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2016年6月30日

終わり始まる

カテゴリー: 鎌倉台て邸

鎌倉台て邸にて。

一年の折り返し、かつ、
私と担当した大工が誕生日の今日、

物語が一つ、
終わりを迎えてしまいました。

帰り際、
普段口数の少ないご主人から
改まってお礼とねぎらいの言葉を
かけていただいた時は、

照れながらも
ちょっとホロリと
来てしまいました。

子どもたちよ、

お父さんとお母さんは、
とてもいい仕事をしました。

ここでぜひ伸び伸びと
育ってください。

2016年6月22日

真鍮はなじむ

カテゴリー: 鎌倉台て邸

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鎌倉台て邸にて。

玄関建具の金物は、
真鍮製のものです。

最初は黄金色に輝いていますが、

そのうち家族をはじめ、
たくさんの人たちが
何回も何回も触れることによって、
いい感じで経年変化します。

最初の輝きも、
いずれややってくる経変変化も、
銅由来の金属は、
木と本当になじむと思います。

そして金属としては柔らかいので、
気のせいか手になじむ感覚も
あるような気がします。

2016年6月21日

井桁格子の玄関

カテゴリー: 鎌倉台て邸

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鎌倉台て邸にて。

今朝からざーざーと
雨の降る日でしたが、
無事木建具が入りました。

この家の玄関は、
細かめの井桁格子。

この家は感覚的に、
井桁が合う、と思ったのでした。

この家は、
玄関入ってすぐに居間なので、
正方形の四辺からの
木の輻射熱による保温も
期待しています。

2016年6月17日

畳の下に敷かれたタイムカプセル

カテゴリー: 鎌倉台て邸

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鎌倉台て邸にて。

今朝畳屋さんが来て、

古いほうの家屋の
二間続きの和室に敷いてある畳を
新しい畳に替えるために
古い畳を
引き取っていきました。

すると、
古い畳の下に新聞紙が敷かれていて、
紙面を読んでみると、
片方の和室は昭和48年、
もう一つの和室は昭和38年の新聞でした。

時間がなかったので、
さーっとしか目を通しませんでしたが、
時間があれば面白そうだったので
じっくりと読みふけりたかったです。

床下から上がる隙間風を防ぐために
畳の下にはよく新聞紙が敷かれていますが、

もう一つ、
エンジンオイルを入れ替える
時期を記録するかのように、
畳を入れ替えた年の記録を後世に伝え、
またその年の思い出も伝える、

タイムカプセルのような
役割を果たしてくれます。

2016年6月15日

緑たちは大丈夫なのかなあ

カテゴリー: 神田え邸


神田え邸にて。

約10日前に塗った土が、
ほぼほぼ乾きました。

いつもこの時期は湿度が高くて、
冬場よりも乾きが遅い印象があるのですが、
例年よりも
とても早いような気がします。

それだけ今年は
空梅雨ということなのでしょうか。

そう書いていたところで、
ラジオからダムの貯水量が
とても少なくなっているという
ニュースが流れていました。

緑たちは、
大丈夫なのかなあ。

2016年6月13日

壁の仕上げが始まる

カテゴリー: 鎌倉台て邸

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鎌倉台て邸にて。

壁の仕上げ工事が
始まりました。

一部を自分たちで塗る
左官仕上げになる予定です。

現在は下地処理の段階です。

2016年6月6日

あしあとの出発点

カテゴリー: 鎌倉台て邸

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鎌倉台て邸にて。

手形をつけた
同じ壁の足元には、

家族のあしあとが
土に刻まれました。

この時私は立ち会えませんでしたが、
壁に足を向けてあしあとをつける姿は、
きっとほほえましかったことと思います。

そしてこのあしあとが出発点となって、
家族の物語と子どもの成長のあしあとが
この家に刻まれていくのだと思います。

これからどんなあしあとが続くか、
楽しみにしています。

2016年6月3日

神田の観光名所化計画、明日には土に埋もれる(笑)

カテゴリー: 神田え邸

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神田え邸にて。

竹小舞ができあがりました。

さっそく次の日土を塗る予定なので、

早くも今日で見納めです。

とっても夜景が美しかったので、

このまま塗らないで、

神田の観光名所にしたいです(笑)。

夜9時頃できあがりましたが、

その後建主さんたちと

完成を祝って話が盛り上がってしまい、

今日も現場を出たのは

午前様でした(笑)。

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2016年6月2日

いつの間にか日付が

カテゴリー: 神田え邸

神田え邸にて。

今日は大工や他の職方と

打ち合わせを兼ねて、

朝から竹小舞かき隊。

夜は静まり返った神田のまちで

建主さんと二人きりで

黙々と作業に没頭。

そしたらいつの間にか、

日付が変わりそうな時間に

なってしまいました。

竹小舞のゴールはもう間近。

やはし少しさみしいです。

建主さんも、

同じようなことを

おっしゃっておりました。

こうなったら竹小舞をかくために、

既存の壁をぶっこわしますか(笑)。

2016年6月1日

硝子の花咲く土間

カテゴリー: 鎌倉台て邸


鎌倉台て邸にて。

建主さんご家族たちの手で

洗い出し仕上げの土間に埋め込まれた

数々の欠片たち。

海で拾った硝子の欠片だったり、

そのへんに落ちていた

茶碗の欠片だったり、

そのへんに落ちていたものも、

人の手が加わると、

芸術になりえるのです。

硝子の花が咲いたりして、

実に愛らしい、

楽しい土間となりました。