししたらこの隣に
木の風呂桶が入る予定です。

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2016年10月4日

子ども机にヒノキは合う

カテゴリー: 鎌倉よ邸

鎌倉よ邸にて。

本棚を改造した机が
できあがりました。

元々は茶色のペンキが塗ってあった、
重厚感のある本棚でしたが、

2/3がヒノキの板に包まれて、
子ども部屋らしい、
明るい印象の机になりました。

色合いもさることながら、
使い込むほど味が出るし、

適度に硬い木なので字を書きやすく、
子どもの机向きだと思います。

しかも神奈川県産というおまけつき。
今度机の板のふるさとを訪ねてみてください。

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改造後。

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改造前。

2016年9月29日

東京にもよこしま(笑)なきらくの影

カテゴリー: 神田え邸

神田え邸にて。

今週初めのことですが、
南側に掛けていた足場が払われ、

だいぶすっきりしたおかげで、

大都会トーキョーの夜に
きらくな網戸のよこしま(笑)な影が
映えていました。

それにしても東京の夜空は、
ぼんやりと明るいです。

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仮に並べる

カテゴリー: 神田え邸

神田え邸にて。

タイル屋の小澤さんと
先日届いた、
五十嵐さんが達磨窯で焼いた敷瓦を
土間に仮に敷き並べてみました。

割り付けもいい感じになりそうで、
仕上がりが楽しみでなりません。

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今日もきっと遅くまで

カテゴリー: 神田え邸

神田え邸にて。

現在タイル屋の小澤さんが
連日現場に詰めています。

土間の下地をこしらえた後は、
ずっとお風呂に座り込んで、
タイルを貼る作業を進めています。

いつもだいたい
夜遅くまでキリのいいところまで
仕事をしていくのですが、

今日も遅くまで
いる様子でした。

それなのに、
これまで体調を崩したという話は
あまり聞いたことがありません。

極限まで自分を律する精神が
貼り上がるタイルに
反映されているのだと思います。

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2016年9月28日

いつもの建具といどむ建具

カテゴリー: 鎌倉よ邸

鎌倉よ邸にて。

今日は外部の建具が入りました。

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小屋の両脇には、
引き込みのガラス戸と、
いつもの「きらくな網戸」。

夕暮れが早く、
夜景を拝むことができましたが、

格子から漏れる影が
とても美しかったです。

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そしてたてものの正面には、
横に細長い引き違い窓。

ここから空や庭を眺めるので、
建具の存在感を小さくするために
框の見付幅を極限まで細くしようと、
建具屋さんに挑んでいただきました。

棚改造中

カテゴリー: 鎌倉よ邸

鎌倉よ邸にて。

既存の本棚を改造して
ヒノキの香る
棚たくさんの子ども用の机を
作り始めました。

このゆとりある机、
自分が仕事用に使いたいです(笑)。

しかし自分の使いたいものを作るという気持ちは、
作り手として持ち続けていたいです。

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2016年9月21日

石は削れる

カテゴリー: 神田え邸

神田え邸にて。

現場で打ち合わせしていると、
土間で石を斫る音。

タイル屋さんが
二間間口の入口に
敷き並べられている
石を削り落とし始めました。

と申しますのも、
二間の幅で約5分(約1.5㎜)
石の高さが違っていて、
微妙な坂になっていました。

その先の土間を真っ平に仕上げると、
土間の小口が坂なりに
細長い三角形に見えてしまいます。

当初は、
石を平らに敷き直すのもたいへんだし、
まあいいか、と思っていたのですが、

タイル屋さんが、
じゃあ石を平らに削って、
現状と同じように
ビシャンで仕上げれば
いいんじゃないですか、と、

これまで全く
思いつかなかった提案を
いただきました。

そうか、その手があったか。

木については、
削って調整するという発想は出てくるけど、
石も厚みがあれば、
削ろうと思えばできます。

確かに石を斫り、
仕上げ直す手間はかかりますが、

玄関の見え方としては、
より整ったものとなります。

いいたてものづくりのために
職人みんなが
知恵と汗を出し合ってくれることが
本当にうれしいです。

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木ずりがつく

カテゴリー: 鎌倉よ邸

鎌倉よ邸にて。

荒壁土が乾いたため、
外壁の仕上げに向けて、
木ずりの打ち付けが
始まりました。

木組みの部分が
身体だとすれば、

木ずりは下着のようなものです。

来週には左官屋が入って、
まず下地を作る予定です。

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