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2015年12月21日

基礎終わる

カテゴリー: 鎌倉稲村お邸

鎌倉稲村お邸にて。

お風呂部分の基礎工事が
ほぼ終わりました。

材料を運んだり、
限られた場所での作業だったり、
工事はがかなり
たいへんではありましたが、

これで長持ちするお風呂が
作れそうです。

コンクリートが固まれば、
これに絡む大工工事が一気に進み、
劇的に現場の様子は変化していきます。

コンクリートが
静かに固まるのを待つ横では、

大工が部屋の内装工事を
進めています。

今回は、
いわゆる「在来工法」で
屋根の仕上げがカラーベストの家の改修なので、
野地板に沿ってしっかりと断熱材を入れ直しました。

2015年12月18日

生きもののような金属

カテゴリー: 改修の仕事

戸塚の古民家改修現場にて。

先週初め、
破風板鼻隠しに巻いた銅版。

最初は
これでもかと言わんばかりの
輝きを発して、
とても目立っていましたが、

早くも色が落ち着いてきました。

そして昨日、
南面縁側の敷居に
銅版が巻かれました。

これもすぐ色がなじんで、
木と相性のよい色合いに
なることと思います。

銅は金属なのに、
生きもののような感じがするから、
好きというのもあります。

2015年12月15日

現場の柔と剛

カテゴリー: 鎌倉稲村お邸

鎌倉稲村お邸にて。

寝室となる部屋に
柔らかなサワラの板が
張られ始めました。

色も肌触りも
実に柔らかい板です。

一方でたてものの角では、
今日からお風呂を作るための
基礎工事が始まりました。

削岩機で
既存の基礎のハツリから開始。

すぐ近くの人の
言葉が届かないほどの
すごい音です。

2015年12月10日

縁側着手

カテゴリー: 改修の仕事


戸塚の古民家改修現場にて。

南側縁側部分を
解体し始めてから約3ヵ月。

ようやく
大きな大きな開口部の枠が
できあがりました。

これまでずっと、
ブルーシートで養生していたので、
縁側が別世界の
気持ちよい場所になりました。

年内には、
木建具が入る予定です。

2015年12月9日

中庭でカキシブ隊

カテゴリー: 鎌倉稲村お邸


鎌倉稲村お邸にて。

今日は現場の中庭で
建主さんの家族と
外壁に使う板に
柿渋コートを塗りました。

25坪、125枚。

以前だったら
恐らく一日仕事でしたが、
最近使っているコテ刷毛のおかげで
10時から始めて14時過ぎには
終わることができました。

建主さんが15時半から
ラジオに出るっていうので、
遅れるわけにもいかず、
ほとんど私語もせず、
むっちゃがんばりました(笑)。

それにしてもよいお天気。
12月だけど底冷えするわけでもなく、
外で作業するには、
最高の日でした。

2015年12月7日

てかてかの鼻隠し

カテゴリー: 改修の仕事


戸塚の改修現場にて。

破風と鼻隠し、
いわば屋根の縁取りを
銅で巻くことにしました。

最初は景色を映すほど
てかてかに輝いていますが、

1ヵ月もすれば落ち着いて
木と土佐漆喰となじむ色に
なってくれることと思います。

2015年12月4日

新たな仲間に贈る言葉

カテゴリー: 鎌倉稲村お邸


鎌倉稲村お邸にて。

昨日雨だったので、
これまで進めていた
外廻りの仕事ではなく、

床の下地を
進めていました。

さて今日は、
私たちと出会ってから間もない職方が
室内の作業に入る日だったのですが、

きらくなたてものやの現場は、
掃除が行き届いていてきれいだね、
とありがたい言葉をいただきました。

お世辞も入っていると思いますが、
しかしきっとこの感想は、
オレたちもきれいに
していかなければならない、と
少なからず影響を
与えていることと思います。

新たな仲間に
贈る言葉としても
日々の掃除は大事。

2015年12月2日

風景で大事なのは

カテゴリー: 改修の仕事


鎌倉小町の改修現場にて。

外構工事が大詰め。

緑が入り始めたのですが、
途端にあたりが
豊かな印象となりました。

風景で何よりも大事なのは、緑。

風致地区では、
緑化が義務付けられていますが、
よい政策だと思います。

2015年12月1日

静かに楽しい天井

カテゴリー: 改修の仕事


戸塚の古民家改修現場にて。

室内の天井板が
張り終わりました。

新築では天井板を張ることは
めったにありませんが、

柔らかい表情のサワラの板を
全面に張る天井も
好きだったりします。

また今回、
骨組みの都合もあって
天井の構成が
かなり複雑となりましたが、

変化が生じて、
静かに楽しい
空間になりそうです。

2015年11月30日

骨があらわに

カテゴリー: 鎌倉台て邸


鎌倉台て邸にて。

解体工事が終わり、
元増築部分が
骨だけの状態になりました。

当時の図面が
残っていなかったので
解体前には詳しく知ることが
できませんでしたが、

割と数多く耐力要素が入っているし、
概ね骨組みの状態はいいし、
安心しました。

ところでこの家は
断熱材が入っていませんでしたので、
在来工法で断熱材がなければ、
さぞ寒かっただろうとは思います。

そのかわり、
当時建てた家に多い
壁内結露が生じている形跡がなく、
それも骨組みが健全だった
理由の一つだったと思います。

暑さ寒さを考えると
こういう造りの場合は
断熱材を入れないわけには
いきませんが、

入れる場合は
壁内結露が極力生じないように
施工することが
やはり大事なことのようです。