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2015年11月12日

みかんいろの景色

カテゴリー: 鎌倉台て邸


あたたかな色の象徴、
だいだい色のみかんに
囲まれた竹伐り隊は、

家族の愛が詰まった
光景に溢れていました。

2015年11月11日

秋の新月、竹取から始まる物語

カテゴリー: 鎌倉台て邸


明日は新月。

秋冬の新月近くといえば、
きらくなたてものやは竹伐り隊。

建主さんと、
間もなく鎌倉の台で始まる
古民家改修の仕事で使う竹を
採りに行きました。

場所は昨年からご縁をいただいている
小田原のみかん農家のあきさわ園

竹林で気持ちよく
汗を流すだけではなく、

休憩時間等に
みかんなどのフルーツを
楽しむことができます。

いや、
汗を流した後だからこそ、
酸味の効いたみかんが
さらにおいしく感じます。

さて今日のノルマは、
割竹の状態で7束350本。

平日ということもあり、
建主さんご家族のほか、
お手伝いがお一人という
少人数ではありましたが、

夕暮れまでに、
なんとノルマの1.5倍、
500本以上の割竹を
作ることができました。

効率重視で
作業を進めたということもありますが、

作業の合間にいただく
おいしいおいしいみかんの力も
大きかったと思います。

また竹伐り隊
気持ちいいと感じる理由の一つのは、
作業前は鬱蒼としていた竹林が
作業が終わる時には
光と風の入る場所になること。

この身体全てが喜ぶおいしさと
達成感を味わいに、
とくに使うあてはないけど、
来月の新月も
竹伐り隊結成しようかな(笑)。

このように
鈴なりのみかんの木々に囲まれての作業。

「商品」なのでご法度ですが、
もぎって食べたい衝動にかられます(笑)。

竹を伐り出す様子。

昨年始めてここに来た時は、
竹林に足を踏み入れるだけで
精一杯でしたが、

今年はだいぶ
入りやすくなりました。

おいしい空気とみかんのおかげで
着々と竹が集まってきます。

今日のお昼ごはん。

建主さんにおいしいおにぎりとおかずを
振舞っていただきました。

これも幸せな要素の一つ。

お昼ごはんの食後は、
秋沢さんのキウイ。

これまで食べたキウイの中で、
私はここのが一番おいしい!
と思います。

2015年11月4日

晩秋は乾きが早い

カテゴリー: 改修の仕事


戸塚の古民家改修現場にて。

少し前に塗り終えた土壁が
早くも乾き始めていました。

晩秋は空気が乾いているのと、
日差しがあたたかいので、

乾くのが早い印象があります。

2015年10月29日

久しぶりに職人の手で竹小舞

カテゴリー: 改修の仕事


戸塚の古民家改修現場にて。

骨組みの修復がととのい、
昨日から左官職人たちが
竹小舞開始。

改修の仕事だろうが、

いやこうした古い家の改修だからこそ、
土で壁を作ることを提案。

それにしても
竹小舞を職人たちに任せ、
落ち着いて竹小舞の現場に
たたずむことができるのは
いったいいつ以来でしょうか(笑)。

早いもので今日にも
竹小舞かきは完了し、

明日から土を
塗り始める予定です。

2015年10月19日

土も塩焼き

カテゴリー: 鎌倉大町み邸


久しぶりの鎌倉大町み邸。

朝日のあたる屋根の上に昇ると、
今日の空は本当に気持ちがよかったです。

さて今日の目的は、
屋根屋さんと屋根の点検。

屋根屋さんがおっしゃるには、

築60年経って、
恐らくほとんど
手入れしていないだろうけど、
当初の施工がよく、

また瓦の状態も
とてもよいとのこと。

瓦は、
今となっては珍しい
赤い塩焼き瓦。

昔の土管を作る製法と
ほぼ同じですが、

耐久性を高めるために
理に適っていることがよく分かる
お手本のような屋根でした。

それにしても、
食べ物だけではなく、
土も塩焼きにしてやろうという
先人の発想に感服してしまいます。

2015年8月8日

木箱の中で水を流す

カテゴリー: 鎌倉長谷ゆ邸


鎌倉長谷ゆ邸にて。

お手洗いの空間が
できあがりました。

杉板の木箱に囲まれた
水廻りです。

これにてようやく鎌倉長谷ゆ邸、改め
「ゆりいか」ができあがりました。

立春の日に着手し、
立秋の日に完成、
そしてその間夏至の日に
建主さんが入籍するという、
何かと暦にご縁のある物語でした。

また、
自分の出生の地でもある長谷に
通い詰めることができたのは、
私自身幸せなことでした。

だからこの物語に時間をかけて
しまったのであろうか(笑)。

終わりを迎えるのは
さみしいかぎりですが、

何かと催しなどで
使わせていただく所存です。

2015年7月23日

太陽を感じる壁

カテゴリー: 鎌倉長谷ゆ邸


鎌倉長谷ゆ邸にて。

壁の裏側に
少しでも光を、と思って
土壁に穿った丸い穴。

この部屋の窓は
東を向いていて、
訪れたのは午後なので
太陽は正面にないはずなのですが、

窓から入る、昼間の光の影が
くっきりと映し出されていました。

形が丸いので、
太陽を連想させます。

確かにこの下の
収納戸の向こうには、
太陽光で生まれる電気を貯める
装置が鎮座してます。

2015年7月22日

昼寝を誘う建具

カテゴリー: 鎌倉長谷ゆ邸


鎌倉長谷ゆ邸にて。

連日の建具投稿。

縁側に、
きらくな網戸が
6本並びました。

簾のような見た目と、
ここから入る風が
何とも涼しく、

この心地よさに誘われて、
ここで昼寝したかったです。

仕事に疲れたら、
こっそりここ来ようかな(笑)。

2015年6月17日

最後の欠片

カテゴリー: 鎌倉長谷ゆ邸


鎌倉長谷ゆ邸にて。

部屋の中の最後の欠片、
柱の角のタイル張りが
進められていました。

施工面積が小さいので
基本のタイルは決めて、
あとの味付けは、
タイル職人小沢さんの
提案に委ねることに。

するとかわいらしい
様々な焼物が登場。

機能的にも、
小物を置いたり掛けたり、
楽しそうです。

設計図通りじゃない、

それを超えて、
ここに関わる
みんなの提案を持ち寄る。

これも時に
きらくなたてものやの
方法論の一つです。

2015年6月11日

すりこむ

カテゴリー: 鎌倉長谷ゆ邸


鎌倉長谷ゆ邸にて。

夕方、タイルの打ち合わせがてら、
建主さんと一緒に
杉の床板に蜜蝋ワックスを
塗りました。

作業が終わって、
写真撮りましたが、
よく分かりませんね(笑)。

ま、でも、
見た目はそれほど変わらなくても
蜜蝋ワックスがけは、
柿渋塗りと同様、
床板にワックスだけではなく、
色々な想いを擦り込む作業。

また、
こうして一緒に単純作業をしている時の
たわいもない会話が、
とても楽しかったりするので、

笑い声とともに、
いい「氣」が擦り込まれたような気がします。