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2016年8月24日

先に住んでいる方優先

カテゴリー: 鎌倉よ邸

鎌倉よ邸にて。

今回の仕事は、
豊かな庭木の合間を縫って
作っているのですが、

軒はやはり
豊かに出したい、

しかし庭木の幹が
四方八方に広がっていて、

その姿を
ほぼ維持するために、

木が当たりそうなところは、
その部分のみ
軒先をひっこめることにしました。

先に住んでいる方
優先です。

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2016年8月23日

静かにたたずむ大物お化粧中

カテゴリー: 鎌倉よ邸

鎌倉よ邸にて。

先日男三人大汗かいて
ホーロー製の浴槽を運びましたが、

その時の苦労がウソだったかのように
静かにたたずんでおります(笑)。

現在その周囲を
小澤さんがタイルで
お化粧中です。

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2016年8月10日

主張しない仕事

カテゴリー: 改修の仕事

伝統工法を応用した
小さな小さなサンルームが
できあがりました。

しっかりと居室の一部として
機能するものの、

既存の小庇の下に作ったので、

一見すると
作ったかどうか分からない、
というのがミソです。

こういう主張しない、
もしくは静かに主張する仕事も
大好きです。

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2016年8月5日

現場でみんなで

カテゴリー: 神田え邸

神田え邸にて。

今日は大工と建具屋が
現場に集まり、
玄関建具の打ち合わせ。

建築当初の約90年前は、
重厚な格子開き戸が
4本並んでいたようですが、

現在は鉄製のシャッターと
なっていました。

今回の工事では、
それをほぼ元の姿に復元する
予定なのですが、

何しろ現在1本しか残っておらず、

また当時はおそらく外開きで、
道路にはみ出して開いたであろうと思われ、

復元とはいえ、
そっくりそのまま
元の状態に戻すというよりは、

現状に即しつつ、
使い勝手も考慮しながら、
また構造補強も兼ねながら、

しかも昔からあたかも
そうであったように見せるために
改めて詳細の納まりを
考えなければならず、

かなり難易度の高い
検討課題の一つです。

それを現場で、
建主さんにご意向をいただきつつ、
職人たちと知恵を出し合いながら、
検討を進め、

私の中で納得のいく方針が
今日ようやく固まりました。

様々な難題を
現場でみんなで力を合わせて
どう乗り越えるか、

それができたときの達成感も、
改修工事の面白さの一つです。

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2016年7月23日

神田の‘きらくな’外観

カテゴリー: 神田え邸

神田え邸にて。

外壁の板張りが
ほぼ完了し、

大都会東京のど真ん中でも、
‘きらくな’外観(笑)が
現れました。

2016年7月7日

しばらくこのままでいて

カテゴリー: 神田え邸

神田え邸にて。

現場の屋上に昇ると、
何だかいつもより見通しがきくな、
と思っていたら、

目の前のビルの解体が
すっかり進んでおりました。

おかげで
一時的にではありますが、
光と風の入る場所となりました。

やっぱり気持ちいいい。

しばらくこのままに
しておいてほしいです(笑)。

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2016年7月1日

居間が中心

カテゴリー: 鎌倉台て邸

鎌倉台て邸にて。

階段から居間を
見下ろしたところ。

この家は、
全て居間を中心に、
要素がつながっている様子が
よく分かると思います。

この階段から、
子どもたちが大人の様子を
楽しみながら見下ろすさまが
目に浮かびます。

格子きょうだい

カテゴリー: 鎌倉台て邸

鎌倉台て邸にて。

この家の最大の課題は、
家の中に如何に光と風を入れるか、でした。

いつも光と風は、
意識して設計していますが、

とくにこの家は、
改修する前までは

増築した小屋が
影になっていたこともあり、

また目の前の土手が
竹でぼうぼうに覆われていたこともあり、

家の中の1階は、
昼間でも照明がないと、
ちょっとつらい状態でした。

増築した小屋を撤去し、
建主さんが自らの手で
土手の竹を伐ったかいあって、
だいぶ光の環境は改善しましたが、

それでも家の奥まで
光と風を入れようと、

9尺の間の玄関に、
光の入る格子の開き戸と、

防犯しながら夜風を通せる
きらくな網戸を添えた
一本引き戸を仕込みました。

その結果、
二つの異なる格子が
きょうだいのように
隣り合わせとなり、

玄関が表情豊かな
印象となりました。

家の中の灯が漏れる夜景も、
いい感じです。

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木の箱が両側に並ぶ

カテゴリー: 鎌倉台て邸

鎌倉台て邸にて。

キッチンの全貌が
最後の最後で明らかになりました。

この家のキッチンは、
幅が9尺しかない、
限られた場所に作る必要があり、

しかもそこから
家全体を見渡せるようにしたかったので、

シンクとコンロの部分を
平行して分ける、

いわゆる2WAYのキッチンとしました。

そうすると、
食器などを置ける場所が
キッチン内に取れなくなるので、

シンクの上に食器を置ける
吊戸棚を取り付けました。

なおこの吊り戸棚は、
押して開く仕組みなので、

大きな地震の時も
安心です。

それにしてもやはり、
木の箱のキッチンはいいなあ。

ずっとここに
立っていたくなります。

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真壁挿入

カテゴリー: 鎌倉台て邸

鎌倉台て邸にて。

玄関から見た居間の様子。

元々が在来工法の作りだったため、
基本は大壁の家ですが、

壁の角に真壁の土壁を
挿入してみました。

それだけでもこの家の印象は、
より温かさを感じるものと
なったと思います。