てかてかの鼻隠し
戸塚の改修現場にて。
破風と鼻隠し、
いわば屋根の縁取りを
銅で巻くことにしました。
最初は景色を映すほど
てかてかに輝いていますが、
1ヵ月もすれば落ち着いて
木と土佐漆喰となじむ色に
なってくれることと思います。
鎌倉稲村お邸にて。
昨日雨だったので、
これまで進めていた
外廻りの仕事ではなく、
床の下地を
進めていました。
さて今日は、
私たちと出会ってから間もない職方が
室内の作業に入る日だったのですが、
きらくなたてものやの現場は、
掃除が行き届いていてきれいだね、
とありがたい言葉をいただきました。
お世辞も入っていると思いますが、
しかしきっとこの感想は、
オレたちもきれいに
していかなければならない、と
少なからず影響を
与えていることと思います。
新たな仲間に
贈る言葉としても
日々の掃除は大事。
鎌倉台て邸にて。
解体工事が終わり、
元増築部分が
骨だけの状態になりました。
当時の図面が
残っていなかったので
解体前には詳しく知ることが
できませんでしたが、
割と数多く耐力要素が入っているし、
概ね骨組みの状態はいいし、
安心しました。
ところでこの家は
断熱材が入っていませんでしたので、
在来工法で断熱材がなければ、
さぞ寒かっただろうとは思います。
そのかわり、
当時建てた家に多い
壁内結露が生じている形跡がなく、
それも骨組みが健全だった
理由の一つだったと思います。
暑さ寒さを考えると
こういう造りの場合は
断熱材を入れないわけには
いきませんが、
入れる場合は
壁内結露が極力生じないように
施工することが
やはり大事なことのようです。
鎌倉稲村お邸にて。
解体工事が終わり、
昨日から現場には
大工が乗り込み、
諸々の木工事の
準備を始めています。
この家は築30年以上
経っていますが、
これまでの改修の仕事の経験上、
こういう家はよく水廻り、
とくに浴室周辺の
傷みが激しかったり
するものですが、
フタを空けてみれば、
ほぼ無傷の状態。
浴室のために背を高くした
コンクリートの基礎のおかげだと思います。
浴室を造作で作る場合、
やはり高基礎を作ったほうがよいという
証明になりました。
改修の仕事は、
未来の私たちの姿を
垣間見ることができるので、
勉強になることが多いです。
晩秋の晴れわたる空の日、
今日から
鎌倉の稲村ガ崎の丘の上にて、
改修工事が始まりました。
今回は海辺のまちに似合う
豊かな中庭のある
‘オシャレ’な家とのご縁です。
数ヵ月の間に
更に心地よい空間に
仕立てていこうと思います。
戸塚の古民家改修現場にて。
晩秋のからりとした空気のおかげで、
割と早く、
すっかり壁の土が乾きました。
京都の土、
という感じの色です。
土が乾いたので、
本格的に大工が仕事を
再開しました。