生きもののような土間
神田え邸にて。
土間の敷瓦が、
敷き終わりました。
この瓦はいつものとおり、
藤岡の五十嵐さんが
達磨窯で焼いたものです。
一枚一枚手をかけて焼いた瓦だからこそ、
一枚一枚顔が違う瓦を
タイル職人の小澤さんが
十分に吟味して貼ってくれたことにより、
一枚一枚が生き生きとして、
またそれが集合することにより、
生きもののように
見る角度や時間によって表情が違う
息を呑むほどに奥深く美しい
土間に仕上がりました。
看板建築の
時間を重ねた立面と相まって、
味わい深い「顔」となりそうです。
今後この土間が
どのように生かされていくか、
楽しみです。