ブログ
2015年12月7日

てかてかの鼻隠し

カテゴリー: 改修の仕事


戸塚の改修現場にて。

破風と鼻隠し、
いわば屋根の縁取りを
銅で巻くことにしました。

最初は景色を映すほど
てかてかに輝いていますが、

1ヵ月もすれば落ち着いて
木と土佐漆喰となじむ色に
なってくれることと思います。

2015年12月4日

新たな仲間に贈る言葉

カテゴリー: 鎌倉稲村お邸


鎌倉稲村お邸にて。

昨日雨だったので、
これまで進めていた
外廻りの仕事ではなく、

床の下地を
進めていました。

さて今日は、
私たちと出会ってから間もない職方が
室内の作業に入る日だったのですが、

きらくなたてものやの現場は、
掃除が行き届いていてきれいだね、
とありがたい言葉をいただきました。

お世辞も入っていると思いますが、
しかしきっとこの感想は、
オレたちもきれいに
していかなければならない、と
少なからず影響を
与えていることと思います。

新たな仲間に
贈る言葉としても
日々の掃除は大事。

2015年12月2日

風景で大事なのは

カテゴリー: 改修の仕事


鎌倉小町の改修現場にて。

外構工事が大詰め。

緑が入り始めたのですが、
途端にあたりが
豊かな印象となりました。

風景で何よりも大事なのは、緑。

風致地区では、
緑化が義務付けられていますが、
よい政策だと思います。

2015年12月1日

静かに楽しい天井

カテゴリー: 改修の仕事


戸塚の古民家改修現場にて。

室内の天井板が
張り終わりました。

新築では天井板を張ることは
めったにありませんが、

柔らかい表情のサワラの板を
全面に張る天井も
好きだったりします。

また今回、
骨組みの都合もあって
天井の構成が
かなり複雑となりましたが、

変化が生じて、
静かに楽しい
空間になりそうです。

2015年11月30日

骨があらわに

カテゴリー: 鎌倉台て邸


鎌倉台て邸にて。

解体工事が終わり、
元増築部分が
骨だけの状態になりました。

当時の図面が
残っていなかったので
解体前には詳しく知ることが
できませんでしたが、

割と数多く耐力要素が入っているし、
概ね骨組みの状態はいいし、
安心しました。

ところでこの家は
断熱材が入っていませんでしたので、
在来工法で断熱材がなければ、
さぞ寒かっただろうとは思います。

そのかわり、
当時建てた家に多い
壁内結露が生じている形跡がなく、
それも骨組みが健全だった
理由の一つだったと思います。

暑さ寒さを考えると
こういう造りの場合は
断熱材を入れないわけには
いきませんが、

入れる場合は
壁内結露が極力生じないように
施工することが
やはり大事なことのようです。

現場で森林浴?

カテゴリー: 鎌倉稲村お邸


鎌倉稲村お邸にて。

現在骨組みの状態で、
構造補強の準備を進めています。

ここはいわば「在来工法」で、
基本的に柱や梁が
石膏ボードで見えなくなるので、

1mの高さまで
防腐・防蟻措置として
天然由来のヒバ油を塗りました。

おかげで現場へ入ると、
森林浴の気分です(笑)。

2015年11月25日

改修の仕事は未来を見れる

カテゴリー: 鎌倉稲村お邸


鎌倉稲村お邸にて。

解体工事が終わり、
昨日から現場には
大工が乗り込み、
諸々の木工事の
準備を始めています。

この家は築30年以上
経っていますが、

これまでの改修の仕事の経験上、
こういう家はよく水廻り、

とくに浴室周辺の
傷みが激しかったり
するものですが、

フタを空けてみれば、
ほぼ無傷の状態。

浴室のために背を高くした
コンクリートの基礎のおかげだと思います。

浴室を造作で作る場合、
やはり高基礎を作ったほうがよいという
証明になりました。

改修の仕事は、
未来の私たちの姿を
垣間見ることができるので、
勉強になることが多いです。

2015年11月24日

何の因果か

カテゴリー: 鎌倉台て邸


昨日まで高知で行われた木の家ネットの総会で
牧野植物園と牧野富太郎記念館を見学しましたが、

孤を描いた空間が
自ずと先に足を運びたい
気持ちを高め、

またダイナミックなのに
その曲線のおかげか
環境に溶け込む感じがして、
さすが見事な空間でした。

そしてその翌日、
何の因果か
その設計者のご自宅の真横で
古民家改修工事が
本格的に始まりました。

ご本人がいらっしゃれば
「行ってきましたよー」と
声を掛けたかったです(笑)。

工事はまず
解体工事から。

今週末にはこの家の半分近くが
骨だけの状態になる予定です。

2015年11月16日

晩秋の晴れわたる空の日に

カテゴリー: 鎌倉稲村お邸


晩秋の晴れわたる空の日、

今日から
鎌倉の稲村ガ崎の丘の上にて、
改修工事が始まりました。

今回は海辺のまちに似合う
豊かな中庭のある
‘オシャレ’な家とのご縁です。

数ヵ月の間に
更に心地よい空間に
仕立てていこうと思います。

2015年11月12日

晩秋の空気はからりとしている

カテゴリー: 改修の仕事


戸塚の古民家改修現場にて。

晩秋のからりとした空気のおかげで、
割と早く、
すっかり壁の土が乾きました。

京都の土、
という感じの色です。

土が乾いたので、
本格的に大工が仕事を
再開しました。